三寒四温

2019年02月28日

令月雲便りNo.33:結び葉

今日は冷たい雨の1日~三寒四温と言いますが、本格的な春にはまだまだ時間がかかりそうですね。


「結び葉」という言葉を知りました。若葉が重なって見える様を言って、江戸時代から季語として使われているそうです。 若葉はまだ厚みが無く色も淡いため、新緑の頃に高い木を見上げたりすると、重なる様子が陽の光に透けて見えます。この状態を表した言葉だそうですが、葉と葉が手をつないでいるように見えるので「結」の字が使われているようです。葉っぱからこんな連想をするなんて~四季の移り変わりを見つめてきた日本人らしい感性に嬉しくなってしまいました。



明日から3月ですね。また来月もどうぞよろしくお願いいたしますヾ(´ー`)ノ



rohengram799 at 16:32コメント(4) 

2016年04月02日

暮雲便りNo.1:けふまでの日

4月になりました~日付がかわって2日、夜中の更新です(´∇`)


出版関係の方のブログを読んでいたら、記事タイトルに『春寒料峭』という文字がありました。最初の二文字はシュンカンだよね、多分そうに違いない!と思ったのですが、リョウの次は……「タコ?」なワケはなく……読めない!!

「しゅんかんりょうしょう」と読むそうです。春になって寒さがぶり返し、肌寒く感じられるさま。「春寒(シュンカン)」は春になってぶりかえした寒さのことで、読めなかった「料峭(リョウショウ)」ですが、「料」は肌をなで触れるという意味。「峭」は厳しいで「料峭」は春風の肌寒い様子を表すそうです。

お彼岸の頃の「三寒四温」はよく見聞きし、自分も使っていましたがこんな言葉もあったのですね。平仮名で書かれた読み方を「シュンカンソウリョ」→「瞬間・僧侶!」とサラリーマンが僧侶にへんしん♪する姿を想像してしまったワタクシ……余計に寒くなってしまいました。


満開の桜の花びらを散らす冷たい風が昨日の夕方から強くなりました。桜を詠んだ句はたくさんあって、その句の世界に入り込み、ひとりニヤニヤしたりフムフムしたり……。

『けふまでの日はけふ捨てて初桜』(千代女)

季節はめぐり、時代はまわり……いろいろなことがありますが、大切な想い出は胸にしっかり抱えて、他のモロモロはスッキリ捨てて……毎朝、毎日を♪何もかも目覚めてく新しいワタシσ(*´∀`*)~で過ごしていきたいと思います。


またどうぞよろしくお願いいたします!






rohengram799 at 00:15コメント(4) 
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