備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠)

【空のお城通信〜オスカー戯言日記〜】(2010.3.17〜2021.10.31 )からタイトルを変更。(2021.11.7〜)

シェイクスピア

菊花雲便りNo.9:林檎と薔薇

林檎の俳句で正木ゆう子さんの俳句もうふふ(〃艸〃)だったのを書き忘れていましたわ。


林檎投ぐ男の中の少年に


キャンディーズの『年下の男の子』を思い出してしまったけれど、殿方の中にはずっと少年がいて、少女の中にはずっと女が目覚める時を待っているのかなと……小さくても「女」の片鱗が見えたりするし。



北原白秋の短歌は「後朝の別れ」でしょうか?


君かへす朝の敷道さくさくと雪よ林檎の香のごとく降れ


君かへす……がなんとなく意味ありげで…。雪が足跡を消してくれるのかしらん? 雪の香りが蜜柑だとしたら雰囲気が台無し……かな(笑) 雪と林檎で白雪姫を連想しました。



………と夜中に↑まで書いたのですが、今朝の新聞にシェイクスピアの『夏の夜の夢』から引用した言葉にほぉ〜!となりました、


〈バラは香水となって香りを残してこそ地上での幸せを受ける。〉



小さい白い薔薇には「恋をするには若すぎる」という花言葉があるとか? 林檎の花も小さい白い花ですね。林檎自体がバラ科だし……また最初の俳句に戻ると「若すぎる時期は過ぎて実りの時期が来たわよ、いつまでも待たせないで欲しいわ」なんて女性の気持ちが…!? とまた勝手にドラマを作り出してしまいました(^。^;)



正木ゆう子さんについて

https://www.gef.or.jp/globalnet201902/globalnet201902-6/

福雲便りNo.3:家族とチーム

福山くんの歌に♪家族になろうよ~というのがありましたが、この作品を読んだら彼はどう思うのかなぁ、なんて考えた桂望実さんの小説『週末は家族』。


シェイクスピアに心酔する小劇団主宰者の大輔くんと、その連れ合いで他人に愛を感じることができない無性愛者の瑞穂は、母親の育児放棄により赤ちゃんの頃から児童養護施設で暮らす少女・ひなたの週末里親になります。ひなたちゃんは演技力があって、特殊な人材派遣業(レンタル○○みたいな感じ。父親のふりをするとか、奥さんのふりをするとか、父娘のふりをするとか)を手伝ってもらい、大輔くんの舞台にも出たりするようになります。



まず知らない言葉だらけでした。「恋愛感情がない。異性、同性にかかわらず、男女どちらにも性的な欲求を抱かない」という「無性愛者(アセクシュアル)」。私は最初、作者の造語なのかと思ったくらい……無知ですみません…! 同性でも異性でも恋するのが当たり前で、欲望の塊みたいな人もいるのに……周りからの理解を得るのは難しいですね。


そして「週末里親制度」。児童福祉施設で生活している親や親族の面会、外泊の機会の少ない子どもたちを週末や夏休み、お盆、お正月などに家庭に迎えいれていただき、社会的経験や家庭生活の経験をさせてもらうという……大阪市の例ですが詳しくはこちらを。


http://ss7.inet-osaka.or.jp/~fureai/shuumatu.htm



週末里親の立場はあくまで「おじさん、おばさん」。実親がいるので、将来的には実親の元に……と施設関係者は考えます。 ひなたの母親は施設の人から面会に来てください、と何回も言われるから「行きます」と返事をする。施設の人間は「お母さんに会えるよ、よかったね」と伝るけれど、ドタキャンばっかり……ひなたは母親が面会に来る気がないのはわかっているからガッカリもしないのに、申し訳なさそうに謝ったり慰められたりするとウンザリしてしまう……子どもだってちゃんと考えてるのに「かわいそう」を押しつける。


その親がどうしようもない人間でも「自分の子どもだから愛情があるに決まっている。家族だから一緒に暮らすのが一番!!」という「思い込み」ではないのか? どの子どももそれを望んでいるのか? んだよにそんなはではたくさんの問いかけがありました。



帯にあった『俺たちは、戸籍や、世間の思い込みなんかに束縛されないんです 俺と瑞穂と、ひなたは、三人のチームなんですよ』これにつられて買いましたが、ひなたのクールな面と子どもらしい面、大輔くんの苦悩や夢、瑞穂の懸命さとか……笑えるところもあるし、読んでよかったです。



桂望実さんの本は『ボーイズ・ビー』も子どもの気持ちがすごく伝わって好きでしたわ。その時の感想はヒコーキ雲便りNo.40:ぷりんぷりん物語でどうぞ!!



明日が仕事始めの皆さま、元気にガンバって下さいませ(・∀・)ノ



《追記》
『週末は家族』作者オフィシャルブログより制作秘話(?)です。

http://nozomi-katsura.jp/books/shumatsuwakazoku.html



メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

オスカー

QRコード
QRコード