三國志

2017年03月13日

春光雲便りNo.11:さぶろく

「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーのことわざでしたが、「三十六計逃ぐるに如(し)かず」は、いわゆる「逃げるが勝ち!」でしょうねぇ(;´∀`)


アホな私は36回(まぁたくさんの意味ですね)色々考えた結果、やっばりムリ!逃げる。。。。゛(ノ‥)ノという結論になったのかと思っていましたが、中国の『南齊書』王敬則傳に、「檀公三十六策、走(に)ぐるは是(こ)れ上計。」とあり、実際に『三十六計』というものが存在するそうですね。36の策がある、ってことらしく……「第三十一計 美人計(美人の計)」もありました!


「敵国の王には美人を献上するのが最上の策で、志気を損ない、体力を消耗させ、部下のねたみを買わせることができる」…なにげに読み飛ばしてしまいますが、注目すべきは〈体力を消耗〉ですね(≧▽≦)


「第三十六計 走為上(逃げるを上と為す)」…35計で勝てないときは、逃げるが勝ち! 勝算が無ければ、戦わずして逃げる。玉砕しては、再起は計れない。撤退してもかまわないが戦の常道である。敵の勢力が圧倒的で自軍がとても戦えないなら、投降、講和、退却しかない。投降は全敗、講和は半分敗北、退却はまだ負けてはいない。まだ負けていないなら勝ちに転ずる機会がある……もっともでございます!と思うか「負け犬の遠ぼえ」と受けとるかは、まぁ、人それぞれ、その時の気分にもよるでしょうね、凡人の場合(^_^ ;)


ダンナさんがまたコンビニで「三國志 諸葛孔明 始皇帝」とかいう漫画を買ってきたのですが、ちっともわからない~! 中国の歴史物が好きな人ってスゴいなぁと思います。そういえば、三國志が好きで自分の子どもに「玄徳(げんとく )」と名付けた男性がいましたが、私が奥さんなら反対しただろうなぁ。




話は変わりますが、「36サブロク)協定」ってありますよね。正式には「時間外・休日労働に関する協定届」で、労働基準法第36条が根拠になっていることから、一般的に「36協定」という名称で呼ばれています。


「労働者は法定労働時間(1日8時間1週40時間)を超えて労働させる場合や、休日労働をさせる場合には、あらかじめ労働組合と使用者で書面による協定を締結しなければならない」ウチの会社も提出していますが、説明をされることもなく「誰でもいいから名前書いてハンコ押して」ですよ〜こういう会社は多いんじゃないでしょうか?


仕事には責任転嫁があるので、逃げ出すわけにはいきませんよね~逃げ出せないなら、せめて立ち止まりゆっくり心を休ませる時間や場所が欲しいものですね。



近付いては遠ざかる春の気配~また寒くなるようですね。皆さま、お身体に気をつけて下さいませ(*・ω・)ノ










rohengram799 at 09:16コメント(6) 

2015年11月22日

暁雲便りNo.29:日御子

昨晩は『日御子』(帚木蓬生)の世界にどっぷり浸かっていました。最初は「あれ、ヒミコってどんな漢字だっけ? 卑弥呼じゃないんだ…」くらいだったのですが、邪馬台国→弥摩大国、奴国→那国と良字というとヘンですが、こちらが見下された感のない文字は見ていて(読んでいて)気分がよかったです!

遠い昔、大陸からこの倭(今の日本)という地に移住してきた<あずみ>の一族は、使譯(しえき、今だと通訳かな)を一族の天職として生きています。その<あずみ>は各地に分散移住して行っても、使譯という仕事に就いているのは同じ。漢字は安住だったり安曇だったり…変わります。


代々、使譯を務める<あずみ>一族の子として生まれた針(しん)は、病床の祖父・灰から、那国が漢に使者を遣わし「金印」を授かったときの話を聞きます。それは、「倭」の国が歴史に初めてその名を刻んだ出来事。それから十数年が経ち、再び漢へ遣いを出すことになり、針は伊都国の使譯として正式に任命されます。5隻の船にたくさんの生口(奴隷)を乗せ、漢の都・洛陽へ。その後「倭国大乱」「邪馬台国」そして「東遷」へと、代々の使譯たちの目を通じて日本の歴史が語られます。


史実をもとにした創作ではありますが、全文が子や孫などに語るかたちをとっているので、自分も祖父から話を聞いているような気持ちになります。2???3世紀の時代、政治と闘争、諸国の繋がりなど確かにこうだったのかも……と思いました。ウチのダンナが『三國志』のドラマを録画していて、ちょうど《死せる孔明、生ける仲達を走らす。》の回を見た後に本の続きを読んだら、その話が出てきて「Nice!」と思いました!(笑) ちなみに私はドラマの内容はほとんどわかりません。三國志ってムズカシイ( ̄~ ̄;)


そして、全編を通し語り継がれるのが、4つの教えです。「約束は守り、恩や親切を受けたならば、返さなければならない。」「恨んで戦うと、天の恵みが受けられなくなる。」「絶え間ない良い習慣があれば、才能など何の重みもない。」「仕事の中味を変えるのが、骨休めなのだ。」……生口として異国で一生を終えることになる子どもたちも、この教えを支えに生きていくのです。



登場人物の名前の意味や日御子の生涯など、もしかしたらこうだったかもしれないという浪漫もあり、人として毎日をどう生きるかという人生訓もあり……上下巻で最初は歴史物だし、読みきれるかな…という不安もありましたが、読破して満足しました。



明日は雨になりそうですね。どうぞ皆さま、体調をくずされませんようにお気をつけ下さいませ。





rohengram799 at 19:45コメント(8) 
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