空のお城通信~オスカー戯言日記~

空のお城へようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることを書いています。

タグ:エッセイ

女性セブンで山田詠美さんがエッセイを連載しているのですが、ダンナ様と映画『64 ロクヨン』を観に行った時のことが書いてありました。



《映画「64(ロクヨン)」、前編に続き、後編も観て来ました。豪華俳優陣の熱演がすごい迫力だった前編同様、息もつかせぬ展開で、画面に釘付けになっている内に、あっと言う間に終わってしまった充実の二時間余りでした。》


そして映画の感想をお互いに言い合うのですが、笑ってしまいました(≧∇≦)


《「64の事件以降、十四年間も引きこもりになった男の髭だけ、妙に整えられてた気がする」
「そお? 私が気になったのは、あれだけの絶望を味わってどん底の生活をくぐり抜けて外の世界に出てきた永瀬正敏のシャツがラルフ・ローレンだったことだな」(永瀬さんの役は子どもを誘拐された父親です)
「あれは、彼の幸せな時代から、ずーっと着続けてるんだよ」
「十四年経っても、ラルフ・ローレンの仕立てはしっかりしてるってことか……」
……いつの間にか、ラルフ・ローレンの縫製は長持ちするという話に変換されて行った映画鑑賞の後の初夏の黄昏時なのでした。》


もしこれからこの映画をテレビ放送やDVDで観る機会があったら「確かに…!」と思い出して下さい(^◇^)



原作の小説は映画鑑賞後に読みました。原作は主人公の心情がメインですが(当たり前か)映画はほか他の登場人物ひとりひとりの内面にかなり寄り添ったつくりになっていたんだ、と思いました。ある程度の結論を出して、希望も残して……映画を先に観ておいてよかったかも。警察関係って組織や役職の序列とかある程度の基礎知識がないと、喋っているのをきいているだけではなかなか理解できなかったので、文字で何回も確認出来てよかったです……って私だけ?(◎-◎;)


主人公・三上の娘は年ごろになり、父親似の顔がイヤでイヤで仕方なくて(母親は美人)引きこもりになった後、家出してしまいます。ずっと探しているのですが、見つからないし手がかりもない。


<あゆみにとって本当に必要なのは、私たちじゃない誰かかもしれないって思うの>
<きっとどこかにいるんだと思う。ああなってほしいとかこうなってもらいたいとか望まずに、ありのままのあゆみを受け入れてくれる人が。そのままでいいよ、って黙って見守ってくれる人が。そこがあゆみの居場所なの。そこならあゆみはのびのび生きていける>


自分はどこかで娘の「死の条件」を数えていた。妻のように「生存の条件」を考えたことがなかった……事件が一区切りつき、以前自宅にかかってきた無言電話について話しながら(娘からではと思っていたが、違うことがはっきりしたので)取り乱すと思っていた妻の落ち着きに、以前の言葉を思い出します。自分と娘と自分の関係をあらためて考え、また妻を気づかって守っているつもりでいたけれど、脆くて崩れおちそうなのは自分だったことにも気づく。他にいい男(内面外面ともに)はたくさんいたのになぜ自分と結婚したのかとか、仕事面での悩みや葛藤の他に、こういうコンプレックスみたいなものもずっと抱えていたんだと思います。


娘はきっと生きている、誰かに付き添われてきっといつか帰ってくる……妻が言うように、きっと……両手で顔を覆い涙をこらえる彼に「大丈夫よ、あなた。あゆみはきっと元気にしてるから」と声をかけます。その後の「この人なのだ。」の一文に涙が出そうになりました。むき出しの魂というか、切なすぎる愛情というか……ぼんやりしていたものがはっきり形になり、ようやく言葉に出来たみたいな……私の中では、もう上下巻通して一番ですね、どんな場面より好きだぁ~!!



この人なのだ。三上の「誰か」は美那子に違いないのだ。知っていた。もうずっと前からわかっていた。気づかないふりをしていた。ふりをしているうちに本当に何も気づかなくなっていた。馬鹿だった。本当に馬鹿だった。仕事は裏の裏まで知り尽くし、なのに妻のことは何ひとつ気づかないなんて、そんなものが人生と呼べるか。
美那子が作った世界を信じてみよう。「誰か」のいる世界を、あゆみが生きていける世界を、心から信じてみよう。




ちょっとチカラが入りすぎて失礼しました(; ̄ー ̄A 小田和正さんの主題歌『風は止んだ』(https://www.youtube.com/watch?v=vxKYyG5oyB8)もよかったですが、なんとなく安全地帯の『I Love Youからはじめよう』を思い出して歌いたくなったので(オンチなくせに…おやぢは昔の歌はよく覚えていてすぐ鼻唄を歌いたくなるのよ、やーね!)タイトルにしてみました。警察小説、ミステリ小説と言われるけれど、私には中年男の(失礼!)「純愛物語」でした。



♪なくさないで 夢を 忘れないで 愛を 心をひらいて I Love You I Love You I Love You More……



あなたの「誰か」をもう見つけましたか? あなたをきっと待っている「誰か」を想いながら、ステキな七夕の1日をお過ごし下さいませ(*´∀`)♪




森茉莉さんの『私の美の世界』というエッセイの中には、彼女が好きなものがたくさん書いてあるらしい←読んでいない( ̄▽ ̄;)


日本酒は嫌いで白葡萄酒、クレエム・ド・カカオ、ヴェルモットが良い。ウィスキイは特に香りが好き。薄茶、紅茶(リプトン)、上煎茶、スイスか英国製の板チョコレエト、戦前のウェファース、抹茶にグラニュー糖を入れた即席和菓子が好きらしい。番茶、塩煎餅、かりんとうはあまり好きでない。他に好きなものの中に「ロシア・サラダ」とあって、なんだそれは?と思ったら「оливье(オリヴィエ)」というポテトサラダが有名なんですね。ロシア料理は「ボルシチにピロシキ」どまりのおやぢな私には新鮮な驚きでした(笑)


ビスケットについてはかなり細かいこだわりがあるようで固さと、軽さと、適度の薄さが、絶対に必要であって、また、噛むとカッチリ固いくせに脆く、細かな雲母状の粉が散って、胸や膝に滾れるようでなくてはならな並んでいて、いささかの乱れもなく、ポツポツの穴は深く、綺麗に、カッキリ開いていなくてはならない」しかも「この条件の中のどれ一つ欠けていても、言語道断であって、ビスケットと言われる資格はない」と言い切っているらしく……ポケットの中で粉々になったビスケットなんて絶対許してもらえなさそう(;゜∇゜)


ビスケットには「ハードビスケット」と「ソフトビスケット」の二種類があり、彼女のこだわるポツポツがあるのはハードビスケットの方です。


ビスケットの語源は、ラテン語のビスコクトゥム・パネム(biscotum panem)。これがのちにフランス語のビスキュイ(biscuit)bisはラテン語の「2」、cuitはフランス語で焼くという意味を表わし、「2度焼かれたパン」という名の通り、最初は保存食としてつくられた堅いパンだったそうな。よく乾燥させてあり、軽くて保存が利いたので携行食として、また長い航海には欠かせない食料に。 日本にビスケットが登場場するのは、19世紀半ばのこと。それまで長崎周辺で外国人向けにつくられていたビスケットでしたが、水戸藩がビスケットの「保存に利く食糧」という点に着目。水戸藩士の蘭方医・柴田方庵が長崎留学中にオランダ人からその製法を教わり、これを手紙にして水戸藩に送ったのが安政2年(1855年)2月28日といわれています。なのでこの日は『ビスケットの日』です(≧∇≦) 詳しくは下記サイトをご覧下さいませ。

《「ビスケット」と「クッキー」》
http://www.seifun.or.jp/wadai/hukei/huukei-10_10.html


和菓子などは季節に応じたものがあるので、お菓子俳句はなにかないかと検索していたら、和菓子屋のご主人が出された本がありました。続編もあるようです。「ろん」が平仮名なのが可愛らしい♪

《お菓子俳句ろん 甘味歳時記》
http://homepage2.nifty.com/seigetu/saijiki/okasihaiku.html




さてさて……おやぢなワタクシの趣味趣向がかなり顕著になった記事を書きまくった6月も今日で終わり。今年も半年過ぎてしまいますね。私個人的には大きな問題もなく過ぎましたが(読書はあまり進まず……感想などまたボチボチ書いていきます)国内外ではたくさんの辛い出来事がありました。これからどういう方向に進むのか気になることばかりですが、まずは1日1日を『清く正しく美しく』そして、ご縁がありオスカーの空のお城に立ち寄って下さった方々になにかひとつでも“おみやげ”を持って帰っていただけるよう、またオモローアンテナを張り巡らせて過ごしていきたいと思っています。



今月もお付き合いいただき、本当にありがとうございました! また来月もどうぞよろしくお願いいたします(´∇`)




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今日は「秋分の日」お彼岸の中日ですね。季語で彼岸は春になるので今の時期は「秋彼岸」という言葉を使うそうです。


《彼岸太郎,八専次郎,土用三郎,寒四郎》というなんだそりゃ(´・ω・`)?な兄弟を見つけたのですが、これは「彼岸の一日目,八専の二日目,土用の三日目,寒の四日目のこと」で「この日が晴天だとその年は豊作といわれた」そうです。《八専(はっせん》は初めて聞いたのですが「陰暦で、壬子(みずのえね)の日から癸亥(みずのとい)の日までの12日間のうち、丑(うし)・辰(たつ)・午(うま)・戌(いぬ)の4日を間日(まび)と呼んで除いた残りの8日。1年に6回あり、雨の日が多いという。仏事などを忌む。」とありました。正直、わからないです(´-ω-`)



さてさて、昨日買い込んだ本で原田マハさんの『旅屋おかえり』を読み終わったので、今は『作家の放課後』を読んでいます。興味はあったけれどチャレンジしていなかったことを大人になった今だからこそ、勇気を出してやってみようじゃないかo(`^´*)で未経験の分野に挑む作家さん22人~雑誌「yom yom」連載されたエッセイのアンソロジーです。畠中恵さん(柳家三三さんと今様お江戸散歩)酒井順子さん(早稲田と神保町の古書店巡り)西加奈子さん(占い!)万城目学さん(室内ロッククライミング)そしてお茶会に挑む(笑)辛酸なめ子さんをドキドキしながら読んでいる途中です。


やっぱり作家さんは書くのがうまい!! 当たり前なんですが、すごくテンポがよくて、笑わせてくれて、自分も同行者の気分に(*´∀`)♪ 本業を終え(放課とは決められた一日の課業が終わることなので、作家さんだと執筆かな?)その後の「あぶない放課後」(こんなドラマがあったような)サラリーマンの「アフター5」(古いっ!)ちょっとした冒険ですよね。



♪放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから 胸を離れない…


村下孝蔵さんの『初恋』にも出てくる「放課後」、私が小学生時代に読んだ漫画に『恋は放課後』というのがあって(作者が思い出せない)その中に出てくるメガネ男子(名前は悠くん)がスッゴい好きでした~彼の笑顔のカットを切り抜き、小さいリンゴの形の写真立てに入れて眺めていました……なんて痛々しい思い出(~_~;)



今の子どもたちは部活や遊びより塾なのかなぁ~小学校の下校のアナウンスとあの音楽が懐かしくなってきたおばちゃんなワタクシ、憩いを求めてどこかに行きたい、冒険したい~とりあえず、夢の中で暴れてみようかしら~今夜はこのへんで失礼いたします(+.+)(-.-)(__)..zzZZ




今日は雨ですね。天気予報通りだ…なのに鼻がかゆい!!確実に花粉の気配を感じます…これからは泣きながら仕事をすることになるでしょう…マスク使用禁止ですから(ToT)


先日、また半額につられ中古本を購入、はじめての「ばなな」♪でも“さっちゃん”だから半分しか読めなかった~などと戯れ言はやめて(--;)短編集『体は全部知っている』を読み終わりました。薄い本なのに13作品、短すぎてちょっと不満足(-。-)y-~


エッセイはたくさんあったんだけど、小説が少なくて……定番の『キッチン』とかなかったんです。先に買われてしまったのかしらん?もう少し長い話を読みたいので、おすすめがありましたらお願いします!!


ところでバナナと言えば、こんな短歌が。


『ひも状のものが剥けたりするでせうバナナのあれも食べている祖母』(廣西昌也)


あの《ひも状のもの》ってなんていうのかしら(~_~;)アレってみかんとかにもありますが、皆さまはどうしていますか?


私は特に気にしないタイプですが、同席している人が“むしりむしり”していると「じゃあ私もとるか~」と思うヘタレ野郎です(((^^;)アレに栄養があるという人もいますし…。多分、この短歌のおばあちゃんは「栄養がある!!」と信じている人でしょうね(^0_0^)


私はバナナも桃と同じで味がなくても固いのが好きです←オトナな解釈をしたアナタ!!自分のアタマをぺちぺちして下さいな( ̄▽ ̄;)



今日、何曜日でしたっけ?…という話ではなく(実際に日付や曜日がわからないですが…みんなバラバラな生活なので)『わからなくなってきました』(宮沢章夫)というタイトルのエッセイを読んでいます。


野球中継などでよくアナウンサーが叫ぶ「わからなくなってきました!!」本来ならトホホな気分で口にするはずなのに、なぜか元気にワクワク感いっぱいの「わからなくなってきました!!」に疑問を持った作者のアレコレから話がはじまります。


文学の中に「わからなくなってきました」をくっつけたりするのですが


>閑かさや岩にしみ入る蝉の声。わからなくなってきました。何を言っているのだこれは。だいたいこうなるともう俳句でさえない。


たしかに(@_@)…でもなぜかしっくりくるものも…!


はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手をみる わからなくなってきました


なんかものすごい哀愁が漂ってきて、ひとりでへへッ!!とおかしな笑い声が( ̄▽ ̄;)


他のいろんな短歌や名言の最後にお約束みたいに付け加えて遊びたくなってしまう!!


東京の坂の由来にアレコレ考えるところも「うんうん、わかるわかる~!」と思ってしまいます。


例えば市ヶ谷駅の脇にある「帯坂」。番町皿屋敷のヒロインのお菊が、髪を振り乱し帯をひきずって通ったことに由来しますが、「髪振り乱し坂」や「お菊坂」でもよかったのでは?なぜ「帯」だけが?と考えます。


そして、目撃した近所の人は呉服屋で帯がスゴく気になったのかもしれない。もったいないなぁ~と。履き物屋が目撃していたら「草履坂」だったかもしれない…と彼は思うのです(((^^;)


だいたいネーミングって、名付けた人の印象や思い込みが大半ですもん(笑)


『夜想』は読後感がズシッ!とくるところもあったので、この本は気分転換になかなかです♪しりあがり寿さんが描いた表紙が気に入って買ったんですけどね( ̄ー ̄)


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