オリーブ

2012年07月14日

あかね雲便りNo.90:オリーブの首飾り

♪真夏の~匂いは~危険がいっぱい~


お祭りの屋台のヤキソバやたこ焼きのソースの匂いとか、ウナギのタレの匂いとかは「う~ん!」ですが、電車やバスでヤレヤレ…と座ったら前に座っていたヒトの汗臭さに「…うーん(-_-;)」となってしまうことも…!!本当にむし暑いですね。


九州の豪雨の被害は台風よりひどいのでは…梅雨明けしても暑い中での復旧作業になるでしょう。疲労の蓄積で健康な方でも倒れてしまうのでは…野田総理には他国援助も必要ですが、まず国内に目を向けて下さい!!と言いたいです。


昨日『オリーブ』(吉永南央)という短編集を読み終わりました。政治家や教育関係者のウソや知らぬ存ぜぬは許せませんが、この作品にある「大人の嘘」はどこか「優しい嘘」と言いたくなる部分もあります。もちろんトゲや毒も含んでいるのですが…。


5つの物語はどれも好きなのですが、一番というと『カナカナの庭で』でしょうか? 余命わずかな主人公は外泊許可をもらい、自宅に帰ることに…妻を驚かせようと予定より1日早く家に向かうと、玄関先でなにやらしているオヤジ、家の中には妻と自分の友人でありかつて妻の恋人だった男が驚いた表情を見せた!一瞬、お決まりの不倫かかな?と思ったのですが、ページが進むにつれて過去の3人の関係がわかり、現在がわかり、主人公抜きの2人の将来が予測される…捉え方によっては復讐のように思えるかもしれないけれど、自分の命の終わりを覚悟したらそんなふうに考えるのかな~なんて…おそらく今の年齢だからの感想なのかもしれないです。


最後の『欠けた月の夜に』は突然死した夫は過労死に違いない!!と思って会社に乗り込んじゃう奥さんが主人公なんですけど、もう最初から「ダンナは隠しごとがある」臭がぷんぷんしていたので(笑)「奥さん、やめなさいよ~子どももいるんだし」って感じで読みました。コレが最後でよかったわ~って思いました(((^_^;)


オリーブの枝をくわえた鳩は平和の象徴といわれますが(※)お母さまからたんまりいただいた民主党の鳩ユキオ君は何をくわえて政界という淀んだ空をトンでいるんでしょうねぇ…。カン君と一緒にクニオ君が集めたチョウをハトにする練習をして、ペテン師…おっと失礼、手品師として日本全国まわったらいいのに……BGMはもちろん《オリーブの首飾り》でお願いしたいですが、彼は諭吉(万札)くんの首飾りを自慢気にしていそう!昔だと「オリーブはポパイとペア」でしたが、今は「オリーブ(オイル)と速水もこみち」でしょうか( ̄ー ̄)


※オリーブの枝がハトと一緒に「平和の象徴」とされるのは…『旧約聖書』に「神が起こした大洪水のあと、陸地を探すためにノアがはなしたハトがオリーブの枝をくわえて帰ってきた。ノアはコレを見て洪水が引き始めたことを知った」という話からのようです。



rohengram799 at 14:03|この記事のURLComments(15)
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