サウダージ

2013年11月13日

わた雲便りNo.13:なんとなく…crystal?

昨日は『時の尾』(新藤晴一 )を読み終わりました。


物語は……20年に及ぶ内戦が残したのは、荒れ果てた街と、多くの難民に孤児。ヤナギは、元少年兵たちの集まる自治区の片隅で、歓楽街で売春婦のボディーガードとして雇われて生活している。一杯の粥を仲間と分け合い、麻袋を被って眠るような暮らしぶり。そんな彼に希望と呼べるものがあるとしたら、それは幼い時に離ればなれになった姉だった……まぁお約束と言えば言える、定番の展開でゲームみたいなんですが、ツマラナイ!と切り捨ててしまうほどではなく、ちょっとわかりにくいかな~というところはあるけれど、心にひっかかる…絵巻物みたいな紙芝居みたいな感じの話。


作者はポルノグラフィティのギタリストなんですね。顔がワカラナイ…ボーカルは顔は浮かぶけど名前がわからないし、知っているのは広島出身ということだけ……ファンの方、ごめんなさい…人( ̄ω ̄;)。歌は何曲か知っていますが、『サウダージ』が好きです!


♪許してね恋心よ、甘い夢は波にさらわれたの
いつか また逢いましょう。その日までサヨナラ
恋心よ…


ハルイチ作詞とあったので、彼の言葉はキライではないのだと思います~この本を読んだ人が『カルマの坂』が流れてきた…と感想を書いていたので、歌詞を検索してみたら「うん、確かにその雰囲気がある」と思いました。音楽より小説家になりたかったというのはなんか納得。


ところで、サウダージって造語だと思っていたワタクシですが(-_-;)「サウダージ(Saudade、あるいはサウダーデとも)とは、郷愁、憧憬、思慕、切なさ、などの意味合いを持つ、ポルトガル語およびガリシア語の語彙。単なる郷愁(nostalgie、ノスタルジー)でなく、温かい家庭や両親に守られ、無邪気に楽しい日々を過ごせた過去の自分への郷愁や、大人に成長した事でもう得られない懐かしい感情を意味する言葉と言われる。だが、それ以外にも、追い求めても叶わぬもの、いわゆる『憧れ』といったニュアンスも含んでおり、簡単に説明することはできない。」と調べたら書いてあって、おお、そんな深い意味があったのかと己の無知さを反省しました←今年何回目だろう( ̄~ ̄;)


実はELTの『fragile』も造語だと思っていました……表記は英語もフランス語も同じなんだそうですね。「ワレモノ注意」人の心も同じだぁ←おおざっぱな解釈をするワタクシの心は……なんとなくクリスタル?(×_×)






rohengram799 at 16:36コメント(7)トラックバック(0) 
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