リルケ

2017年01月22日

夢雲便りNo.14:戀の窓

昨日は休みだったので、のんびりダラダラ過ごしました。しかし、午後買い物に出掛けたら、本当に一部の範囲だけミゾレに近い雨が降って、ビックリしました。大気が不安定ってこういうことをいうのかしら?と思いましたよ~その辺は青空になりました(((^^;)



仕事帰りなど、電車やバスを待ちながら、イマイチ自分でも記憶ないのですが、いくつか無料の本をダウンロードしているらしく(;゜゜)……リルケの『窓』がライブラリにありました。短編なのかと思っていたら、散文詩だったみたいです。Kindleでなくても「青空文庫」「リルケ」「窓」で検索すると、全部読めると思います。私は「Ⅴ」の文章が好きです。




窓よ、お前は、どんなものでも
何んと儀式めかしてしまふのだらう!
お前の窓枠の中では、人は直立不動になつて
何かを待つたり、物思ひにふけつたりする。

そんな風に、放心者うつけものだの、怠け者だのを、
お前はよくお小姓のやうに立たせてゐる。
彼はいつも同じやうな姿勢をしてゐる。
彼は自分の肖像畫みたいになつてゐる。

漠とした倦怠にうち沈みながら、
少年が窓に凭もたれて、ぼんやりしてゐることがある。
少年は夢みてゐる。さうして彼の上衣を汚してゐるのは、
少年自身ではなくて、それは過ぎゆく時間なのだ。

又、戀する少女たちが、窓に倚つてゐることもある。
身じろがずに、いかにも脆さうに、
あたかもその翅の美しいために、
貼りつけられてゐる蝶のやうに。




訳は『風立ちぬ』で有名な(私は読んだことがない)堀辰雄さんです。漢字が読めない‼みたいなのもありますが、「恋」より「戀」の方がトキメキの度合いが違う気がするします。しかし、なんと美しいのか・・・やはり、リルケ詩集は女学生が持つにふさわしいですねぇ~! 必ず胸がキュン💖とするフレーズがあるはずです😆😆😆




この『窓』を読んで、谷山浩子さんの歌う『窓』を思い出しました。



♪教室の窓から見る秋は いつも不思議に光ってた
北向きの窓のすリガラス ギリシャの海も見えた……


そして、サビの部分がまたたまらないのです。


♪やさしい時代を置き去りに やがて街へとび出した僕には 教室の窓がもう見えない
夢の行き場がどこにもない



もう、少年ではいられない。かといって、あきらめをさとりと言い換えるような大人にもなりきれない・・・メロディと歌声がまた切なくもどかしいのです。YouTubeの画像貼り付けとかわからないので、興味を持たれた方は検索して聴いてみてくださいませ。




民法改正で結婚出来る年齢を男女ともに18歳にしようという動きがまた(?)あるとか・・・今は初婚の平均年齢が男女とも30歳前後になっているようですが、急いで結婚して本当にずっと長く生活を維持出来るのか、気になりますわ。准高齢者にはまだ早い年齢の親をアテにしているのかしら?



まだまだ寒い日が続きます。皆さま、お身体に気をつけて下さいませ😃💕




rohengram799 at 00:06コメント(4) 

2016年06月06日

閑雲便りNo.9:バナナと象

テレビで紹介されて気になっていた『翻訳できない世界のことば』が新聞広告にあって、マレー語の「ピサンザプラ」が「バナナを食べるときの所要時間」とあって、アタマの中ではマレーバクがバナナを食べている姿が……白に黄色に黒の三色がなんとも言えない! でもバナナよりリンゴが好きらしいです(´;ω;`)



国内最高齢の象「はな子」さんが69才で死んだというニュースがありましたね。昭和24年に2才でタイから日本に。上野動物園に5年いて井の頭自然文化園で62年。その間ふたりを死なせる事故があり「殺人象」などと言われ、しばらく鎖につながれていたこともあったそうです。


『とほくに象死んで熟れゆく夜のバナナ』(岡田一実)

この句の解説(?)に「象は自分の死に時を悟ると自ら身を隠し象の墓へ向かう。密林の奥深くあるその場所は象牙の宝庫だという話。本当に象がそんな死に方をするかはわからないが揚句の象はそんな野生の象だろうか。作者は1976年生まれ」とありました。猫だけでなく象もそうなのかしら? 象とバナナというと西加奈子さんの『きいろいゾウ』が浮かんでしまう。


なんとなく哲学的な俳句でもありますね。リルケの『厳粛な時間』という詩の最後に「誰かが今死んでいく/世界のどこかで/この世の中で理由もなく死んでいく/わたしをみつめて」というのがあり(訳者により多少違います)なんとなく思い出しました。


横たわり静かに目を閉じるゾウのはな子さん。懐かしい故郷を思い出したかなぁ……月明かりを受けた密林のバナナたちはそんな日本のはな子さんのことは知らなくて、自分の生を全うしようとしているみたいな……雄大な自然の中の生と死。密林、ゾウ、バナナ……アンリ・ルソーの絵にありそうに思えてきました!



『バナナむく吾れ台湾に兵たりし』(鈴木栄一)


バナナって今はフィリピンのイメージですが、台湾バナナとかあった気がする……この作者は兵隊として実際に台湾バナナを食べたんでしょう。「バナナはオヤツですか?」な平和な甘い味ではなく、苦く苦しい苦難の味だったのかな……今はバナナは嫌いなのかな、食べないのかな、とか子どもみたいに考えてしまいます。


戦時中には「乾燥バナナ」が出回ったそうです。これはバナナを葉巻ほどの大きさにまで乾燥させたもので、おそらく軍隊用の保存食。食べるとなんとなく甘い味はしたそうです。今はダイエット食として自分で作る人もいるみたいですね。



♪バナナン バナナン バナナ~  懐かしい童謡を歌いながら今日はこれにて(*・x・)ノ~~~♪






rohengram799 at 21:32コメント(8) 

2016年02月12日

凍雲便りNo.6:春や春

例の不倫議員サンは辞職するようですね。会見をチラリと見ましたが、よくまぁフラッシュ攻撃の中、堂々と話せるなぁ~と感心してしまいましたわ……そして「不適切な関係」って適切な表現ではないんじゃ……と思ったり。



昨日の新聞に『給食時間 短すぎるのでは』という投書がありました。お孫さんが今度小学生になるそうで、娘さんが保護者説明会にいったところ「給食を15~20分間に食べ終わるよう、家庭で指導してほしい」と言われたそう。この時間ってどうなんだろ?と私も考えてみました……が、だいたい今はひとりでご飯を食べることが多くて、ダラダラとマイペース……職場では食事らしい食事をしないので(というより食べる気にならないのでほとんど飲み物だけ。夕方からスゴい寒いのは半袖だからじゃなくて食べてないからかしらん?)どのくらいの時間がいいのかよくわからない……今は「お残しは許しません!」はなくて、無理して食べなくてもいいのかな? 新入学、子どもも親も家族も不安がありますね。



新入学といえば、千葉の公立高校入試問題と解答が別刷りであったのですが、わかんなーい( TДT)本当に勉強って日々の積み重ねだよなぁ~って英語や社会の問題とか見ながら思いました。取り合えず毎日授業を聞いていたらなんとなく流れでわかる的なものってありますよね( ̄▽ ̄;)


国語の現代文(小説)はは森谷明子さんの『春や春』を抜粋……主人公の須崎茜は私立藤ヶ丘女子高校に通う、俳句好きの女の子。ある日、俳句に否定的な国語教師と授業で対立したことをきっかけに、俳句の趣味を理解してくれるトーコという友人ができます。そしてふたりは「俳句甲子園」を目指して俳句同好会を設立! 出場に必要な人数は5人。メンバーをを集めるために校内を駆け回り……というようなお話らしいです。なんか面白そう! JKならリルケの詩集という発想はおやぢかしら……俳句好きとは渋すぎる(笑)



土日は4月並みに気温が高くなるそうですね。花粉症には辛い季節がやってきます。そして週明けにはまた真冬になるとか……(;>_<;) 春や春、身体に湿布を貼るや貼る……皆さまもご自愛下さいまし!






rohengram799 at 11:35コメント(14) 

2015年12月09日

色雲便りNo.6:墓碑銘

昨日は有川浩さんの『ストーリー・セラー』を読みました。プレゼントのようにリボンをかけた装丁が気にいって買ったのですが、もう本が好きな人、読むのが好きな人、書くのが好きな人にはわかる!わかる!の連発(笑)ではないでしょうか~テンポもよくて、多分他の作家さんだったら「もう少し肉付けが欲しいよなぁ」と思ってしまうかもしれないのですが、そんな余分な脂肪はいらん!ってくらい、まとまっていて読ませる! 「若干ホラーのつもりだったんですが、純愛ものと言われることが多いんです」と有川さん自身が雑誌の対談で話されていましたが、確かに見開きいっぱい、びっしりの文字にはウワッ((((;゜Д゜)))となりました。しかし、それもまた愛ゆえと納得してしまう(笑)


固有名詞がなく「彼」「彼女」で語られるSide:AとSide:Bのお話。どちらも二人の夫婦に関する話で、 奥さんは人気の女流作家、もう1人はその旦那という設定になっています。 どちらの作品でも、作家の一番のファンであり理解者はその旦那さん。 Side:Aなんですが、女流作家が奇病にかかり亡くなるという話で、Side:Bは女流作家の旦那が亡くなる話。 またBの方では先に書かれたAは、実はこの女流作家が 書いた話だったということになっていて……ラストにはう~ん、となりました。


実際、有川さんが作家になるきっかけは、「ストーリーセラー」の中の場合と同じで、彼女の夫が有川さんの書いたものを読んで「彼女は絶対に作家になれる」と思ったことがきっかけだったとか……あまり作家の私生活に興味がないので「有川さんは既婚者なのか」とマヌケに思った私でした(^o^;)


《書いた愛した生きた》というスタンダールの墓碑銘に刻まれた言葉がうかんでくるような一冊だわぁ……という余韻があったので、ちょっとスタンダールを検索したら(本のタイトルは知っているけれど読んだことはない)戸籍上の名前は、マリ・アンリ・ベール(Marie Henri Beyle)というそうです。墓碑銘はナゼかイタリア風にアッリゴ・ベイレ……どうも彼はイタリアかぶれだったよう。「イタリア人は音楽が好きだから劇場に行く。フランス人は自分の趣味の良さ・鑑識眼の高さをひけらかしに劇場に行く」「フランスでは、愛よりも虚栄心・機知のほうが大切だ」とか、そんな意味の言葉が残されているそうな(;^_^A



そして「墓碑銘」で思い出すのはリルケ。友人のために庭の薔薇を摘んでいるときに棘に刺され、それが原因の敗血病で亡くなりました。生前に書いた三行詩を自らの墓碑銘に刻むよう言い遺しましたが、これを日本語に訳したのはなんかへんな感じなので、こちらはパスして(^^;)(;^^) 私の脳内で「黄色の薔薇は弔いの花」が出来たきっかけになった詩をご紹介して、本日はこれにてオサラバ(古い!)いたします。皆さま、どうぞ良い1日を!



この黄色い薔薇の花は
昨日あの男の子が私にくれた花
今日私は貰ったばかりのその花を
出来たばかりのその子の墓に供えに行く
葉にはまだ小さな雫がいくつも光って
ごらん 雫も今日は涙
昨日は露であったのに






rohengram799 at 09:28コメント(6) 

2010年04月26日

第50号:僕は君に会うために生まれてきたのかもしれない…

……って、エヴァのカヲルくんが言ってました( ̄▽ ̄;)

そんなおバカな書き出しではじまった、お城通信もめでたく50号! そして私もめでたいかどうかはおいといて(((^^;)誕生日がやってきました (*´∀`)♪ ゲームの『せがれいじり』風に言うと、「うまれたよ」って感じ!?(古い~)


イヤ~、一年前はこんなことしてるとは、まったく考えてなかったです。というより、私の世代は「富士山大爆発」とか「ノストラダムスの大予言」だったから、小学生の頃など今の年なら確実に★チガウセカイ★にすんでいると思ってました(笑)


よく、むかしはよかったとか、何歳にもどりたい?とかききますが、私はいつも「今がイチバン♪」と思っているので、懐かしくは思っても、もどりたい過去はありません!!……というより、ほら~「恥の多い人生をおくってきました」タイプだから…グスン(ToT)


★☆誕生日の氣憶☆★を聞きたいですか~(-.-)y-~?

そのイチ★
中1の時、文通していた県内の同級生からカードが届いた。詩が好きだった私のために、3編の詩の外国の詩を書いてくれた。
でも…なぜ、リルケの「最後の時間」…?
いえ、リルケは好きだからいいんですけど(ただ訳者によって印象はかわりますね)

彼女は頭もよくスポーツも得意で、お寺の娘さんでした。何か私からイケナイものを感じとっていたのでしょうか~(-_-;)

リルケに興味ある人は、本屋さんへGO~!!


その2★
中2の時だったと思う。
担当の先生(女)からサンリオ出版のミニ本をもらった。「わけもなくさびしかったら」…たしか寺山修司の詩集。
嬉しかったけど、なぜこのタイトルですか、せんせ~(~_~;)
私はそんなに「イタイ」中学生でしたか~!?」(完全否定できないが)と考えていた頃、同窓会のお知らせが来た(((・・;)
卒業してから、おそらくはじめての開催のような~でも仕事です(;_;)/~~~


まぁ、その後もそれなりにいろいろな経験をして、現在の私になったので(´Д`)また改造・改装で頑張っていきたいと思います☆

毎日更新は目標ですが、ひつじ雲便りがメインになる可能性もあるかも…何はともあれ、いつもありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m


私の今後も「ボーナス確定!」といきたいですが、「7」が揃わないとメダルは出てこない~(~_~)





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rohengram799 at 00:24コメント(4) 
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