備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

ようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることをチマチマと書いています。

タグ:チェーホフ

昨晩、チェーホフの短編『ねむい』を青空文庫で読みました。主人公は13歳の少女、ワーリカ。女中としての仕事も大変なのに赤ちゃんの子守りもある。子守唄の効果もなく、なかなか眠ってくれない赤ちゃん(´д`|||) ああ、でもとにかく眠いの! 現実なのか夢なのか、彼女の生い立ちなどもわかります。でも、そんなの関係ない! 私の邪魔をするのはなんなの? そして彼女は・・・


「やっとのことで、生きる邪魔をしている当の敵をみつける。その敵は――赤んぼなのだ。彼女は笑いだす。あきれたものだ、――こんな些細ささいなことが、なぜもっと早くわからなかったんだろう? 」


ダメダメ、いけない!のショーゲキの結末が待っていたのですが、育児ノイローゼを連想するような作品でしたわ。夢オチが望ましいです・・・(;´Д`)



子守唄で「ねねしな灯台」というのがありました。


ねねしな灯台に灯がともりゃ
人は誰でも眠るとヨ
眠れないのは鬼の子と
愛にはぐれた迷い子ヨ
ねねしなねねしなねねしなヨ

ねねしな灯台の沖合いを
だまりこくって舟が行く
春にはあいつとこの島を
出ようと二人で決めたけど
ねねしなねねしなねねしなヨ

ねねしな灯台に月が出て
ひそかに咲いた白百合よ
生きてくことに汚れるな
人生二度とはないんだよ
ねねしなねねしなねねしなヨ

ねねしな灯台に打ち寄せる
波だけ信じて歌うのさ
明日はきっと良い日だよ
でっかい日の出もみられるよ
ねねしなねねしなねねしなヨ



子どもに歌って聴かせるというより、自分に言い聞かせているような歌詞だと思いました。なんとなくフレーズを覚えていて、大人になってからその意味とかを考えて、しみじみするのかもしれないですね。



寝る子といえば、ねこ(=゚ω゚=) 仕事帰りに久しぶりに野良猫を見ました。 ジャズピアニストの山下洋輔さんが行方不明の猫を探しあぐねて、近くの神社にお参りしたら、翌日戻ってきた!という話が評判になり、立川の阿豆佐味天神社は「猫返し神社」と言われるようになったとか・・・そんな話が書かれたエッセイが発売中らしいので、読んでみたいです(*´∀`)♪

千早茜さんの『男ともだち』という本の中に出てきた『三びきのやぎのがらがらどん』が気になり、読みたいなぁ~と思っていました。本屋さんに行った時に絵本コーナーを見たら、アラ!ちょうど目線の先にあるじゃあないですか~店員さんも千早さんの本を読んだのか?と思ってしまいました(笑)


ちなみにこの小説の主人公も同棲中の彼氏がいて不倫中で男ともだちもいる、という29歳です。イラストの仕事をしているので、比較的時間は自由になるので遊べるって感じ? 〆切に追われると大変ですが。


「女が男の友達になる順序は決まっている。まずはじめが親友、それから恋人、そして最後にやっとただの友達になるというわけだ。(チェーホフ)」の展開になるのかと思ったら、それはなかったです。恋愛物というより女性の自立を描いているような気がしました。


話を絵本にもどしますね(^_^;)


大きさの違う3匹のやぎがいます。名前はみんな「がらがらどん」(笑) ある日、3匹は草を食べて太ろうと山へ向いますが、途中で渡る橋の下には「トロル」が住んでいて、やぎを食べる気満々です!


それなのにやぎたちは「関係ないね!」とばかりに悠然と、むしろ楽しげに橋を渡っていきます。1番目の小さいやぎは「かた こと」と、2番目の中くらいのやぎは「がた ごと」と、そして3番目の大きいやぎは「がたん、ごとん」と橋を渡っていきます。身体が大きくなるに連れて目つきも悪くなるのが、なんとも言えない迫力があります。もし動物の眼球を移植しなくてはいけない事態になったら(どんな場合だよ!)「神さま、お願いです! ヤギではなくウマの目にして下さい!」と叫んでしまうくらい、やさぐれた鋭い眼光!(笑) 埴輪の目にあのヤギの目を嵌め込んだら・・・とか帰り道、へんなことばかり考えてしまいましたわ。


トロルは小さいヤギ、中くらいのヤギにも後から来るヤギがもっと大きいよ、と言われて待ちます。トロル、弱い・・・というか、大きいヤギのがらがらどん、怖いわ! 「大男総身に知恵が回りかね」動物諺を思い出しました。



ノルウェーの昔話らしいですが、森林の雰囲気が北欧ってこんな感じなんだろうな、と納得してしまうタッチです。最後に草をいっぱい食べて満足、満足と寝ころぶ三びきのやぎのがらがらどんに、野生の動物の生きていくたくましさを感じました。




こちらの記事で迫力ある絵をご覧下さいませ。

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