やなせたかし

2018年04月13日

清和雲便りNo.14:希望

今朝の読売新聞・編集手帳は滋賀警官射殺事件についてでした。19歳巡査の犯行とは・・・。編集手帳の書き手が変わってから、なんかいまいちピントがあっていないような、言いたいことや引用されたものとの繋がりがう~ん、というのがあって、前の人に戻して欲しくなることも。



今回は「アンパンマン」でおなじみのやなせたかしさんの詩が引用されていました。以前『詩とメルヘン』で見たような気がする、と思って検索したらこちらのブログ記事にありました。


http://tigerace1943.hatenadiary.jp/entry/2015/04/10/182750




「思うに希望とは、もともとあるものともいえぬし、 ないものともいえない。
それは地上の道のようなものである。
もともと地上には道はない。
歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」


希望というと、いつも魯迅の『故郷』 のラストを思い出します。平成が終わり、新しい年号になりますが、果たしてその道はどんなものなのか、またまたう~ん、となる、そんな春の夕暮れです。





rohengram799 at 18:26コメント(2) 

2016年04月30日

暮雲便りNo.33:野老(ところ)で貴方は……4月の本棚

暮雲便りNo.21:おやおや…親泣かせρ(・・、)で書いた『親おや交流会』の広告が今日の朝刊一面に~! 「参加費は会場により異なります」との注意書があり(13,000円~18,000円)……たしか東京の参加費はひとり18,000円だったはず……大阪・名古屋・福岡で一番安いのはどこかしら?なんでゲスなことを考えてしまいました('~`;)



もうひとつ紙面から……『人生案内』で50代の会社員男性がフルタイムで働く妻に普段から「ありがとう」と口にしているにもかかわらず、妻には伝わっていない。休日には出来る範囲で家事を手伝っているし、子どもたちも協力しているのに、妻はいつも疲れた顔をしている。自分はこれからも手伝うので、妻の安心した顔をみたいのですが…というもの。


以下の作家の眉村卓さんの回答(前半は略してありますが)にウンウンしたのは私だけではないはず……と思うのですが、いかかでしょう?


『……私にはどうも、あなたは努力を妻に認めてもらいたいという気持ちが強すぎるように思えてなりません。あなたがそういう「報酬」を求めるのは、つまり「助力者」として認められたいのです。奥さんはあなたに「共同当事者」であってほしいのだと、そんな気がするのですが。』





いまいち、タイトルが思いつかず……やっと決まった東京五輪エンブレム作者・野老朝雄(ところ・あさお)さんの名前を見た時に「ところ?」と思ったのと、やなせたかしさんが『詩とメルヘン』の編集前記によく書かれていた言葉を思い出したので(しらす雲便りNo.48:永遠の問いかけ)あわせてみました。 


「野老(?_?)」って変わった名字と思いましたが、植物にあるのですね。葉っぱがハート形で、夏につぶつぶの花が咲き、地下の根の部分はふくらんで芋のようになるそうです。甘野老(アマドコロ)はナルコユリみたいで可愛らしい花が咲きます。



北海道では荒れた天気で雪になり、熊本・大分ではまだ地震が続いています。これ以上被害が拡大することなく1日も早く、少しでも落ち着いた生活が出来るように。微力ながら出来ることを続けていきたいです。



今月もお付き合いありがとうございました。皆さまもどうぞお身体に気をつけて。来月もまたよろしくお願いいたします。




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rohengram799 at 13:20コメント(6) 

2013年10月28日

しらす雲便りNo.48:永遠の問いかけ

今日は山梨にきています。電車の中でカチカチしていたのですが、さて投稿という時に……おわかりですね?消しちゃいましたぁ~自分のアホさにパンチ☆(゜o(○=(゜ο゜)o


気をとりなおして『書店員の恋』を読みました。『書店ガール』もですが、大手書店の社員って憧れる反面、やはり本が売れないとダメなワケで……でも売れている本が「いい本とは限らないんですよね(~_~;)そして、本が好きじゃない人に読書の楽しみを伝えるのって大変だなぁっていうのも思いました。サクサク読める26歳の女性の物語。歯医者でケータイ小説を書いて売れちゃった!なイケメンが登場しますが、私はキライ~コイツとくっつくなよ(`Δ´)と思いながら読みました(笑)さて結果は?←読んで下さい(笑)



もうかなり処分してしまったのですが、実家にはやなせたかしさんの責任編集『詩とメルヘン』が残っています。創刊三周年記念号とかあって、なつかし~!その時その時、うなづいたり驚いたり泣いたりした作品に再会出来て嬉しい!


編集後記ではなく、表紙裏に「編集前記」を書いてたやなせさん。編集後記は別の方が書いています。1978年10月号(ワタクシは中2、雑誌の値段は380円!)にはこんな話でした。


この世の中には無数といっていいほどの本がある
そのすべての本と知りあうことはできない
我らはそのうちのいくつかと親しい友だちになる
伏眼がちにひっそりといる「詩とメルヘン」は
けばけばしい人気者にはなり得ない
でも離れがたい少数の知己を得たことが
心からうれしい、涙するほどに。ところであなたは……。



だんだん広告が多くなって、月刊季刊になって雑誌名も『詩とファンタジー』になり「編集前記」は「編集前詩」になりましたが「ところであなたは……」の言葉は変わらず~私もなにかNiceな決め台詞がほしいものです。



いつも
これが最後と
おもって書いています
一世紀近く
生きてきましたから
もうおしまいです
あっというまでしたね
すぎてしまえば
あっけない
ぼくは
未熟の生まれ
死ぬ時も
未熟のままで
かえって
よかったような
気もします
ところであなたは?



遺言のようになってしまった最後の編集前記、ずっとずっと問いかけをもらいながら、きちんと「こたえ」を考えたことのなかった私ですが……やなせさんから教えていただいたたくさんの詩や物語を読みながら、自分なりのこたえをもっていつか天上でやなせさんにお逢いしたいです。多感な時期にいろんな作品に出逢わせてくれた『詩とメルヘン』に本当に感謝です!


『ところでアナタは…?』





rohengram799 at 18:30コメント(7)トラックバック(0) 

2013年10月15日

しらす雲便りNo.35:おとめ心と秋のはら

台風の影響でしょうか、お昼前から雨が降り始めました。イヤだなぁ、明日は仕事なのに(-_-;)


「さて、おやつにするか~」などとのんびりしていたら、アンパンマンでお馴染みのやなせたかしさんの訃報が……100歳なんて軽く飛び越えてご長寿日本一になるのではないかしらん?と思っていたので、ビックリしました。私とやなせたかしさんとの出会いは小学生時代、アンパンマンがアニメになったくらいでしょうか? 兄が『詩とメルヘン』を買っていて、その編集をしていたのがやなせさんでした。詩が好きになったり、モノを書いてみようと思ったきっかけはこの雑誌だと思います。いろんな人の詩を読んで、つけられたイラストを見て……今でも思い出すのはこの雑誌で読んだ詩だったり文章だったりします。やなせさん自身の作品は正直、そんなに好きではないのですが、彼が選んだモノに出会えなくなるのは本当に残念…ご冥福を祈ります。


お話は変わりますが「金のなる木」みたいな葉っぱが分厚いヤツを多肉植物といいますよね。その仲間に《乙女心》というのがあるそうです。コレはまた思いきったネーミングだなぁと思いました(笑)「乙女心が枯れちゃったの…」と若いコが言ったら「失恋でもしたのかなぁ、かわいそうに…」と思ってもらえるでしょうが、私のようなオバサンが言ったら「何をいまさら…」と冷たい視線で見られてしまいそうです(´д`)他の肉植物もあわせてコチラをご覧下さいませ。


http://precariato.info/modules/blog/details.php?bid=68


「女心と秋の空」ではなく「乙女心と秋の腹」な季節……新作のお菓子があちこちの棚からおいでおいでщ(゜▽゜щ)とワタクシを誘って困ります……ここ2年くらいから「体重を減らす」という行為におそろしく時間がかかるようになってしまいました。食べる量をセーブしても、なかなか減らない! 「私も多肉のタヌキおやぢよね」ってお腹をぷにぷにする自虐行為にはしってしまう……(ToT)


段々と雨も激しくなってきたようです。皆さま、どうぞお気をつけ下さいませ。





rohengram799 at 17:41コメント(6) 

2011年10月28日

第609号:四才の子が教えてくれたこと

『貝がら』(工藤真弓)


波は/高台にある神社の/鳥居の前で/とまって/戻っていった/石階段の途中には/自転車が横たわっている/子が/つぶやいた/おかあさん/なみが/ここでとまったのは/かみさまが/なみさん/ここからは/ひとだけですよ/って/いったからじゃない?/なみ、はいるな!/っていったら/はいってたかもね


そうか/そうね/神さまも/祈ってたんだね/ていねいに/向き合ってたんだ/この大いなる自然を前に/わたしたちと一緒なんだ


四才の子がみた/つなみの中には/そんな真実も/貝がらのように残されていて/わたしはもう一度/あの/あおい海をみつめたのです



本日は本屋のポイントが10倍の日!「何を買おうかなあ~」とうろうろして、『詩とファンタジー』秋茜号を買いました。


特集はサトウハチローの秋・東北・叙情、そして被災地からの詩がいくつか掲載されていました。その中で、一番印象に残ったのがこの『貝がら』で、作者は南三陸町出身の38歳の方です。プロフィールによりますと、神官で五行歌集『神さまも ひと休み』が著作にあります。


お子さんの言葉に胸がいっぱいになりました。「なんてひどい!!」「神様はいない!!」そんな気持ちでいっぱいなあの日の出来事。お子さんは、鳥居を見て海をみて…「神様」が確かにいたと思って、そして恫喝ではなく、優しい言葉で襲い来る波をさとしたのだと考えたのですね。


「ていねいに向き合う」…イライラしてしまうことが多かった今週(また替え歌でお届けしたいですわ!)~この言葉に出逢い、また一つ気づかされました。どんな物事に対しても、必要な姿勢、心構えですね。心のノートに書き込んでおきます!!




rohengram799 at 21:41コメント(15) 
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