ルポ
2016年06月18日
閑雲便りNo.23:あなたに…
最近また安全地帯や玉置さんの歌にハマッております(笑) 自分の好きな曲について書かれたブログ、たとえばあなたになど、読んでわかる、わかる!とひとり叫んでおります(≧∇≦)
今朝は『清く正しく美しく』(歌詞はコチラ→http://j-lyric.net/artist/a001ce2/l0262bf.html)を聴いてお鼻をツーン!とさせておりましたが「清廉」という言葉が似合う蓮の花が咲く時期になりましたね。以前あかね雲便りNo.84:歩く姿は…で蓮のことを書きましたが、中国産(?)の「地湧金蓮」という植物、名前が「地面から湧いてきた金色のハス」という意味なのでしょうが、なんとなく……「そんなバナナ」な風情です( ̄▽ ̄;)
http://www.yonemura.co.jp/main/engei/mame/006/006l.htm
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-tiyukinren_large.html
蓮は春の浮葉から蓮・蓮の花(夏)に蓮の実(秋)そして枯蓮(冬)というように一年を通じて季語となる珍しい植物だそう。「枯れた蓮」まで季語になるのはスゴいですが、また春になり夏になると甦り美しく咲くのを知っているからでしょうか? 次の句などはまた違った雰囲気……泥の中から、水の中からずっと眺めていたあの青い空に飛び立ちたいのかなぁ、なんて思いました。
『もつと軽くもつと軽くと枯蓮』(藺草慶子)
今日は『玉磨き』(三崎亜記)を読み終わりました。主人公の「私」はルポライター。特殊な「業界」の人達を取材しています。なぜ始めたのか?なぜ続けるのか?これからどうするのか? しかし、出てくる6つの「業界」はすべて架空のもの……なのになんかリアリティがある!
表題作「玉磨き」は先祖代々伝わる玉を磨き続ける職人さんの話です。玉は魂に通じるのかしら…と思いながら、読みました。「只見通観株式会社」ではナゼ通勤用観覧車を作ったのか(ちょっとコレはモノが想像出来なかったですが)そのこだわりというか信念というか……。“古川姓”の人間の優秀さに牽引されているとされたブーム「古川世代」に不安や不調を呼び起こす“ガミ”を捕える現場の「ガミ追い」、1人で部品だけを作り続け、完成形を見る事の無い仕事体制の「分業」。
「新坂町商店街組合」では海に沈んだ町を想う人々が出てきます。商店街はすでに存在しないのに、商店街の役職をひとりですべて受け持つおじさんが出てきます。お買い物スタンプラリーや夏祭りを企画しチラシを作ります。海に沈んだ道を歩き続ける人がいます。海に沈んだ家に鉄の封書を届ける(海に投げ入れる)人がいます。バカじゃないの?と思うかもしれない。でも確かにそこに存在したことを忘れたくない、誰かに覚えていて欲しい、伝えたい……。その気持ちはどの時代でも変わらない気がしました。
ルポルタージュ形式になっているので、読みやすいですし、こうして都市伝説は出来上がるのかと「古川世代」は思いました。古川姓の人間は優秀だ!!で、企業がこぞってウチの会社に!と頭を下げるという……よく考えたらおかしいのに、みんなソレにのっかって熱狂しちゃうという……。「私」の取材後のまとめを読むと、う~んと考えさせられることがたくさんありました。
今日は本当にアツいですね! どうぞお身体に気をつけて下さいませ。
今朝は『清く正しく美しく』(歌詞はコチラ→http://j-lyric.net/artist/a001ce2/l0262bf.html)を聴いてお鼻をツーン!とさせておりましたが「清廉」という言葉が似合う蓮の花が咲く時期になりましたね。以前あかね雲便りNo.84:歩く姿は…で蓮のことを書きましたが、中国産(?)の「地湧金蓮」という植物、名前が「地面から湧いてきた金色のハス」という意味なのでしょうが、なんとなく……「そんなバナナ」な風情です( ̄▽ ̄;)
http://www.yonemura.co.jp/main/engei/mame/006/006l.htm
http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-tiyukinren_large.html
蓮は春の浮葉から蓮・蓮の花(夏)に蓮の実(秋)そして枯蓮(冬)というように一年を通じて季語となる珍しい植物だそう。「枯れた蓮」まで季語になるのはスゴいですが、また春になり夏になると甦り美しく咲くのを知っているからでしょうか? 次の句などはまた違った雰囲気……泥の中から、水の中からずっと眺めていたあの青い空に飛び立ちたいのかなぁ、なんて思いました。
『もつと軽くもつと軽くと枯蓮』(藺草慶子)
今日は『玉磨き』(三崎亜記)を読み終わりました。主人公の「私」はルポライター。特殊な「業界」の人達を取材しています。なぜ始めたのか?なぜ続けるのか?これからどうするのか? しかし、出てくる6つの「業界」はすべて架空のもの……なのになんかリアリティがある!
表題作「玉磨き」は先祖代々伝わる玉を磨き続ける職人さんの話です。玉は魂に通じるのかしら…と思いながら、読みました。「只見通観株式会社」ではナゼ通勤用観覧車を作ったのか(ちょっとコレはモノが想像出来なかったですが)そのこだわりというか信念というか……。“古川姓”の人間の優秀さに牽引されているとされたブーム「古川世代」に不安や不調を呼び起こす“ガミ”を捕える現場の「ガミ追い」、1人で部品だけを作り続け、完成形を見る事の無い仕事体制の「分業」。
「新坂町商店街組合」では海に沈んだ町を想う人々が出てきます。商店街はすでに存在しないのに、商店街の役職をひとりですべて受け持つおじさんが出てきます。お買い物スタンプラリーや夏祭りを企画しチラシを作ります。海に沈んだ道を歩き続ける人がいます。海に沈んだ家に鉄の封書を届ける(海に投げ入れる)人がいます。バカじゃないの?と思うかもしれない。でも確かにそこに存在したことを忘れたくない、誰かに覚えていて欲しい、伝えたい……。その気持ちはどの時代でも変わらない気がしました。
ルポルタージュ形式になっているので、読みやすいですし、こうして都市伝説は出来上がるのかと「古川世代」は思いました。古川姓の人間は優秀だ!!で、企業がこぞってウチの会社に!と頭を下げるという……よく考えたらおかしいのに、みんなソレにのっかって熱狂しちゃうという……。「私」の取材後のまとめを読むと、う~んと考えさせられることがたくさんありました。
今日は本当にアツいですね! どうぞお身体に気をつけて下さいませ。
rohengram799 at 15:04|この記事のURL│Comments(6)