アンソロジー

2018年02月14日

恵風雲便りNo.9:バレンタイン💘ストーリーズ

今日はバレンタインデーですね。義理チョコやら友チョコやら、いつから本命チョコ以外が増えたのか・・・。


昨日はこの時期にあわせて発売されたであろう、バレンタインデーをテーマにしたアンソロジーを読みました。


http://www.chuko.co.jp/bunko/2018/01/206513.html


◆収録作◆
三羽省吾「ビターチョコにはほろ苦ピールを」中島要「初めて買ったチョコレート」木村紅美「灯台とチョコレート」秋吉理香子「マイ・ブラッディ・バレンタイン」加藤千恵「メロンソーダコーラ」鯨統一郎「バレンタインデーは誰のもの?」石井睦美「苦いチョコレート」朝比奈あすか「初恋」



安いチョコをあげて「お返しはランチバイキングで」という図々しいOLたちには、呆れるより怒りがこみ上げてきましたわ。こういうのって本当にやめてほしい~なんでここまで要求出来るのか。


自分のためにちょっとお高いチョコを買おうかと考えているワタクシでした😀




rohengram799 at 08:31コメント(4) 

2017年12月19日

暮歳雲便りNo.19:悲喜モフモフ(。・ω・。)

『猫だまりの日々』というアンソロジーを読みました(ФωФ)



*仕事を失くした青年と、そんな青年の願いを叶えるべく彼のもとを訪れてきた猫との心温まる交流(椹野道流「ハケン飯友」)

*かつて飼っていた猫に会えるというウワサがある、ちょっと不思議なホテルにまつわる物語(谷瑞恵「白い花のホテル」)

*猫飼い放題をうたう町で出会った、猫があまり得意じゃない彼女と彼のせつない恋(真堂樹「猫町クロニクル」)

*猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情をめぐるアレコレ(梨沙「縁切りにゃんこの縁結び」)

*後に猫へと生まれ変わり、妻に飼われることになった男の生活(一穂ミチ「神さまはそない優しない」)



http://orangebunko.shueisha.co.jp/book/4086801671




私は一穂ミチさんの話が一番よかったです。猫に生まれ変わった同じ境遇の人(?)から死ぬまでに1回は言葉が話せる!ときいた主人公が、妻だった女性になんと言ったのか?・・・読んでのお楽しみということで(笑) ラストはお鼻がツーンとなってしまいました。2番目、3番目の話は私にはちょっと退屈というか合わなかったです。




「悲喜もふもふ」はサブタイトルというかキャッチコピー的に書いてあったのですが、あらためて「悲喜こもごも」ので意味を調べてみました。正しく日本語を使わなくては、と思いました。



【悲喜こもごも】

https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/192.html



rohengram799 at 16:27コメント(4) 

2017年12月14日

暮歳雲便りNo.14:愛を語れば

♪愛をつぐなえば別れになるけど こんな女でも忘れないでね・・・


これはテレサ・テンの名曲『つぐない』ですが、アンソロジー『短編伝説 愛を語れば』を読みました。純愛に不倫、結婚披露宴での問題アリアリなスピーチや、怪談めいたもの、ホラーテイストのものなど、鬼籍に入った方から現在バリバリの作家さんたち、19作品です。


http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784087456530




なかには飽きてしまうのもありましたが、トップバッターは江國香織さんの「ごはん」。一人旅に出たくなったアナタは、夜、会社から帰ってきたダンナさんにまっさきに告げます。


「九月に旅行にいってくる」と・・・さぁ、ダンナさんはなんというでしょう? 普通なら「えっ、ひとりで行くの?」とか「どこに行くの?」とか「何日くらい?」とかだと思うのだけれど、この話のダンナさんは、ぽかんとした顔でこう言ったのです。


「じゃあ、ごはんは?」



・・・うわぁ!となってしまった! まぁダンナさんがごはんの用意がしてあるかどうかをとても気にするキッカケはあったのだけれど、それでもなぁ・・・と思ってしまった。



ごはんの支度をするのは面倒くさい。私は料理も下手だし、頑張って作っても残されると腹が立つし、自分が食べなくなくても用意しないといけないのがイヤ・・・ワガママですみません。しかし、最近は料理をしないってボケるよね、と思うようになりました。手を動かさないし、調理や片付けの手順とか考えることもなくなるし・・・。



食べ物関連では小池真理子さんの「食卓」もよかったです。


「寂しい、というのではない。切ない、というのでもない。孤独、というのでもない。長く生きていればいるほど、わからないことが増えてくるのを女は感じる。
年をとったら、いろんなことが見えてくる、はっきりしてくる、賢くなる、というのは大嘘だ、と女は思う。としを重ねるほど、ものごとが余計にわからなくなる。混乱する。
若い頃、真実だと思っていたものがそうではなくなり、わかったつもりになっていたものが、実は何もわかっていなかったのだと気づかされる。」(p202)



読みながらうなづいてしまいましたわ。





あと中島らもさんの「微笑と唇のように結ばれて」では画廊を経営している男が主人公で、レイトンという画家の作品についての描写があり、実在するかのかと思って調べたら、いました。イヤだわ、物知らずで恥ずかしい。


「お手玉遊び」も美しい作品だ。透けるような薄絹をまとったギリシアの少女が、牛の趾骨(しこつ)の小片をあやつってお手玉阿蘇をしている。異様に紅潮したその頬は、お手玉に恋の占いでも託しているせいではないのか。(p294)



どんな絵なの~?とワクワクしていたのですが、私には・・・おやぢ心をくすぐるものは今一つありませんでした。趾骨も空中浮遊している紙くずにしかみえなかった(´~`;)


皆さまの感想は?


http://www.hitsuzi.jp/2011/03/1808sheep.html






rohengram799 at 09:25コメント(6) 

2017年11月07日

霜見雲便りNo.6:2030年

今月は薄い本(同人誌ではありませんぞ!)をたくさん買ってあるので、それを読んでいます。『 2030年の旅』という、2020年の東京オリンピックからさらに10年後を描いたアンソロジーを読み終わりました。執筆者は、恩田陸・瀬名秀明・小路幸也・支倉凍砂・山内マリコ・宗田理・喜多喜久・坂口恭平の8人。 坂口さんはエッセイです。



最初の作品『逍遙』(恩田陸)で、登場人物のひとりがこんなことを言っていました。



「金星って、惑星の中ではいちばん地球に似ていると言われてるんですけど、地表付近で常に凄まじい強風が吹いているんです。これをヘビーローテーションと呼ぶ。どうしてそんな状態なのか、何が強風を引き起こしているのかが謎とされています。で、実は、地球もかつてはそういう『強風世界』だったんじゃないかっていう説があるんです。あまりの強風に、人類が外に出られず、洞窟内で暮らしていた時間がとても長かったから、こんなふうに体毛の少ない、色素の薄い身体になったんじゃないかと」(p23)



金星は 「地球の姉妹惑星」と表現されることがある(Wikipedia)そうです。ヘビーローテーションなんて、某アイドルグループの歌かと思ってしまいましたが、違うんだ~と思ったおバカさんなワタクシ。「洞窟内で生活」説もあり得るかも、と思ってしまいました。



「2030年問題」と今からいくつかヤバい!という問題が挙げられていますね。高齢化関連は毎回恒例な気が・・・とサムいことを書いてしまいましたが、2030年からミニ氷河期に突入するというものが・・・(;・∀・)



2015年にイギリスで発表された研究に、太陽の内部にある磁場の変化によってミニ氷河期が訪れる可能性を示したものがあったそうです。これにより、川が凍結したり、海が凍結したりする可能性が大いにあるということです。この研究を発表した教授によると、2030年には太陽の活動が現在の60%程度になり、寒冷化がすすみ、気候変動や自然災害が発生する可能性がある・・・パニック映画とかで猛吹雪、カチカチに凍るとかありますが、ここまでいかなくてもいろいろ影響があるのは確実。



2030年を迎えるためには、まず明日を迎えなくては・・・。♪あれからぼくたちは 何かを信じてこれたかな 夜空のむこうには 明日がもう待っている・・・・・『夜空ノムコウ』を口ずさみたくなってきましたわ。



10月の本棚ですが、こちらの方が見やすいかも・・・。

https://i.bookmeter.com/users/718307/summary/monthly



rohengram799 at 11:05コメント(2) 

2017年07月11日

蘭月雲便りNo.7:ローズもの

言いたくはないですが、今日も暑いですね・・・いろんな場所でいろんな立場で、いろんな状況でがんばっている皆さん、健康第一で・・・と打ち込んでいたら、鹿児島・宮崎で地震速報が・・・不安が増すばかりですが、どうぞお気をつけ下さい。




昨日書いた『甘いお菓子は食べません』ですが、いやぁ、かなりベビーな内容でしたわ。若い頃に読んでいたら全くピンとこないだろうなぁ、という40代のような未婚・既婚者の話。結構セキララですので、特に最後の作品は殿方には向かないかも(^^;)(;^^)



今日は時代小説アンソロジー『春はやて』を読みました。春夏秋冬シリーズがあり、春だけ未読だったので、本屋さんで見つけてすぐに買いました(笑) 一冊まるまる読んだことがない『眠狂四郎』や『銭形平次』もあり、おお、こんな雰囲気なのかと。


眠狂四郎は田村正和さんや片岡孝夫さん(今は仁左衛門だけど、私には孝夫兄さんのイメージが)のビジュアルが浮かぶ~文章からすぐに美しい景色が浮かんでくるよう。桃の節句に絡めた話だったからでしょうか。そしてずっと独り者だと思っていた彼に奥さまがいてビックリしました(笑)



平次親分は北大路欣也さんも悪くはなかったけれど、やはり大川橋蔵さんのイメージ。綺麗な役者さんだった。舟木一夫さんの歌う主題歌も懐かしい。文章が「ですます調」で意外でした。なんだか昔話を聞いているような。そして、えっ、真犯人がわかっているのに捕まえないの?というラストにモヤモヤ感があったのですが、編者の縄田一男さんが「野村胡堂は、自分は、平次に投げ銭を飛ばさせて法の無可有郷(ユートピア)をつくっているのだ、とも、銭形平次を貫く基本的な精神は、罪を憎んで人を憎まずのそれだ、とも語っており、最後の物語のしめ方も決して珍しいものではないのである。」と書いるのを読んで、そうなんだ~と。


五月人形が出てくる話でしたが、その中に「ローズもの」という言葉がありました。なんだ、これは(´・ω・`)?と思って調べたら「商品として不適格なもの」の意味でした。



日本国語大辞典(小学館)には「傷がついたりして商品として通用しない品物」転じて「役に立たないものをののしっていう言葉」になったらしいと書いてあるそうです。「下等百科辞典」という明治時代の隠語の辞書によると「ろうずもの」は「ローズ物」と表記されていた時代があったようです。



「ろうずもの」という言葉は、安永(あんえい)年間にすでに使われていたようで・・・安永という元号は、西暦1772年11月16日から1781年4月2日まで。平賀源内氏が亡くなったのが1780年12月とのこと。ローズが英語ではなく、オランダ語とかポルトガル語とか?「蘆頭(ろず)」という言葉もあるようで、これは「薬用植物の薬用にならない部分」のことを意味するようです。



金平糖が出てきた『京都骨董ふしぎ夜話』の続編を買ったので、またオオッ!なお菓子が出てきたらネタにしたいと思います。





rohengram799 at 12:35コメント(4) 
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