ペットショップ

2017年05月15日

起雲便りNo.15:いきもの・うりもの

今日の読売新聞朝刊・読売歌壇で気になった作品があります。短歌そのものより評の方が・・・なんですが。



『売れ残る子猫を飽かず見つむる吾に「おまけしますよ」と店の女(ひと)いふ』(城南市・相原洋次さん)



小池光氏の評がこちら。


『猫大好きの人。ペットショップの子猫がかわいらしく離れられない。店員の「おまけしますよ」が猫らしくなくておもしろい。作者はきっと買ってしまったのであろう。』



私は「おまけしますよ」って、なんだよ、その言い方は~! ペットショップで働いていると、もう「いきもの」ではなくて完全に「うりもの」としてしか見ないのか!と憤っていたので、評の「おもしろい」という感想にビックリしてしまいました・・・おもしろいって思うものなの?



私にはとてつもなくかなしくせつない情景に思えたので、えーっ!となってしまいました。皆さまの印象・感想はいかがでしょうか?




rohengram799 at 09:54|PermalinkComments(8)