オノマトペ

2022年02月05日

かたゆき雲便りNo.4:スモンスモン

冬季オリンピックが始まりましたね。松岡修造さんが日本を離れているので大雪の予報が……というのは案外当たっているのかも。

読売新聞の編集手帳には女子アイスホッケーチームの初勝利について「スマイルジャパンというチームだけ愛称通りの戦いぶりである」と讃え、そしてちょっとン(-ω- ?)と思う文章が続きました。

【とはいえ、この愛称にはいささか疑念を抱いている。8年前のソチ五輪出場にあたり日本アイスホッケー連盟が決めたもので、女子のみに用いられている。ジェンダーの平等に反しないか、とつい考えてしまう。(後略)】

……なんかなんでも「ジェンダー」に結びつけたいのか?と思ってしまった! この愛称が使われた時に書いた記者さんやマスコミは何かしらジェンダーについて発信していたのか? 編集手帳の記者さんが替わって2年くらい経つのかなぁ、今の人の書く文章はどうも私には合わないです。あと無理矢理「◯◯JAPAN」とかつける必要もないのでは?と思います (-_-;)


こちらは人魚を検索していた時に見つけた絵本です。そういえばマーメイドジャパンもありましたね。

【ジュリアンはマーメイド】
https://qpptokyo.com/items/5eedb5a3b5a4250a03866c36

あとオノマトペが面白いけど、ちょっと不気味ちゃんな雰囲気の絵の本。『スモウスモウ』と読みたくなってしまう💦

【スモンスモン】
https://pictbook.info/ehon-list/isbn-9784001126860/



今日は2月5日、もしかして……と思ったらやっぱり「ニコ」の語呂合わせで『笑顔の日』でした(;´∀`)

https://zatsuneta.com/archives/102055.html




rohengram799 at 11:50コメント(2) 

2015年11月26日

暁雲便りNo.32:「オノマトペ」にあらず

今月は『神様の御用人』(浅葉なつ)の続編、2・3・4巻と続けて読んでいます。参考までにおぼろ雲便りNo.16:五十恵を…!



古代の神様の名前はふりがなをつけられても読みにくくて大変なのですが、最新巻の話では「名草戸畔(なぐさとべ)という神様が登場します。名草戸畔とは、はるか縄文の昔、名草地方(現:和歌山市海南市)を治めていたとされる女性首長のこと。名草戸畔は『日本書紀』に九州から攻めてきた神武軍に「殺された」と一言だけ記されているだけで謎の多い神様。土地にはその遺体を頭、胴体、足の三つに分断し(敵方に遺体を切断された説が有力)三つの神社に埋めたという伝説があります。


ところが、これとは違う物語が残っていることがわかりました。なかひらまいさんという方がいろいろ調べて、郷土史家の小薮繁喜氏と小野田寛郎氏の協力により『名草戸畔古代紀きの国くにの女王伝説』という一冊の本になりました。


ウェブサイト:http://studiomog.ne.jp/nagusa/


「神武軍は名草軍に撃退されて仕方なく熊野に行った。しかし最終的に神武が勝利し天皇に即位した。そのため名草は降伏する形になったが、神武軍を追い払った名草は負けていない」。小野田家では、名草戸畔は自分たちの遠い祖先と伝わっているそうです。



小野田さんの名前にアレ?と思ったアナタ、そう、戦後、フィリピンのルバング島のジャングルに約30年にわたって潜伏し、その後、日本に帰還した元日本兵・小野田寛郎さんです!ご実家は海南市小野田の「宇賀部神社」の宮司家なんだそうです。宇賀部神社は昔から「名草戸畔」の頭を祀ると言われていて、宮司家の小野田家には名草戸畔の伝承が代々口伝で残されていました。小野田さんは父や祖父からその口伝を聞いて育った最後の伝承保持者だったのです。



ルバング島から小野田さんが帰国した時にはエーッ、そんな人がいるんだ!という感想で、ご実家のこととかご家族のこととか気にした記憶がありません。だから、本文後のコラム的なものに小野田さんの名前を見つけてビックリしました………まさかここで小野田さんと巡り会うなんて( ̄□ ̄;)!!


物語中に小野田さんご自身は登場しませんが、もしあの戦争がなかったら、全く違う人生を歩まれていたのだろうなぁ……と考えてしまいました。神主さんになっていたかもしれないし、歴史学者、郷土史家になっていたかもしれない……これは小野田さんだけではありませんが、いくつもあった可能性や未来を奪ったのが戦争なんだとあらためて思いました。



このシリーズはまだまだ続きそう……神様の名前は覚えられそうにありませんが、神様とのご縁が深くなったかも……しれないと都合よく考えているワタクシです( ̄▽ ̄;)





rohengram799 at 20:29コメント(8)トラックバック(0) 

2012年03月06日

第715号:愛言葉は「あなにやし」(^_-)

今朝はなんだかもやもや生ぬるい生あたたかい空気が充満していますね~曇りなのに気温が高い…寒くても晴れの方が気分はスッキリしますね(((^_^;)


今年は『古事記』編纂1300年の節目にあたるとか。日本最古の物語である『古事記』には文字を持たない“話し言葉”だった太古の日本語が漢字の力を借りて記録されているので、声に出して読んでみるのが「イイ!!」らしいです。


オノマトペと言われる擬音語や擬態語がたくさん使われているのも特徴だそうです。「内はほらほら、外(と)はすぶすぶ」→「外はくすぶっていても中はほかほか」…なんか笑える!!


そして繰り返し表現でハイテンションをアピール(^-^)v おやぢな私がウケたのはこちら!!


是(ここ)に、伊耶那岐命(いざなぎのみこと)先づ言はく、「あなにやし、えをとめを」といひ、後(のち)に、妹伊耶那美命(いもいざなみのみこと)の言ひしく、「あなにやし、えをとこを」といひき。


伊耶那岐さま伊耶那美さまは「なんとステキな乙女!!」「なんてステキな殿方!!」と声を掛け合い、愛し合い、島々を生み出したという~《国産み》にはいろいろあったみたいですが(最初は女性から誘ったのがよくなかったとか云々)義務だけではない、愛情も感じられるこの場面(^.^)日本はこんなおおらかな神さまにより誕生したのかと思うと、なんだか自然と顔がゆるんでくるのは私はアブナイ人でしょうか?(((・・;)


異郷の地で倒れた倭建命(ヤマトタケル)の故郷を思う歌


倭は/国の真秀ろば/たたなづく/青垣/山籠れる/倭し麗し


美しい故郷、美しい日本…言葉だけでなく行動で示していかねばなりませんね。今日も1日「あなにやし、えをとめを」「あなにやし、えをとこを」の皆さま、たおやかにしなやかに過ごしてまいりましょう(*^^*)


※日経おとなのOFF 2月号から記事を引用、参考にさせていただきましたm(__)m



rohengram799 at 11:37コメント(5) 
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