空のお城通信~オスカー戯言日記~

空のお城へようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることを書いています。

タグ:ザリガニ

雑誌類の片付けをしていたら、古い週刊ポストが出てきた〜! 【「新元号」私の大予言】とか見出しがある2.15/22号……そして値段が特別定価480円というのにビックリΣヽ(゚Д゚; )ノ そんなに高かったのか!


新元号は「令和」になったわけですが、週刊誌には「愛鳳」「元和」「花繚」「折鶴」「光歴」「突破」「阿倍」「楽思」「日台」「永元」「是宝」「五輪」……なんだかスゴいものもありました。


「楽思(らくし)」は作家の月村了衛さん。


【「宋之問の五言排律『奉和幸長安故城未央宮応制』に含まれる詩句『楽思回斜日』より採った。

 楽思とは心中の楽しさの事で、この詩は帝の催した宴会のあまりの楽しさに、寒き世に春の気が発し、傾きかけた夕陽も中天へと戻った様を詠んでいる。思えば平成は『斜日』であった。次の時代は、春のように暖かく、人々が心から楽しく生きられる世である事を願わずにはいられない」】



新元号で検索した時に、なぜか「しんげん」で切ってしまって「箴言」の意味を調べる結果に……【箴言とは戒めの言葉。教訓の意味をもつ短い言葉。格言。】ということで、池波正太郎先生サイトにたどり着いてしまった。

http://ikenami.info/maxim/



私が池波先生の言葉で印象的だったのはコレです。

『白と黒の、たった二色で割り切ろうとしてはいけない』




話はかわりますが、2018年ノーベル賞の晩餐会メニューについてのコミックエッセイがありました。ザリガニ祭りだったそうです。スウェーデンでもザリガニ大好き😆💕な記事を読んだ記憶があるけれど、北欧の食はザリガニにあり!なのかしらん?


https://yukainsweden.com/2019/02/16/2018%e5%b9%b4%e5%ba%a6%e3%83%8e%e3%83%bc%e3%83%99%e3%83%ab%e6%99%a9%e9%a4%90%e4%bc%9a%e3%83%a1%e3%83%8b%e3%83%a5%e3%83%bc/

なんとなく摩訶不思議というか、物語の出だしはそうでもないのにだんだんアレヾ(゜0゜*)ノ?な方向にいってしまう短編集『ことば汁』(小池昌代)を読んでいます。タイトル自体がなんでしょ、これは(´・ω・`)?ですが……「女房」「つの」「すずめ」「花火」「野うさぎ」「りぼん」の6作品。


最初の作品はザリガニが出てきたのですが、次は鹿。老齢の詩人の「先生」に長年仕えてきた秘書の「わたし」。とある山間の別荘地のコンサートホールのこけら落としで、先生の朗読会が行われるので、わたしは先生を車に乗せて別荘地へと向かっている途中。読者から秘書になり30数年、結婚もせず「すべては先生のために」と先生のお世話をしてきました。朗読会では「鹿」を読むと先生は言います。


この詩の内容が私は結構気に入りました! 水を飲んでいた一匹の雌鹿が、若い狩人に恋をしてしまいます。水辺を守る神様にほんの少しでいいから人間の女になりたい!とお願いすると、2つの条件を快諾するなら願いを叶えようと言います。1つは「余命を半分もらうよ~」もう1つは「決して嫉妬しない」若い狩人には美しい妻がいます。でも一緒になりたいとか私だけを見て!とかそういう気持ちを抱いてはいけないと。約束を破ればすぐ鹿の姿に戻され、命はさらに半分に……それでも構わないと美しい乙女になったカノコちゃん←勝手に名付けました(笑) 狩人の前にあらわれ、想いを遂げますが、やはり嫉妬心は押さえきることは出来ず………鹿の姿で再び現れた時に狩人から一撃のもとに殺されてしまうのでした。ヨヨヨ( TДT)


なんて浪漫溢れるんでしょう~!ギリシャ神話みたいだ、と思ってよみ進めていたら、先生に「鹿」を読んでほしいという女が現れていたらしい。「今日は彼女を思って読みましょうかねぇ、ウヒヒ( 〃▽〃)」……わたしの中にムラムラムカムカとした何かが沸き上がる……(`Δ´)……先生とわたしのあいだに、まったく何もコトが起こらなかったのに!わたし、むしろ待っていたのに!めくるめく官能の世界を、肉体のよろこびも知らぬまま60歳になろうとしているのに……!!


次のインターで降りればもうすぐというときに、突然、爪が伸び始めてハンドルに絡みつき、頭髪からはツノが生えてきた! これは彼女の内面が見せているものなのか、事実なのか………そして「こんちくしょう! なにが詩人だ。老いぼれじじいめ、助平やろう」……老詩人を慕い、生涯をかけて自分を捧げてきたわたしもまた、助平なおいぼれのひとりであると、思い至ったのでございます……。



鹿って古代から神格化されてきましたし、清らかな乙女の象徴的なところもありますが、漢方薬としての効能も高く(どこの部分がナニにとか書きませんが)鹿のツノがワンちゃんのおやつとして販売されているのですね。ナイフの柄とかに最適!とかいうのは雑誌(ナイフマガジン)で見たことがありますが、犬のおやつは全く知りませんでした。



どこかで鹿を見かけたら、この話を思い出して下さい(≧∇≦)



休憩時間に本を読むと困ることがあります…この前みたいに、大笑いしたいのにこらえなくてはいけない時と、大声で泣きたいのに我慢しなくてはいけないとき…。


前の記事に書いた『モノレールねこ』に収められている、一番最後の物語《バルタンの最期》。


タイトルからわかると思いますが、大きなハサミがあるザリガニが主人公(?)です。美味しいエサにひっかかり、フータと「お父さん」と「お母さん」の家族になりました。


犬と違って散歩にもいかないザリガニは(笑)毎日家にいますから人間界を少しずつ知るようになります。フータやお父さん、お母さんの悩みや優しさも…そしてこう思うのです。


『俺たちザリガニは、たとえ命よりも大切なこの両のハサミを失ったとしても、見事再生させることができる……脱皮することによって。
人間もそうだといいのに、と思う。傷ついた心とか、無くしかけた自信とか。そういうものが、魔法みたいに、簡単に癒えてしまえばいいのに。』


ここてすでにお鼻がツーンだったのに、その最期に「バルタン、お前は、お前ってヤツはぁ~」ああっ、もう~泣きたい、泣きたい!!大声で子どもみたいに泣きたいよぉ!!


最近は解説文が読みたいので、文庫を買うのですが、そこにも「参ったなぁ。まさかこの歳になって、ザリガニの話で泣くなんて思いもしなかった。」という文章が…。


こんな気持ちになったのは栗本薫さんの『遥かな草原に』を読んだ時以来かもしれない…<ミッキー>の死を聞いた時と同じかなしみの色に染まる自分を感じます。


他のお話もとてもいいです。映像よりラジオドラマでお願いします!!そんな短編集です。あ、電車の中で読むのも避けた方がいいですよ…顔があげられなくなるから。


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