ホタル

2015年05月13日

碧雲便りNo.13:東京ホタルと伊勢ナデシコ

まだ少しホタル観賞には早いですが『東京ホタル』を読みました。中村航・小路幸也・穂高明・小松エメル・原田マハのアンソロジー。


各作品に共通するのは、隅田川のホタル。7年振りに会った元恋人との話「はぐれホタル」・戦直後の少年とアメリカ兵の話「蛍の光り」・東日本大震災から10年後経た高校の同級生の話「夏のはじまりの満月」・定年後に妻に先立たれた祖父と孫の話「宙色三景」・彼氏と温泉旅行に出かけた娘が音信不通の母親と会う「ながれぼし」……「再会」も重要なもうひとつの設定かも。


私は孫に終戦後のアメリカ兵との交流を語る「蛍の光り」が一番好きかな~おじいさんが言葉を選んで当時の話をしてくれる場面は、同じくらいの子どもたちにも読んでほしいと思いました。そして蛍のひかりを綺麗だと思う気持ち、虫の音色を愛でる感性をずっとなくさないで大事にしてほしいです。原田マハさんの母娘の話はテッパンですね。せつなかったです。



《東京ホタル》は実在のイベントで、これに合わせて発行したのかも…。自然と共生できる都市にという願いを込め、隅田川に10万個のホタルに見立てた「いのり星」を流すというもので、5月の末に開催されていたようですが(2012年から)昨年は諸事情で中止、今年もないみたいですね。なんかトラブルでもあったのかしらん? 


http://tokyo-hotaru.jp/



ホタルというとホタルイカ!北陸新幹線で富山に行けなくても有楽町駅すぐにある交通会館内に富山の物産館「いきいき富山館」に行けば、産卵前のプリプリのほたるいかを、国産醤油と味醂、砂糖のみで漬けこんだ「沖漬け」をはじめ「赤作り」や「スモーク」なども試食出来る(^-^)v……期間限定で今日までみたいですが(O.O;)(oo;)



この前、香取神宮に行った時に国立歴史民俗博物館が宝物館入口にあったのでチラシをもらってきたことを思い出し、あらためて見ました(^o^;) 佐倉中学校の隣に別館みたいに「くらしの植物苑」という建物があります。毎月観察会をしているようです。現在、見ごろの植物の写真の中に「うらめしや~」的な花を発見しました。なんだ、このモシャモシャしたヤツは……名前は伊勢ナデシコ! ナデシコ? 私の知っているナデシコと違う~このまま海中をさ迷っていたらクラゲみたい(;゜∀゜)


《伊勢ナデシコ》
https://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/plant/flower/2014/f1406/index.html


変化朝顔とか古典菊はブログなんかで見たことがありますが、これがナデシコ(~O~;)だなんて……自分の知っていたモノと違い過ぎてショーゲキでしたが、イイモノを見たぞ( v^-゜)♪な気分にもなりました。




朝6時過ぎ、東北での大きな地震に驚きました。お住まいの方々、皆さまのお知り合いの方々、ケガなどされていないでしょうか? こんな大きな余震があるかと思うと不安ですが……台風に地震、自然災害に備えあれば憂いなし、で気をつけていきましょう。平穏な1日になりますように。





rohengram799 at 08:38|この記事のURLComments(8)

2012年06月02日

あかね雲便りNo.39:ほたるのhotel( ̄ー ̄)

昨年はひつじ雲便り440:Fireflyなんてホタルの話を書いていましたが、今日はホタルブクロの話を(*^^*)


私の実家は地図で見ると茶色い山ですが(-.-)でもちょっと拓けたところだったので(((^^;)もっと車を走らせねば、ホタルブクロは見られなかった気がします。しかし、吊り鐘形の花ってなんであんなに可愛いんでしょう!!スズランも可憐♪スズランというと北海道な私ですが、ホタルブクロは山道が似合うと思っています。


本当に名前の由来を確かめようとして、ホタルブクロの中にホタルを入れた人の話も読みましたが(チャレンジャーだわ!!)ホタルをつかまえるのも大変だし、花に入れて閉じ込め状態にするのも大変…)花びらが破けてしまうそうです。頑張って成功した写真は幻想的ではありましたが、どちらにも可哀想(´д`)本当にホタルが入ったとしても、ものすごいマレな出来事、偶然だったのでは?


ホタルブクロがホタルさま御用達の「密会の宿」(昔の土曜ワイド劇場の世界だ!)だと考えるとそれはそれで楽しくはありますが…そういえば「ホタル族」という言葉もありましたね(-.-)y-~


rohengram799 at 14:04|この記事のURLComments(7)

2010年06月13日

第127号:高野山谷の蛍もひじり哉(かな) 貞徳

蛍の記事が紙面を飾る機会が増えてきましたね。

高野山谷の蛍もひじり哉(かな)  

タイトルにもしたこの句、谷に湧く蛍さえもお坊さまのように尊いと高野山を賛美している俳句だそうで、貞徳(ていとく)は江戸時代の人らしいです。


蛍というと、いくつか連想するものがあります。その一つは『絹の変容』という篠田節子さんの小説。たしか、ゲンジボタルを養殖?していて、幼虫が人の指をかじって大きくなるというような記述があった記憶が……余談ですが、私、篠田さんと藤堂志津子さんがゴッチャになることがあります(笑)

あと、木原敏江さんの『夜想曲(ノクターン)』という漫画です。現代から、平安時代にタイムスリップした男女が、実は恋人同士で生まれ変わりだった~みたいなラブコメなのですが、そのコの昔の名前が「ほたる」なんですよね。でも、一番はやはり、さだまさしさんの『線香花火』なんですよ!


♪ ひとつふたつみっつ 流れ星が落ちる……


このフレーズからはじまるのですが、最初私は「そんなに流れ星は見えないだろ~」と思っていました(笑)でも、ここ数年「獅子座流星群」とか「双子座流星群」とか聞くようになって、「コレか?」と思うように~なんて単細胞!!あらためて、歌詞をチェックしたら、私の記憶していた順番と違っていたりしたのですが、

♪ 送り火のあとは 静かねって……

この言葉が「ほたるは夏、7月頃~」に結びついたのだと思います。田舎は、7月にお盆でしたから。

♪きみの浴衣の帯にホタルが一匹とまる
露草模様を 信じたんだね

このフレーズも好きなのですが、ムラサキツユクサって、北アメリカ原産なんですよ~なんかイメージが違いません!? そして、細胞学上の実験に利用されていて、放射能の生物への影響を計る指標になっているそうです。これまた意外です!

そして、ここまでまとまりがない話になるとは~自分でも予想外です(´Д`)お付き合い、ありがとうございましたm(__)m




rohengram799 at 00:36|この記事のURLComments(2)
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