皆さま、ウツウツわがまま気分なワタクシにあたたかいコメントを頂きありがとうございました(T-T)


昨晩は近くのスーパーのフードコーナーに寄り道をし『家族の言い訳』(森浩美)を読んで参りました。
森浩美さんて、「青いイナズマ」なんかをかいている作詞家の方なんですね。全く知りませんでした。「言い訳をいちばん必要とするのは家族です。」をテーマ(?)に書かれた8つの物語。


感想はと言いますと…作詞したものを物語に仕上げた、というのか、泣かせるエッセンスを抜き出したというのか…他の人が同じ題材を使ったら、もっと違う感想になったかも、と思いました。肉付けが甘いというのか、よくドラマや映画を小説化したものがありますが、そんなかんじ? 「泣かせるために書いた?」みたいな印象がまとわりついて、私的にはこの人の作品はもう読まなくていいや~すいません!!


ただ「カレーの匂い」はお涙チョウダイな文章のクサさがなくてよかったです。ちょっと気に入ったセリフもあったし。


『そんなに人って差はないものなのよ。あなたは全部勝とうとするから、棘が出ちゃうの。大きなことばかりが勝負じゃないし、案外小さなことの積み重ねなのよ。人生なんて結局、51勝49敗程度でいいの。でもね、その二つの勝ちの差が最後に物を言うんだから……本当に賢い女は負けてあげられる余裕を持ってるの。それはね、小さくてもしあわせに繋がる急所の掴み方を心得てるってことなのよ。』


女としてのキャリアが違う母親の言葉!!スルメのように噛みしめ、日々味わいたいと思います(笑)