ピアノ

2018年12月01日

竜潜雲便りNo.11:花嫁のれん

石川県に「花嫁のれん館」というのがあるのですね。


「花嫁のれんとは、幕末から明治時代から伝わる、加賀藩の能登・加賀・越中で始まった婚礼の風習の一つで、嫁入りの時に嫁ぎ先の仏間に掛けられ、花嫁がくぐるのれん」だそう。

http://hanayomenorenkan.jp/


サイトにあるショップのマグカップが欲しい~! あと「花嫁のれん」という列車もありました。 ♪花嫁は夜汽車に乗って嫁いでゆくの~と歌いたくなったりして(笑)

https://www.jr-odekake.net/navi/kankou/area_hokuriku/hanayomenoren/



こちらは花嫁さんとは関係ないですが、いろんな楽器が展示してあるようです。民音音楽博物館。オシャレ過ぎるピアノとかあります(^∇^)

http://museum.min-on.or.jp/



今日から12月。両親の結婚記念日だったので、花嫁さんの話からスタートしてみました。またよろしくお願いいたします!



rohengram799 at 11:30コメント(6) 

2015年06月05日

草雲便りNo.5:もしもピアノが弾けたなら…

新聞を読んでいたら『今日は老後の日』という文字が……なんだ、これは……いつからこんな日が(´・ω・`)? 検索してみたら、平仮名で『ろうごの日』もちろん六(ろう)五(ご)で「ろうご」(老後)の語呂合せ。神戸市老人福祉施設連盟が制定したようですが、あんまり浸透していない気がする……(~_~;)


下記ブログに「老後はいつから?」とありますが、本当にいつからなんだろう?って思います。早期退職したから老後っていうのもなんか違うし、年齢でバッサリ区別出来なくて気持ちの問題かしら( ̄~ ̄;)

http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/content?bid=nonki1945&id=55250295



さてさて、普段買うことのない週刊文春がナゼかウチにありました。ちょっと前のヤツですが《川柳のらりくらり》という、柳家喬太郎さんが選者で紙切りカットが林家二楽さんの連載記事がありまして、お題がピアノでした。


私が気にいったのは、兵庫県・西宮小町(62)さんのこの一句。


『かあちゃんが紙に鍵盤書いてくれ』


喬太郎さんが「不思議と音が聴こえた気がした」と評していましたが、なんともドラマを感じる作品…… 私は最初、老後の文字を見たからか、母上さまが昔ピアノを習いたかったのかな、孫が発表会とかで弾いているのを見て自分も弾きたくなって、でも買うほどではないから(高いし)作者に「鍵盤書いて」とお願いしたのかな…と考えてしまったのですが、イヤイヤ、ちょっと待てよ←キムタクにあらず(゜o゜)\(-_-)


作者が子どもの頃、遊びの延長かもしれないけれどピアノがほしい、ピアノを弾いてみたい!と言ったけれど買う余裕がなくて、チラシの裏に鍵盤を書いてくれたのかなぁ、と思ったり……私も小さい頃はおもちゃのピアノをポロンポロンしていましたが、両手でピアニストの真似をするには小さすぎてチラシに書いたような気もする……昔はたくさん裏が白いチラシがあって、漢字の書き取りやら計算やらお絵かきなんかしていました。「不衛生」と言われて新聞紙やチラシに食べ物(商品)を包んで渡すことがなくなりレジ袋がメインになってしまいましたが、新聞紙やチラシはウチにドッサリありました。



実際、ピアノがあるお宅ではこう思われている可能性もあるな……が次の作品です(^。^;)


『ピアノさえ弾かなければいい娘なのに』(埼玉県・野島玲子・77)


『寝床』って落語、聴かせておやんなさい。とあったので、あらすじを読んでみたら、下手の横好き、ドラえもんのジャイアンリサイタルを連想してしまう……下記サイトでは当時の風俗なども書いてあるのでためになりました。

http://ginjo.fc2web.com/181nedoko/nedoko.htm



喬太郎さんは金原亭馬遊さんと池袋北口近くのケニーズバーというジャズバーで年4回ケニーズ寄席という落語会を開催しているそうです。ジャズも落語……どちらも熟成された大人の娯楽という雰囲気が……ワタクシにはまだまだ立ち入れない領域です(O.O;)(oo;)



もしもピアノが弾けたなら……鍵盤に指をバンバン叩きつけるような曲を激しく演奏してみたい~実際やったら近所迷惑ですな(;>_<;)



皆さまは美しいピアノの音色のような、素晴らしい週末をお過ごし下さいませ(*´∀`)ノ






rohengram799 at 10:25コメント(14) 

2015年01月21日

福雲便りNo.19:雪中花

テレビや新聞で水仙の話題を見聞きする時期になりました。漢名の「水仙」を音読みして「すいせん」。漢名は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典からだそうです。きれいな花の姿と芳香がまるで「仙人」のようなところから命名されたらしい……仙人というと白いヒゲのおじいさんのイメージですが、中国の方のイメージは違ったのかしら(笑)


別名「雪中花(せっちゅうか)」。雪の中でも春の訪れを告げるので、この名前になったようです。詩的で美的!!



『肝油噛みし頃が初恋黄水仙』(守屋明俊)


普通の水仙は冬の季語になりますが、黄水仙は春になるそうです。黄水仙は水仙の中でもっとも香りが強いとか。この句に出てくる肝油缶の色も黄色だった気がします。子どもの顔がばぁん!と大きく出ているヤツです。ワタクシは保育園時代に1日1個でしたが、もっと食べたい!ワガママな子どもで、小学生の時にも近くの薬局で肝油を買ってもらった記憶があります。


幼い頃の初恋は先生だったのか隣りに座った女の子だったのか……黄水仙の咲く頃ですから、卒園の時期に淡い恋心を意識したのかも……初恋は肝油フレーバー、昭和感がたっぷりです(≧▽≦)



『水仙を映すピアノと待たさるる』(秋田市 佐良土 朝孝)


よく磨かれたピアノに水仙の白い花が映っているのは、学校の音楽室か個人レッスンの生徒さん宅か、または別の場所か…。待っている人はどんな人? 待たせている人はどんな人? 季節は冬だけれど、時間は朝昼晩、いつかしらん? 早朝や真夜中もある? 性別、年齢などいろんなパターンがうかんできて、それぞれにドラマがありそう!!


私は……時間は早朝、舞台は女子高の音楽室。憧れの先輩からピアノの個人レッスンとまではいかなくても、アドバイスをもらうために待つ下級生……おねえさま!の世界でもそうでなくてもOKよ!!← もう今日は寒すぎる1日だったので、こんな妄想でもしないと仕事が出来ませんでした( ´△`)



皆さまもあたたかくして早くおやすみ下さいね。






rohengram799 at 19:53コメント(10) 

2013年06月28日

うろこ雲便りNo.17:家庭も小さな鉱山だ!!

このタイトルにピン!とくるものがある方は……ワタクシの母に近い年齢の方かしら?と思うのですが、イヤイヤそんなことありませんぞ!!という戦後生まれの方もいらっしゃるでしょう。


戦時中の「金属類回収令」鍋やら刀やら鐘なんかは聞いたことがありましたが、ピアノの弦も対象だったのですね。「家庭も小さな鉱山だ」は戦時中のチラシのコピーです。「節約しなきゃ!!」で個人的にやる分には今の時代にもある意味、使えるキャッチフレーズ…かなぁ(-_-;)


この前読んだ『扉守』の中の一編に《ピアニシモより小さな祈り》という作品がありました。主人公の家の応接間に置いてあるピアノは、この数十年というもの誰一人弾いたことがない。音を出すこともできない。なぜなら弦を張っても弦が切れてしまうから。それはピアノの意思だったのです。


音楽が家の中から消えて、ピアノの蓋も閉じられたままの状態が続いたある日、家族の中で一番背の高い少年が鍵盤をゆっくり押しました。その時、ピアノは人と人が殺しあう時代になっていることを知るのです。指先から伝わる彼の苦悩。彼は戦場に赴き、ピアノは弦を切られて音が出なくなりました。戦争が終わり、再び弦を張られたピアノですが、また辛い時代がくるのではないかと、音を出すことを拒絶して自ら弦を切っていたのです。ピアノは「九十九(つくも)神」ですね。


この九十九は「長い時間(九十九年)や経験」「多種多様な万物(九十九種類)」などをあらわしていますが「九十九髪」と表記される場合もあるとか。「髪」は「白髪」に通じ、同様に長い時間経過や経験を意味し「多種多様な万物が長い時間や経験を経て神に至る物(者)」のような意味を表すとされるそうです。


畠中恵さんの本で『つくもがみ貸します』ってあったよなぁ~と思い、本屋の中古本コーナーにいったのですが……なかった(-_-;)そのかわり、高級かっぱえびせん(やめられない、とまらない感はゼロ!)やはり高級なハッピーターンにポッキーとか、木製自転車などが載っている雑誌を立ち読みし、お風呂マンガ『テルマエ・ロマエ』最終巻と文庫2冊買って帰ってきました…待てよ、この間、中古本を売りにいったのにプラマイ・ゼロじゃん!!ウチには売るような貴金属もないからなぁ…廃鉱ですな( ̄▽ ̄;)




rohengram799 at 23:30コメント(5) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ