朽網山(くたみやま) 夕居る雲の うすれ往かば われは恋ひむな 公(きみ)が目を欲(ほ)り


万葉集に残る詠み人知らずの恋の歌(*)。「くたみやま」 は大分県の久住山とする説、福岡県北九州市小倉南区の朽網(くさみ)の山とする説があるそうですが、久住山説が有力ではないかと。

https://www.pref.oita.jp/site/archive/200778.html

朽網山に夕方、かかっている雲が薄れていったら私は恋しくなるだろう。あなたに逢いたくて。


あなたに逢いたくて 逢いたくて〜 と歌を歌いたくなる……そう言えば聖子ちゃんは福岡の出身🎤🎶

https://sp.uta-net.com/movie/9126/


「逢いたい」を「目を欲り」と表現したところが素晴らしい感性ではないかと。目が欲し……だと目が星⭐ 昭和の少女漫画の世界ね! と思ったり……愛し君の姿が瞳の中ではじける、流れ星は涙になり……とひとしきりアホな妄想に浸ってしまうのはお約束! 夕陽と相まって目に焼き付ける、絶対忘れたくない、という娘心から女心まで変化していくようにも感じますねぇ :*(〃∇〃人)*: ← すでに別世界にいる💦

そんなさまざまな妄想の果てに茨木のり子さんの『私のカメラ』という詩が待っておりました。お若い方たち(に限らない?)はもスマホで写真を撮るのが大好きですけど、ちゃんと「みる」って大事だなと思います。



「私のカメラ 」 茨木のり子


眼(め)
それは レンズ

まばたき
それは わたしの シャッター

髪でかこまれた
小さな 小さな 暗室もあって

だから わたし
カメラなんかぶらさげない

ごぞんじ? わたしのなかに
あなたのフィルムが沢山しまってあるのを

木漏れ陽のしたで笑うあなた
波を切る栗色の眩しいからだ

煙草に火をつける 子供のように眠る
蘭の花のように匂う 森ではライオンになったっけ

世界にたったひとつ だあれも知らない
わたしのフィルム・ライブラリイ



素敵なシャッターチャンスがいっぱいの日曜日でありますように (* ^ー゜)ノ



(*)https://search.yahoo.co.jp/amp/s/manyoshu-japan.com/10904/%3Famp%3D1%26usqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D