ふきのとう

2019年02月22日

令月雲便りNo.25:ふきのとう

一夜明けて、北海道の地震について被害の様子など少しずつわかってきました。昨年9月の余震と言われていますが、この時の復旧もまだまだなのに……もうこれ以上は……。何もなく元気にしている自分は自分なりに出来ることを、と思います。





♪雨降りの道玄坂 バスを待つあなたの
淋しさに声掛けたのは気まぐれじゃなかったわ


これはフォークデュオの「ふきのとう」が歌った【雨降りの道玄坂 】 ですが、

「ゆめ二つ全く違う蕗のたう」(赤尾兜子)

という句を見つけたので思い出してしまいました。


ふきのとうは雌雄異株で、雄花と雌花があるそうです。だからこの句がうまれたのですね。「同床異夢」という言葉を思い出してしまった。違う夢でもお互いを尊重しあえたらいいのに……。



昨日は七十二候の「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」でした。雪が雨に変わり、土が潤い始める、という意味で、「脉」は「脈」の俗字らしいです。地中でモゾモゾしているモノのことはあまり考えたくないですが。


そういえば今日は2が3つ並んでにゃんにゃんにゃんの「ねこの日」ですね。「猫の舌」というフランス語の言い回しについての話が私的には、ほー!でした(ФωФ)

https://lecoledefrancais.net/langue-de-chat/



rohengram799 at 08:51コメント(2) 

2016年04月22日

暮雲便りNo.24:かりそめの御霊

前回に続き『お遍路ガールズ』の話です!


主人公ともいえる千春は、かなりな「妄想女子」……勝手に他人の人生を想像してお遍路中の辛さや苦しさをまぎらわせたりする……イヤだ、私の仲間じゃないのぉ! 同行していた琴美になんで小説家になろうと思ったか訊ねられて、昔から本は好きだったけれどきっかけは手の皮だという……ハテ(´・ω・`)? 


高校時代に好きだった野球部の男子がいてテキトーな理由をつけて、素振りをやり過ぎてむけた手の皮をもらう千春。「それで手の皮たべちゃったの?」と言う琴美もどうかと思うのですが( ̄0 ̄;) もちろんそんなことはせずに、毎晩それを握り締めながら妄想デートに浸り、それをノートに書き込んだのがキッカケなんですと! まぁよくあることですよね!ねっ(◎-◎;)



さてさて……タイトルにつけた「かりそめの御霊」という言葉でなんとなくわかるように想像以上にファンタジーな物語だったんです。ちょっとネタバレ気味ですが、この世に強い未練がある人は生き返ることが出来るらしい。ただし生きていられるのは四十九日。その間は、自分が死んだ人間であることを言ってはいけないし、身内や知り合いに会う場合も身分を偽らなくてはならないという決まりがあります。もしルールを破ったらすぐこの世から消えてしまうし、成仏も出来ません。四国のお遍路さんはそういう人たちに会う確率が高いらしく……登場人物の誰がかりそめの御霊なのか、読み進めるとそれも気になるし、自分はこのままでいいのかなと、自問自答したり……。


この作品には出てきませんが、「生身魂(いきみたま)」というのも聞いたことがあります。始まりは鎌倉時代にさかのぼるらしいです。お盆は故人の霊を供養するだけでなく、生きている年長の者に礼をつくす日でもありました。新盆のないお盆を生盆(いきぼん、しょうぼん)と言ってめでたいものと考えます。目上の父母や主人、親方などに物を献じたり、ごちそうしたりして……その人たちやその儀式を「生身魂」と言ったそうです。



『人間って色んな気持ちを味わったり、体験するために生まれてきたんじゃないかなぁ。生きるって、酸素のおやつを与えられた、遠足みたいなもんだよ』



♪この坂どこまで続くのか~上り坂~お前と歩きたかった 
こんな歩き遠足なんだろうなぁ(ふきのとうの“風来坊”を知っている人はいるのか……古いぞ!)……その日が来るまで、休み休みではありますが、たくさんのやさしさを貯金しながら歩いていきたいと思いました。何年かしたら私もラクラク、公共機関を利用してお遍路さんになっているかもしれません(*´∀`)♪






rohengram799 at 10:00コメント(4) 

2013年09月30日

しらす雲便りNo.22:やさしさとして想い出として~9月の本棚

『淋しさは云わず絵手紙に秋のばら』(森たけ子・神奈川県)


水着のあとにドキッ!としちゃう(笑)微熱のような9月も今日で終わり…コンビニで買い物をしたらレジ横にクリスマス賞品のカタログが!明日から10月とはいえハロウィンも七五三もまだなのに、早すぎるよぉ~そんなに季節を先取りしたいのか?だったら一周まわってきたらいいのに(´д`)


さてさて…月末なので空のお城図書館に追加する作品のお知らせです(^_^;) 今月は「多生の縁」について考えたり、もう会えない人への想いが綴られた本も多かったような気がします。恋愛関係だけでなく家族について考えてみたり……。ハジメマシテ!の作家さんよりベテランで好きな作家さんの作品が多かったので、波長があうというのか、沁みこむというのか……より深く自分以外のダレカ・ナニカとのつながりを考えるきっかけになりました。


『センセイの鞄』にも涙がでましたが、『椿山課長の七日間』もよかったです。…人間は「ありがとう」を忘れたら生きる資格がないんだよ。…ハイ、忘れません(ノ_・,)


今回のタイトルですが、小説から漫画からそして皆さまから…たくさんやさしさをいただいたなぁ…としみじみしていたら、ふきのとうの♪やさしさとして~想い出として~が脳内に流れてきました(゜゜) 歌詞は「遠距離恋愛でフラれた女々しい男のつぶやき」みたいなんですが、このフレーズが大好きなので採用決定(゜o゜)\(-_-)


いつかワタクシのこのおまぬけブログが皆さまのやさしい想い出にかわったら……ウレシイ( 〃▽〃)来月もよろしくお願い致します!


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rohengram799 at 21:00コメント(7) 

2012年09月19日

あかね雲便りNo.154:柿の実色した水曜日

うーん、休みなので久しぶりにフジテレビのメロドラマ『赤い糸の女』を見ているのですが…なんなんですか、この話('~`;) 多分、連続してみることはないけれど、女優さんがなんか妙に年寄りくさい…というのか老けた印象が~マナカナのマナちゃんの方かな、こんなにブサイク(失礼)な女の子だった!?と驚きました。女子大生らしいけど、ムリがあるような(--;)ってちょっとしばらくドラマとか見ていないと、そういう風に感じるのかしら…?


そして『赤い糸の男』だとドラマ性がまったくないというか、はじめから見る気にならない(笑)『黒い糸の男』でもなんかおかしい…タイトルって大事だなぁ、と思いつつ、吉村昭さんの『赤い人』を読もうと思っています。ゆるゆる物語が多かったので、社会派なのを選んでみました(((^^;)


さて、タイトルの『柿の実色した水曜日』はふきのとうの名曲でありますが、お若い方は知らないんでしょうねぇ…そして私もこの歌をちょっと勘違いしておりました!!


♪覚えてるかな 逢った日の空と山の色/柿の実色した水曜日
初めて君を見た


別れてしまった彼女を夕焼け空を見ながら思い出す…ちょっと女々しい大学生の歌だと思っていました。もちろん、彼女も同い年くらい。しかし、ほとんど記憶になかった2番の歌詞を読んだら…ん!?


♪いつか君が大人になって 結婚する日来るだろうな


あら?この彼と彼女は何歳の時に出逢ったのかしら?コイツはロリコンか?とまで思ってしまいました(笑)大学生ではなくて、中学生なのかしら?それなら納得するかなぁ~(-_-;)


♪冬と夏に葉書きを一枚
暇があったら 返事ください
いつものくせの右下がり
君の文字が見たいから

これは…年賀状と暑中見舞いを毎年ポストイン!!ってことですよね? かつてお付き合いしていた人からの季節の便り…ちょっと女の子からしたら複雑で「イラナイ」ものではないかしらん…それにお返事も当時なら手書きかもしれないけれど、今なら愛想のない印刷されたものがぺら~んとポストに入っていそう(>_<)


悲しい『水色の恋』の水曜日だな…と勝手にドラマをつくる私の水曜日は何色なんでしょ!?




rohengram799 at 14:40コメント(19) 

2012年03月23日

第729号:闇にゐる蕾

今日はまた雨ですね~あたたかいのか寒いのか、なんだかわかりません(-.-)


以前、鶴彬(つる・あきら)さんの『手と足をもいだ丸太にしてかへし』という川柳を紹介しました。昭和12年、日本は中国と戦争をはじめ、その年に発表したものだそうですが、直ちに治安維持法違反で検挙され、翌年勾留中にかかった赤痢がもとで、29歳で亡くなりました。


今日の朝刊にはその鶴彬さんの別な作品が載っていました。


『暁をいだいて闇にゐる蕾』


繰り返し繰り返し読んでいると、明け方に少しずつ薔薇の蕾が開き、艶やかな姿と香りを誇っているかのような光景が目に浮かんできます。


薔薇の華やかさでなくても、どんな蕾にも内包されているであろう「輝き」が感じられます。パンドラの箱に最後に残された「希望」のような…。


蕪村の句に


『莟(つぼみ)とはなれもしらずよ蕗の薹(ふきのとう)』


というのがありますが~自分が「つぼみ」だとは知らないで生きてきただろう、お前さん。実はオレも知らなかったよ(((^_^;)~みたいな!


小さな植物に対する愛情にほのぼのとし、また季節がくればつぼみを膨らませ、花を咲かせる自然の営みに対する畏敬の念のようなものも感じられて好きな作品です。


今だけでなく、いつの時代もいつの年頃でも「悩み」「苦しみ」は各々あったと思うのですが、その中からうまれた<いのち>が凝縮したような言葉に励まされる毎日であります。


私もまた「つぼみ」であることを許されるならば…暁を胸に抱きながら花開く“あした”を待ちたいです( ̄ー ̄)





rohengram799 at 12:12コメント(12) 
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