ダ・ヴィンチ

2015年11月07日

暁雲便りNo.16:オスカーより愛をこめて

最近のSoftbankのコマーシャルが酷い……セーラームーンにアトムにゴルゴ13にケンシロウ……原作ファンをバカにしているとしか思えない(特にゴルゴ!)……auに変えスマホデビューするべきか?とか考えてしまう(~_~;)


マンガつながりで……先月発売の『ダ・ヴィンチ』に青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」の特集があり、懐かしくなって今発売されている分を大人買いしてしまいましたわ。途中まで持っていたのですが、ひとり暮らししていた時に兄が「借りていく」と言って持っていったきり30年近く返してもらっていないので……兄ちゃん、オレのエロイカはドコにあるの?


来年で連載開始40周年!なんですが、 ダンナから「おかーさんはいつから読んでいるの?」ときかれたので「連載開始から」と言ったら「えっ、おかーさんって小学生の頃から“ホモ好き”だったの( ̄□ ̄;)!!」と言われた………なんなんだ、その言い方は!


たしかにホモホモしい展開はありますが、あのくらいでは……ねぇ?……って誰に同意を求めている!? 美術品大好きな麗しい金髪の泥棒貴族ドリアン・レッド・グローリア伯爵(通称エロイカ)と「鉄のクラウス」ことNATOの情報将校である、クラウス・ハインツ・フォン・エーベルバッハ少佐の噛み合わない美に対する価値観(古今東西いろんな美術品が出てきてフムフムします)やスパイ社会や(コードネームがまた笑える)国際情勢など面白おかしく学べることがたくさんあるというのにぃ~! ちなみにドイツのエーベルバッハ市は日本人観光客がたくさん訪れる、ファンの聖地であります(笑)



そして昨晩は金曜ロードショーで「るろうに剣心」(映画)をダラダラと見ました。「るろうに」は流れ者や放浪者を意味する造語だそうな。ジャンプ連載中もなんとなくダラダラと読んでいましたが、登場人物の関係性がよくわからない。ああ、こんな人いたわ~みたいな。そして女優陣が可愛くないのが残念な作品……なんかイメージが違うんですよね。他のキャスティングもですが。志々雄さまの藤原竜也くんは演技力があるのでOK!(笑)


イケナイ!と思いつつもやはりツッコミを入れたくなってしまうのがオバチャンの性(さが)! 処刑場シーンでは斬首といいながら、ナゼ髪を切り、首をあらわにしない?(実際は斬首しなかったのでまぁいいのか?) 船内セットはどちらかというと舞台向きでは? 来年かな、宝塚で舞台化されるそうなので、そちらにいいかもなんて思ったり……。甲板での戦闘(?)場面は斬られ役の皆さまが巧すぎる!!(笑) 刀の重量感もないし(松平健とか里美浩太郎のようなどっしりした構えが欲しい)それを持つことの重み、責任感が言葉だけで薄っぺらいような……刀剣を大事に扱っている雰囲気もないし………変にアクロバティックなチャンチャンバラバラが続いてなんだかなぁ……歯こぼれしてんじゃないの?とか三人斬ったらもう使い物にはならないんじゃあ?とか……ラストもなんかパッとしなくて……そして一番困ったのが「緋村」と呼ぶ時にバナナマンの日村が頭に浮かぶことでした~! この映画がお好きな方がいたら大変申し訳ございません!



マンガ、小説、アニメの映画化って多いですが、別作品として楽しめるものってなかなかないですね。産婦人科医の「コウノドリ」は主人公がピアニストとして登場する時のヘアスタイルが酷すぎて泣けました( TДT)




タイトルは「愛をこめて」なのにグチグチ書いてしまいましたね……すみません(´;ω;`) 11月も1週間過ぎました。なんだか気忙しいですが、皆さま、お身体に気をつけてお過ごし下さいませ。





rohengram799 at 11:07コメント(16) 

2011年11月26日

第632号:テニスボールと孫の力関係

前の記事に書いた西加奈子さん、「ダ・ヴィンチ」でエッセイを連載中ですが、あるお友だちが陣痛で苦しんでいる時に付き添っていた時の話がありました。


「陣痛が始まったら、これで妊婦の肛門(以下水戸さま)を押さえてあげて下さい」


渡されたのはテニスボール……胎内で下方にものすごい力がかかるので、水戸さまが飛び出そうになるらしい~だから、押さえるのに使えと(((・・;)


硬球なのか軟球なのか書いてありませんでしたが(-_-)イヤ~初めてききましたよ!!妊娠中、便秘がちで痔になるとか聞いたことはありますが…「産む」「産まれる」ってスゴい力がいるのだと改めて思いました。


私の場合、世に出るために力を使い果たしたらしく、「根性」とか「耐久性」とかものすごい速さで下降している気がします(-_-;)本日も身体のあちこちの部位から「痛いの」「休もうよ」「眠い」のささやきが聴こえますわ( ̄▽ ̄;)


ところで皆さま、隔月発売の『孫の力』という雑誌の新聞広告って見たことありますか?今月発売の特集は「孫を幸せにするお金の使い方大研究」です(゜□゜)


私、この広告、キライなんですよね。キライというより不愉快な気分になります。表紙の孫を抱いたおばあちゃんは確かに幸せそうですが、みんながみんな孫と一緒にいるわけではないし、今回の震災のように予想もしない形で家族を失った人もたくさんいるわけですし…。


「お金があるなら孫に使いましょう!!」キャンペーンみたいで…。それが正しいおじいちゃん、おばあちゃんの在り方ですよ、って押しつけられているみたいだし、若い世代には結婚しなさい、子どもを産みなさいって迫っている気もして、なんだかブルーな気分になる(;_;)


発売するのはいいですが、広告は控えめにしてほしいなぁ…なんて思う私はやはり心が狭いのかしら?(´д`)




rohengram799 at 15:21コメント(20) 

2011年08月17日

ひつじ雲便り489:みなとまち

ダ・ヴィンチで、シリーズ作家が描く[街]横浜…という連載があるのですが、それを見てふと思ったことが……。港のある街…というとまず思い出すのは「横浜」になるのは関東に住んでいる人間だからなのでしょうか? 渡辺真知子さんの『かもめが翔んだ日』を聞いてイメージするのも、遊びに行ったこともない横浜なんですよね~(((・・;)


関西の人なら神戸、北海道の人なら函館、九州の人なら長崎、山口の人なら下関、広島の人なら呉…だんだん造船所巡りのような発想に~「京都の人なら舞鶴港か?」「それは『岸壁の母』!」などとひとりで遊んでしまいますが(--;)



「港の名前は舞鶴…」のセリフ、甲府に舞鶴城公園ってあるけど違うよね、と思い(当たり前!!)京都だとわかった時も「京都のどこに海があるの?」……地理を知らないって恥ずかしいですね。京都は内陸部だとずっと思っていました(>_<)


rohengram799 at 09:27コメント(19) 

2011年07月23日

ひつじ雲便り473:無力感を祈りに変えて

今発売中の『ダ・ヴィンチ』8月号は東日本大震災の特集号です。被災地からのレポートの他に「これからの私たちにできること」が載っています。


マンガを買うこと、本を買うこと、チャリティグッズを買うこと、一緒に考えてみること、いろんな形で心を届けられるように…たくさんの情報が一度に得られるので、職場やサークルなんかに一冊おいてあったら、みんなが自分に出来ることを探しやすいのでは?なんて思いました。


私はブログに書いてからだいぶたちましたが、昨日『コミックいわて』を買いました(((^_^;)ポイント10倍を待って購入した人がいたのか(私のように)少し前には3冊あったのに残り1冊でした。


あの吉田戦車さんも岩手県出身なんですよね。関係ないですが、伊藤理佐さんが奥さまだと初めて知りました(゜□゜)
今読みかけの『償いの椅子』の作者、沢木冬吾さんも花巻市の生まれ。岩手県出身の作家さんや岩手が舞台の作品も多いですし…ちょっとでも興味をもったら、本屋さんにGO!お願いします(^o^)/


ひつじ雲便り399:コミックいわて



rohengram799 at 09:23コメント(3) 

2011年06月11日

第511号:素敵な誤解

本日の読売新聞朝刊に浜田省吾さんのコンサートツアー広告がありましたね。他の新聞にも載っているのかしらん?どうしても「姉が降る」を思い出してしまいますが(笑)『僕と彼女と週末に』の歌詞が載っていました。

おそらく「今日」にあわせての掲載で、ハマショーに関心のない人たちにも歌詞は読んで欲しかったのだと思いました。

前に中島みゆきさんと糸井重里さんのインタビューの話(※)をしましたが、こんな言葉もありました~『素敵な誤解』(^_-)


みゆきさん
たとえ「絶望的」と言われたとしても(注:昨年発売されたアルバムについての評価)私が書き切れなかったところ、だけど伝えたかったところ、そこを聴く人たちがさまざまなに解釈して受け取ってくれるから、歌って楽しいんだと思います。


糸井さん
んなもっと歌を遊べるように膨らましたり、広げたり、転がしたりしてくれたら嬉しいよね。


みゆきさん
主語と述語さえ合っていれば、あとは素敵に誤解して下さいってことですよね。歌を聴いて同じことを感じるのが大事なんじゃないから。何かを感じてくれているなら、一緒に考えることもできるでしょ。一緒に考えれば、先へ進めますもんね。同志みたいにね。


「同士みたいにね」……この言葉に池田理代子センセ~の『オルフェウスの窓』に出てくるクラウスを連想するのはナゼかしら?(ちなみに私はイザークが好き♪)なんてふざけたことを書いていますが(((・・;) みゆきさんの「一緒に考えれば、先へ進めますもんね。」って言葉が素晴らしい!!なんで、インタビュー記事を読んだ時に赤線を引かなかった!?(爆)


ことばのままに生きてゆけたら
そいつはむずかしいな
そいつは苦しすぎるよ


南こうせつさんの『愛する人へ』の歌詞ではありませんが、言葉のままに生きることは難しい…でも一つの道しるべになる気がします。


言葉の力を信じてる。歌の力を信じてる。自分の「未知なる力」も信じたい( ̄^ ̄)


(※)
『ダ・ヴィンチ』(2010.11 ) 中島みゆき特集ふたたび (No.199)より




rohengram799 at 15:55コメント(12) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ