トウモロコシ

2017年03月28日

春光雲便りNo.21:まさか ヘ(゜ο°;)ノ

『にっぽんのおにぎり』の作者がトウモロコシのおにぎりが好き!というインタビュー記事を読んだのですが、アメリカ・インディアン民話に『とうもろこしおばあさん』というのがあるそうです。なんか幼稚園の頃に読んでトラウマになった!とかいう話を聞いたので、おばあさんの髪の毛がありトウモロコシみたいになったのか?くらいに思っていましたが・・・たしかに絵本のおばあさんは砂かけババァみたいな感じでしたが、小さい頃にコレを読んだら本当に((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルだろうという内容でしたわ。



昔むかし、アメリカに住むインディアンは、男たちは野牛をとり、女たちはイモを掘って暮らしていました。ある時小さな村に、ひとりのおばあさんがやってきて「ここに一晩泊めて下さい」と頼みました。インディアンの若者は、こころよくおばあさんを泊めてあげました。翌日、大人たちが狩りやイモ掘りに出かけてしまうと、おばあさんはテントの中で、おいしいパンを作っていました。「野牛でもイモでもない。なんだろう、このおいしいものは」と聞くと「それは、とうもろこしというもんだよ」とおばあさんは答えますが、どこで手に入れたかはどうしても教えてくれませんでした。不思議に思った若者は、ある日、狩りに出かけたふりをして戻り、こっそりテントの中をのぞいてみました。中ではおばあさんが太ももをガジガジと掻いていました。そこからボロボロとトウモロコシの粒が・・・(°Д°)(°Д°)(°Д°)


ヒミツがバレてしまったら・・・日本むかし話的にはその家から去るパターンが王道ですが、おばあさんは・・・翌日、男を平原に連れていき「枯れ草に火をつけ、私の髪をつかんで、灰の上を引きずり回しなさい」などと教える。ひぃ~絵がまたおそろしいのです。おばあさんの髪をつかみ、引きずる男の姿が上空から撮影したかのように描かれていました((((;゜Д゜)))


結果的にはその後芽が出てきてトウモロコシの実がなり、それからインディアンはトウモロコシを見るとおばあさんを思い出して一粒も無駄にしないで大切にしているという、いい話(?)で終わりますが、とにかくショーゲキです。読んだ方はいますか?



日本にも【大宜都比売神/大気都比売神(おおげつひめのかみ)】という 食物をつかさどる女神の話がありますね。伊弉諾尊 (いざなぎのみこと) の子で、素戔嗚尊 (すさのおのみこと) が食物を求めたとき、鼻・口・尻から食物を取り出して奉ったため、怒った尊に殺されてしまいます。その死体から蚕および五穀が生じたという・・・「日本書紀」では保食神 (うけもちのかみ) 。このタイプの話は西洋にもあったような?
普遍的無意識、世界に共通する概念なんでしょうか?




食べ物と言えば、與那かにAmazonポチで『京なさけ 小料理のどか屋 人情噺19』を頼んでいましたですシリーズ物の19巻だけ頼むって・・・とおもいましたが、単独で読んでも問題なかったです。いろんな料理が出てきて、料理自体が美味しそうだ、というより、食べた人たちの嬉しそうな様子がとてもよかったです。とくに「煮ほうとう」は好評だったので満足です(≧▽≦)






rohengram799 at 15:25|この記事のURLComments(4)TrackBack(0)

2016年05月17日

香雲便りNo.18:古いヤツほど…

「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴こそ新しいものを欲しがるもんでございます。」


そんな鶴田浩二さんの『傷だらけの人生』のセリフのように、新しいモノを欲しがるワタクシ(イヤ、意味が違うって!)昨日は久しぶりに本屋さんにいきました。あるわ、あるわ、新しいモノ(本)が~!!


気になっていた『ナイチンゲール』上下巻を購入しました。これでタイトルの謎も解けます~ただそれがいつになるかはワカラナイ(¨;) そして野口卓さんの書き下ろし『ご隠居さん』シリーズ第4作が出ていました~今回のタイトルは「出来心」です。落語にもある演目で(主人公の鏡磨きの梟助さんは落語が好きなので、関連した話が多い)表紙もそれにあわせて泥酔した、いかにも盗人(ぬすっと)が描かれていました( ̄▽ ̄;) 



ダンナが終電らしきものを見送り、反対のホームにいる男性と見つめあう…みたいなテレビコマーシャルを見ていて「いい歳してネンネじゃあるまいし…」とアンタは何歳だよ!とツッコミたくなるくらい昭和のおっさん、もはや死語だろ!な言葉を使ったので(自分でもビックリしていた)あまりにも懐かしくて調べてしまいました(笑)

【ねんね】は年頃になるというのに、未だ子供っぽくて世間知らずな若い娘、または青年のこと。ここに赤ん坊(「寝寝」)、人形(「姉姉」)の意でもある。「ねんねえ」とも発音する。

ネンネって娘さんにしか使わないと思っていたら、男にも使うのかと意外! 「ウブだねぇ」なら男女共通で男は「ボウヤ」とかだと思っていたので、そうなんだ……(゜_゜;)


「傷だらけの人生」で“好いた惚れたとけだものごっこが罷(まか)り通る世の中でございます。好いた惚れたはもともと「こころ」が決めるもの……こんなことを申し上げる私もやっぱり古い人間でござんしょうかねえ。”ってセリフが入って♪一つの心に重なる心 それが恋ならそれもよし…と歌になるので、しみじみ仁侠の世界に浸っていた昨晩、ドーン!と大きな揺れが……慌てて玄関のドアを開けにいきましたよ。


夜の地震はやっぱり怖いです。熊本や大分の方々は今もこんな毎日が続いているのですね。子どもたちも学校が再開してインタビューに応える姿は元気そうに見えますが、気持ちは不安で揺らいでいることでしょう。大人も子どももケアを十分にしてほしいです。



新緑の緑が映える頃に咲く雨を「緑雨(りょくう)」と言いますが、明治時代の小説家・斎藤緑雨がこんなことを書いていたそうです。

『偽善なる語をきく毎に、偽りにも善を行ふ者あらば、猶可ならずやとわれは思へり。
 社会は常に、偽善に由(よ)りて補維(ほい)せらるるにあらずやとわれは思へり。』

偽善という言葉を聞く度に、たとえ偽りであっても善行を行う人がいるのならやはり結構なのではないかと私は思う。社会は常に偽善によって守られているのではないかと私は思う……災害後の募金やボランティアなどにいろんな意見がありますが、これを読んでそうだよなぁと思ったワタクシです。



作家の藍川京先生のブログ記事薔薇、西洋山査子、翼果/阿蘇の森よりトウモロコシ収穫の知らせお読み下さいませm(__)m





rohengram799 at 10:26|この記事のURLComments(12)

2015年07月31日

星雲便りNo.18:いと(わ)しきもの~7月の本棚

明日はもう8月、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいます……オタ息子へのお見舞いコメント等ありがとうございましたm(__)m これから通院はあっても入院はカンベンしてほしいです~昔みたいにいろいろ持っていかなくてもたいていのものはレンタル出来ますし、自販機もあるしコンビニも近くて不便さはありませんが、付き添う側、見守る側の気持ちはかわらないですからね(◎-◎;)



さてさて、ラブリーな表紙が気に入り買った『ショートショート・マルシェ』(田丸雅智)は食べ物がらみのショートショートが18編。タラノメならぬ「ネコの芽」に「差し歯」の革命か!?のトウモロコ歯!!(;゜∀゜) ♪捜し物はなんですかの「捜索料理」、リアルに胃袋をつかみ「男をつかむ」うどん男の「MEN」など……座布団5枚!!みたいなラストもあったり、うんと唸ってみたり、社会風刺だったり……他のタイトルも「お腹のビール」「ケイ紀」「信号木」など使う文字が違うだけで広がるファンタジーでホラーでブラックユーモアな世界(笑) 作品によっては小学生でも楽しめそう! 初めての作家さんでしたが、星新一さんの孫弟子と言われているとか? 作風は違いますが、なかなか面白かったので他の作品も読んでみたいです。



息子の入院は前からわかっていたものの、エアコンの故障やら予想外の出来事も出費もたくさんあって、ブログ更新も読書数も20に届かず……自分でも不満足な1ヶ月になってしまいました( ̄ ̄;) 来月はもうちょっとドタバタしないで過ごしたいと思います。皆さまもお身体に気をつけて、夏を楽しんで下さいませ。来月もどうぞよろしくお願いいたします……あ、8月最初の記事は3日の予定です(; ̄ー ̄A



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rohengram799 at 06:41|この記事のURLComments(10)

2011年11月09日

ひつじ雲便り532:玉蜀黍

漢字で書くと摩訶不思議になる「とうもろこし」!カタカナでもまた印象の変わる「トウモロコシ」ですが、皆さまはどのようにして食べますか?

本日もあちこちブログを読んでいましたら、夏に有名な若手女優さんが差し入れのトウモロコシを食べる様子が書いてありました。

なんと~トウモロコシを横にして食べるのではなく縦にして食べていた!!と(((・・;)ソフトクリームではあるまいし、縦に持って自分の顔を横にしてガシガシ食べたのだろーか(-_-;)完食したかどうかはわからないですが…。

スイカを箸で食べるとかバナナをフォークとナイフで…なんていうのは今さらですが(マンガや同人誌でよく見る)トウモロコシは盲点でありましたわ!!

そうそう~秋田には《諸越(モロコシ)》という名前のお菓子があるそうですね。

昔、佐竹義宣公が水戸から久保田の地へと転封された時に、お殿様をお慰めしようと献上されたのがお姫さまではなくお菓子さま!

お殿様が「美味である.。もろもろの菓子を越えたものである」と大変お気に入りになり~「諸越」という菓子名となって現在もお茶漬けとして人気とか。

スーパーのお菓子売り場にあるのかな?東北のお菓子は「南部せんべい」しか目に入っていない可能性もあるので(((・・;)今度探してみようっと♪



rohengram799 at 16:50|この記事のURLComments(16)
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