備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠)

タグ:とりぱん

テレビで「戻り梅雨」とか言っていましたが、久々の雨です。しかし 台風も進路が定まらないとかで・・・ 自然に対して人間がどうこう出来るわけではありませんが、大きな災害に繋がるようなことはもうありませんように。




さてさて、今日は週刊モーニングの発売日。『とりぱん』と『クッキングパパ』にきゅうりの話がありました。



『とりぱん』は昔きゅうりのみそ汁の話。作者の母親がよく作ってくれたそうです。今よく見るきゅうりではなくて、灰色に薄い緑のシマ模様。皮が厚くて堅い、水分が少ない、もともとは漬け物用、というもの。母上は美味しくて好きだから作っていたのではなく、余っていたから( ̄ヘ ̄)「昔のものがなんでもウマいと思うなよ」に笑ってしまいました。昔きゅうりのレシピ、検索したらいろいろありました。


『クッキングパパ』はピムスカクテル。きゅうりの入ったカクテルって・・・と思いますが、昔イギリスではきゅうりは高級品で貴族やお金持ちしか食べられなかったそう。日本deのバナナみたいな感じか?(笑)


夏のきゅうりは味噌をつけて食べるもの!を実践していた田舎の子だったらワタクシ、先日読んだ『よりみち酒場 灯火亭』(石川渓月)に「もろきゅう」が出てきました。


・・・何これ。美味しい。味噌の中にカリカリに炒めたひき肉がたっぷり入っている。そして微かだがはっきりと存在を主張するニンニクの香り。冷たいきゅうりの爽やかさに、がっつりの肉味噌。たまらない。・・・



灯火亭の夏の人気メニュー、肉味噌きゅうりだそうな。なんだ、居酒屋定番のもろきゅうかと思っていた人物はもうトリコでございます! 他にも美味しいものが出てきて、やっぱり酒を呑めないのはつまらない人生ではないかと・・・。連作短編集なんですが、最初に「黒糖焼酎のお湯割り」と豚の角煮が出てきて、ああ、こういうお酒を頼んでおまかせでいろんなものを食べてみたい~!



話の内容は予定調和的なもので、店主のキャラ設定はどうなのよ?と思わなくもないですが、ちょっとホッコリしたい時にはいいのではないかと。




いつもコメントありがとうございます。蘭月便りNo.12のお返事、もうしばらくお待ち下さいませ。

週刊モーニングで連載中の『とりぱん』第570羽に、こうじ屋さんの話がありました。工事じゃなくて麹です~がっくら漬け(荒割り大根のこうじ漬け)を造ったそうで・・・昔は小さかった町でもひとつは「こうじ屋」があったらしいです。


………
こうじ屋の糀が「母」それぞれの家の乳酸菌が「父」「兄弟」たちが町内をぐるぐる回り回って(ウチの漬け物食べてとかお味噌かして、とか)「ご町内共通腸内ネットワーク」ができあがっていたのではないかと。


「土地の味って菌の質かもしれないな 水が変わって腹こわすってたぶんそれ・・・」
……


欄外に「腹から同胞」とあったのでタイトルに使わせていただきました‼


腸内環境って大事ですよね~昨日『うんこしりとりのうた』なんてモノを見たのですが(絵本がある。朗読動画もあります)子どもが絶対食いつく展開ですわ。皆さまもぜひ検索してご覧ください~ウンがつくかも⁉


『おならしりとり』という絵本もあるようですが、ウチの子どもたちは読んで聞かせるような年ではないのが残念~! 孫はいないし(笑)


平山夢明さんの『どたんばたん』に「千載一遇」というのがあり、雷さまのホニャララ、貴重な「ライフン」が降って(?)きたのに処分してしまい、大儲けのチャンスを逃したという、うひゃー!という話でしたが、これを思い出しました。

追記∶https://www.pixiv.net/artworks/104625016



本日は長男の誕生日です。「オレさまの生誕祭になんだ、このネタは(#`皿´)」と怒られる心配はありません~私がブログをやっているなんて知らないはずだから~! 私が空のお城の住人になってからのお楽しみにしてもらいですわ、家族には(@^^)/~~~


『ことり屋おけい探鳥双紙(たんちょうそうし)』(梶よう子)を読み終わりました。 凍雲便りNo.14:ことりに書いた小川洋子さんの小説が素晴らしかったのを思い出し、鳥物語にフラフラとひかれて買ってしまいました。


幻の青いサギを追って行方知れずになった夫・羽吉(はねきち)を待ちながら、小鳥を商う店「ことり屋」を切り盛りする女主人おけい。店に持ち込まれる事件の謎解きは特に目新しくはないし(申し訳ない)羽吉の行方も「ああやっぱりね……」なんですが、シリーズ化を考えての終わり方だったようです。


以前、加藤元さんの『四月一日亭ものがたり』という、銀座の裏通りにある西洋料理店の話を読んだことがありますが(大正末期のレトロな雰囲気がよかった)なぜ“四月一日”を“わたぬき”と読むのかは書いてなかったんですよ、たしか……その謎は第二羽(笑)の一文で解けました!


《まもなく四月だ。とくに四月朔日(ついたち)は綿抜きといって、この日を境に綿入れから袷(あわせ)に切り替わる。厚ぼったいものから、軽やかな衣装になって初夏を迎える。》


鷹がいないので小鳥が安心して遊べるから“小鳥遊(たかなし)”とか、難読名字の由来は面白いですわ。



玉詰まりだとパチンコ台をバンバン叩くオッサンを思い浮かべますが(偏見かしら?)鳥には「卵詰まり」という、体の中で作られた卵をうまく排出できずに詰まってしまう症状があるそうです。インコの他にもメスの鳥類ではよく見られる病気。一羽だけでも、成熟したメスの鳥なら卵を産むというのは聞いたことがありますが、詰まるとは……!


鳥類はフンも卵も同じところから排出するため、卵が詰まるとフンが出せなくなり、体内に蓄積してしまい、命を落とす危険が……おかしいぞ?と感じたら、すぐ病院に連れていって下さい。



そして『南総里見八犬伝』でおなじみの馬琴さんが相談役のような立場で登場。彼は鳥が大好きだったそうな。『大江戸飼い鳥草紙』(細川博昭著)とかに詳しく書いてあるようです。気分転換につがいの「ウソ」を買い求めたのをきっかけに「癒される~♪」と鳥のトリコになったようです……(゜゜;)\(--;)


数年後にはウソのほか、メジロ、キクイタダキ、ヨシキリ、サンコウチョウ、カナリア、ホトトギス、カッコウ、それにコガモ、オシドリ、バン、シギなどの水鳥も飼っていたそうです。特にハトは大好き!だったようで、「連雀鳩」という頭にタテガミ状トンガリを有した輸入鳩もいたらしいです。現代にいたら鳩レースとかに参加していたかも? ハトだけで8種類17羽も飼育していたそうですが、100羽以上にもなると世話も大変、餌代もバカにならない、鳥籠の置き場所にも困るようになり、カナリアだけを残してほとんどの鳥を売り払ったそうです。


馬琴の息子は医者なのに病弱だったとか、花鳥茶屋という、今でいう動植物園的なものがあったとか……江戸時代って変化朝顔に夢中になったりもしていたし、ペット事情も調べると楽しそう……文化・風俗の研究をする人の気持ちがわかる気がしました(o⌒∇⌒o)



昨日、今日と気温が低く、身体がラクなのかかえってダルいのかなんだかよくわからないです~夏休みに入り、あちこちにお子さま軍団が……まわりをよく見て気をつけて遊んでね(^o^;)



さてさて『BIRDER(バーダー)』という鳥類専門雑誌というのかな、この雑誌2016年8月号《無敵のペンギンガイド 「野鳥」としてのペンギンの魅力を探ってみよう!全18種の“今”がわかる、「最も新しいペンギン図鑑」も収録》を立ち読みしてきました(´∇`)

http://www.birder.jp/



ペンギンの骨格標本を見ると、かなり骨太に思える……そしていろんなペンギンの写真がたまらん! 「マカロニペンギン」って、なんなの、このネーミングは(;・∀・) 頭の上に金髪の髪の毛が生えているようなおしゃれなペンギン。イワトビペンギンに似ていますが、マカロニくんはヤンキーなのか眉毛がないらしい……マカロニという名も、イギリスにあった洒落者たちが集まるマカロニクラブという社交場で流行った髪型に似ていたから、という説がありますが果たして('_'?) また「マカロニ」とは18世紀のイギリスで、イタリアで最先端の流行に触れてそれを持ち帰って広めた者や最先端の流行に対して用いられた言葉だそうです。漫画の『マカロニほうれん荘』(知らない人の方が多いでしょうが)もこの意味だったのかしら……?

http://penguin-aqua.jp/ktai/pen/maca.html


マカロニペンギンは、海岸から離れたゴツゴツした石の多い斜面や平地に巣を作ります。標高300Mの高さでも営巣地が見られるそうで、海岸までかなりの距離を何度も往復することも珍しくなく……だいたい決まった経路で陸海を往復するので、そこには草木の生えない道が出来て「ペンギン道」とも呼ばれるそうです(*´∀`)♪


マカロニくんに似たペンギンの中にロイヤルペンギンがいますが、なんか品がある気がしました(笑) また小さいペンギンは鳥類なんだと実感しますね。

http://penguin-aqua.jp/ktai/pen/small.html




『隠密 味見方同心』シリーズ最新刊が出ていました! 6巻は「鵺の闇鍋」……ヒャー((((;゜Д゜))) 鵺(ぬえ)といえばやはりコレ、角川映画『悪霊島』の「鵺の鳴く夜は恐ろしい」ですね!……って読んだことも観たこともないのですが、神主の妻が若いときに逢い引きの合図にしていたのが鵺の鳴き声だったとか……あの姿でどんな声で鳴くのか……。

http://www.youkaiwiki.com/entry/2013/02/13/233323


他にも「紅黒豆腐」「天狗卵」「おかまうどん」など相変わらずナゾの食べ物が出てくるようです。兄上の敵討ちが出来るまでにどんな珍味が登場するのか……出来れば10巻以内に完結してほしいです(笑)




落語の『八五郎坊主』……出家した八五郎は物覚えが悪くて「法春(ほうしゅん)」というよい名をいただいたのに覚えられない(´;ω;`) 和尚さんが釈迦の弟子の槃特(はんとく)のはなしを聞かせてくれる。槃特は覚えられない自分の名前を板切れに書いて背負って歩き、立派に悟りをひらいた。逝去後、墓前に見知らぬ草が生える。「草かんむりに名を荷(にな)うと書いて茗荷じゃ」……という話を読んだのですが、頭の回転が凍りついていたらしいワタクシ、それがどーした、?オチがわからない……としばし悩んでしまいました。「ミョウガを食べると物忘れ」の俗信をすっかり忘れていました……ミョウガを食べようが食べまいが、関係なかった……ρ(・・、)



そんなハートブレイクなワタクシを慰めてくれるのが小鳥ならぬ『ことり』(小川洋子)です。



物語は「小鳥の小父さん」と呼ばれている男性が、いわゆる「孤独死」状態で発見されるところから始まります。彼は両腕で竹製の鳥籠を抱いたまま亡くなっていて、籠の中には一羽の小鳥(メジロ)が生きている。その小鳥が逃げ、飛び去ってしまい………そこから彼の一生が語られるのです。


世間的な価値観からは発達障がいと呼ばれそうな兄は11歳から、自分で編み出した言語を喋り始めます。兄はあらゆる医療的な試みにもかかわらず、他人が理解出来る言葉を話せません。兄の不思議でやさしい言葉を理解出来るのは弟だけでした。やがて母が亡くなり父も亡くなり……。


兄弟だけの暮らしは23年続きますが、兄は不意に逝ってしまいます。「小鳥の言葉を理解し、その声にじっと耳を澄ませ、彼らを励まし慰め続ける人生だったに死んでしまう。「小鳥の言葉を理解し、その声にじっと耳を澄ませ、彼らを励まし慰め続ける人生だった。(享年五十二)」


弟は、小鳥の言葉を理解した兄を偲びつつ、幼稚園の鳥小屋の世話をするようになり、園児たちから「小鳥の小父さん」と呼ばれるようになります。そして図書館の司書である女性にひそかに思いを寄せるのですが……。


その後は時代の変化や自身の身体の変調など、物語の雰囲気も前半とまた違ってきます。彼の人生を知らない人が大半ですし、あやしい人物に見られても仕方ないところはあって、実際に疑われてしまったり。


ヒヨドリやツグミの話などは漫画の『とりぱん』で見たような場面があり、ふふっとなりました。時間がゆっくりと流れていって、とってもやさしい……この本を朗読出来る技量が欲しい!と思ってしまう……映画でも絵本でもなく、声でこの世界に入り込みたい!



小父さんは兄の言葉を「ポーポー語」と名付けているのですが、私はこの部分がとてもせつなくて、とてもいとおしく感じました。



ポーポー語の中で小父さんが最も愛しているのは、おやすみ、だった。ああ、これは夜の小さなお別れを表しているのだなと分かる響きを持ち、どこか懐かしく、慈悲深く、小さな声でも闇の遠い一点にまで届いていった。お兄さんの「おやすみ」がいくつも重なり合うと、いつしか「さよなら」になるのだろうという予感がありながら、それでもやはり眠る時間になれば、また「おやすみ」を聞きたい気持ちになるのだった。
「おやすみ」
お兄さんには届かないと知りつつ、階段の向こうの暗がりを見つめながら、小父さんはもう一度だけつぶやいた。



『お兄さんの「おやすみ」がいくつも重なり合うと、いつしか「さよなら」になるのだろうという予感がありながら、それでもやはり眠る時間になれば、また「おやすみ」を聞きたい気持ちになるのだった。』……もう、どうしたらこんなに美しい言葉で人の気持ちを表すことが出来るのか! スープの話で冷めていた私の心がイッキに♪あったかいんだからぁ~になりましたよ。この春、耳にする鳥の歌は格別なものになりそうです。



小川さんの『人質の朗読会』の表紙も好きでしたが、この表紙も好き……また装丁も内容も素晴らしい一冊に出逢いたいです。皆さまもなにかステキな出逢いがある週末になりますように(*´∀`)ノ


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