乾ルカ

2015年03月10日

咲雲便りNo.10:森には心理が落ちている(^^;)(;^^)

昨日はまた雨の1日、そして帰り道はまた風が強くて傘が久々におチョコ状態になり焦りましたわ(;´д`) この前の経験を生かし(?)中古で買った『阿弥陀堂だより』(南木佳士)をポッケに入れていましたがやはり濡れました……なぜカバンにしまわないのか、自分でもよくわかりません(-_-;)



自宅にすぐ帰ればいいのに、本屋に立ち寄り……乾ルカさんの『森に願いを』を探しにいったのに(なんかのレビューを読んでおもしろそうだったので)見つからず、新刊コーナーで目についた『グリムの森へ』を買ってしまいました。←これはちゃんとカバンにしまった(笑)


有名なグリム童話を原書に基づいた話8人の女性作家が再話という……買わずにいられない一冊!! 「ブレーメンの音楽隊」は高村薫さん「カエルの王様、そして忠臣ハインリッヒ」と「兄さんと妹」は松本侑子さん「いばら姫」は阿川佐和子さん「ラプンツェル」と「ヘンゼルとグレーテル」は大庭みな子さん「めっけ鳥」は津島佑子さん「赤ずきんちゃん」と「つぐみひげの王様」は中沢けいさん「星の銀貨」は木崎さと子さん……そして「青髭」が皆川博子さん~(≧▽≦)


まだ読みかけのものが何冊かあって、パラパラしただけですが、当時の挿し絵もたくさんあって物語がまた一段と楽しくなりそうです。また明治時代に日本語に訳された『おほかみ』が収録されています。



「おおかみ=赤ずきんちゃん」だったワタクシでしたが、『おおかみと七匹の子やぎ』でした。そして鳥獣戯画みたいな挿し絵と言ったらオーバーですが、ヤギのお母さん、着物姿です( ; ゜Д゜)ちょっとしなをつくっていて、常磐津のお師匠さんのような立ち姿です。子やぎたちも着物姿ですが、おおかみさんも……子ヤギたちを食べるために寸足らずの着物姿で戸を叩いている絵が……ギャグ漫画かと思ってしまうくらいにスゴいです( ̄▽ ̄;)


文章も「お母さんヤギ」ではありません……物語は「むかし、一匹の年とった女羊(めひつじ)があって、七匹の子供を可愛がって育てていた。」で始まります。おおかみが子やぎたちをのみ込んだことを知った場面の描写はこんな感じです。


《アーそのとき、羊のおっかさんは、子供たちをくはれて、どんなに泣いたらう、どんなにかなしかったらう。このお話を聞くみなさんには、このときの女羊の心を察することが出来ますか。》



おやぢなワタクシは「女ギツネにダンナさんを食われて、奥さんはどんなに泣いたろう」とヘンなお修羅場を想像してしまいました……羊のおっかさん、許して下さいっ!! でも声に出したとしても、へんな抑揚をつけて、綾小路きみまろみたいに読んでしまいそう(* ̄∇ ̄*)


この『おほかみ』は電子書籍で読めるみたいなので、検索してぜひともご覧下さいませ。




本の森に入り込むとに潜んでいた危険で怪しい心理がチラリ……垣間見えてしまうかも(^o^;)………ちなみに今回のタイトルは川原泉さんの漫画『森には心理が落ちている』からいただきました(´∇`) どうぞ皆さま、夢がモリモリの楽しい1日にして下さいねっ♪






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2014年10月26日

恋雲便りNo.20:アイ~北の国から

今日は晴れたり曇ったり……たまには外のベンチで本でも読むかと思ったらポツンポツンと雨が……この雨も降ったりやんだりで、なんだか忙しいお天気でしたわ。


本日は乾ルカさんの『ばくりや』を読んでいます。「ご不要になったあなたの能力お取り替えします。」……北の街の路地裏に、その店はありました。ハンサムとは言えないのにナゼか異常に女にモテモテ! どんなに好天でも荒天するキョーレツな雨男、何度就職しても必ず会社が必ずつぶれる悲惨なサラリーマン( TДT)……そんな自分には無用の才能を捨てて、他人の才能を手に入れるため「ばくりや」を訪れた者たちの新たな運命はいかに!?……ちなみに交換したい才能の希望はきいてもらえません。また相性・適性もあるので、申し込んでから時間がかかることも。ちょっと「笑ゥせぇるすまん」を連想しました。


最初「パクリやなのに、なんで才能の交換なの?」と思っていましたが「パ」ではなく「バ」でした(;´д`)


「ばくる」は「交換する」という意味の北海道弁なんだそうですね。そういえば乾さんは札幌の出身だわ。 もとは「博労(ばくろう)」で、牛や馬の仲買人のこと。これが変化したようです。「あんたのお菓子とばくりっこしよー」「ばくろーよ」(暴露ではない)など。ただ、なんでもかんでも「交換=ばくる」ではないのでご注意下さいませ。たとえば冬前と春先に行う冬タイヤ交換の場合は単純に「タイヤ交換」または「タイヤはきかえ」と呼ぶことが多いそうです。なので話の「ばくる」というのは「相手のものと私のものを交換しよう」ということ。発音アクセントは「く」を強めに。ただし「ばくりっこ」「ばくろー」は「り・ろ」が強くなるそうです~こっそり練習してみましょう(^◇^)


就職先を10社以上倒産の悲しすぎる男の話まで読んだのですが、彼はムツゴロウさん以上に動物に愛される才能がやってきたので、頑張って動物園に就職しました。動物に好かれるなんてレベルではなくみんな「ZOKKON 命」(ゾッコン・ラブ)」状態で、あだ名はハーメルンに! このあたりはまだ笑えましたが、オランウータンのアイコはもう彼しか目に入らない!他の飼育員なんて屁のカッパです。彼がインフルエンザにかかってしまい、会えない時間が愛を育ててしまったのでしょうか、暴走モード突入!!のアイコに、気を許しすぎたのがまずかった!! 比喩でなく骨が砕けるほど抱き締められ、押し倒され、ツナギも破られ……文字通り「昇天」してしまいました……♪あっ( ; ゜Д゜)あ~あああああ~( ´△`)と『北の国から』のテーマソングが流れ、次には♪アイ 惨・惨とこの身にふって……人生って不思議なものですねって言えない、言えない( ̄O ̄; 基本の体力が違いますからね……情けをかけすぎました。



知らない人には全くなんの興味もないことですが、今日はワタクシの銀河の彼氏(笑)オスカー・フォン・ロイエンタール元帥の誕生日であります。「金銀妖瞳(ヘテロクロミア)」の彼(右目が黒で左目が青。なお両親の目の色は二人とも青で、母親の愛人が黒だった)はやっぱり幼い頃は交換出来るなら「青い右目」を手に入れたかっただろうなぁ(こういう同人誌作品も読んだことがある)……なんて考えてしまいました。



http://hon.bunshun.jp/articles/-/2819





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2014年07月25日

美雲便りNo.27:メグル

休みの日、ぼーっとしていたらテレビから『お盆玉』という言葉が……苔玉みたいに盆栽関連の何かと思っていたら、お年玉のお盆バージョンなんですね。江戸時代に東北で奉公人に衣類やゲタを渡した習慣が由来とされていて、日本郵便では、全国の郵便局で専用のポチ袋「お盆玉袋」を売り出したとか。「お盆玉」の名称は紙製品製造販売のマルアイ(山梨県)が商標登録しているときいて「甲州商人だわ」と思いました。


以前『孫の力』という雑誌の新聞広告に「孫を幸せにするお金の使い方大研究」ってありましたが、少子化だからって子どもを甘やかしすぎな気もします。スーパーなどでもこのポチ袋を見たら「これなぁに?」「お年玉みたいにお金がもらえるの?」となりそう……経済力のある祖父母や親戚ばかりではないのだよ~冬休み明けの「いくらお年玉もらった?」会話が夏休み明けにも「お盆玉いくらもらった?」と子どもたちの間で交わされるようになるのかしら(;´д`)


孫どころか結婚するのかもわからない息子ふたりがいるワタクシ、今日は乾ルカさんの『メグル』という連作短編集を読んでいます。アルバイトを探していると「あなたはこれよ。断らないでね」と奇妙な迫力を持つ大学学生部の女性職員から半ば強要され、仕方なく指定されたアルバイト先にいくことになる大学生たち。その内容はさまざま。「ヒカレル」「モドル」「アタエル」「タベル」「メグル」の5つの物語。今は「アタエル」なんですが、これはやっぱり取り消すわ、というバイトを無理矢理やらせて下さい!と言った男子学生の話。犬の餌やり、1日1回1万円(交通費込み)を2週間、コレはラクだ!! ウハウハでそのお金持ちのお宅に行くのですが……やっぱり「ウマイ話にはお気をつけ下さい」な展開になりそう( ̄ヘ ̄)


「巡る」と「廻る」は何が違うのかしらと思って検索したのですが、前者は順に回る。用途:「名所を巡る」「彼を巡るうわさ」など。後者は回って戻る。「池の周りを廻る」「季節が廻る」など…とありました。でも千春ちゃんとか♪めぐる~めぐる季節の中で~とか歌っていたよね……とツッコミを入れてしまうワタクシ( ̄▽ ̄;)なんとなく気分的なものかしら……意味はさほど違いはないようですし。


『メグル』で調べていたら【曲水の宴(きょくすいのえん)】というモノが出てきました! 昔、宮中や貴族の屋敷で陰暦3月3日に行われた年中行事のひとつ。庭園の曲水に沿って参会者が座り、上流から流される杯が自分の前を通り過ぎないうちに詩歌をよみ、杯を手に取って酒を飲んでから杯を次へ流すという遊びで、もとは中国で行われたものだそうです。曲宴。曲水(めぐりみず)の豊(とよ)の明かり。「ごくすいのえん」とも。しかし、コレはかなりの知識・教養がいりますね。流しそうめんだったらどうなる(´・ω・`)?なんてアホなことを考えてしまいましたが、こんなに知的生活を楽しんでいた時代もあった中国の今のモラルの無さは嘆かわしいばかりですね。



明日もキビシイ暑さになりそうです。皆さま、お身体に気をつけて楽しい週末にして下さい。佳き出来事がめぐりますように、また諭吉くんたちも巡りめぐって皆さまのおサイフに戻って来ますように(*^^*)






rohengram799 at 22:31|PermalinkComments(14)

2014年02月16日

紅雲便りNo.15:どうしようΣ(T▽T;)…読書しよう!!

う~ん(-""-;)……本当に困っています……今月はシフト変更をしてもらい連休にしたのに、田舎に帰ることが出来ません。電車も道路も大雪の影響で全く山梨にたどり着けないし、向こうからも出られない(兄は金曜日からおこもり状態)!! 「やっぱり帰れないから、出勤します」なんて言うのも……とりあえずはシフトのまま、明日は休ませてもらうことにしました。少し気持ちをのんびり、整理しようかな…。


今、乾ルカさんの『夏光』という、少し(?)ホラーテイストな短編集を読んでいます。私、なぜかタイトルを「ガッコウ」と思っていました。文字は「夏」と認識しているのに、気持ちは「月光」……だから「なつひかり」というふりがなに「えっ(°Д°)」いやぁ、へんな思い込みはコワイですね…気をつけよう!


この表題作品には顔の左半分にスナメリの祟りと噂される黒いアザをもった少年が出てきます。時代は戦争末期で、ひどいイジメにあっていますが、彼はこう言うのです。


「わしがなんぼ醜くても、わしの見るもんまで醜いたぁ限らんじゃろう」


ガツンときました。同じ立場だったら、そんなふうに言えるかなぁ、と考えてしまいました。



《ここからは帰宅後》
まだまだ春には遠いなぁ…なんて思うのですが、春の季語が2つも入ったこの句が最近のお気に入りです。


『片隅で椿が梅を感じてゐる』(林原耒井)


本名は林原耕三(はやしばら・こうぞう:1887年12月6日 - 1975年4月23日)は、日本の英文学者、俳人。「耒井」は‘らいせい’と読むそうです。ムズカシイ(-_-;)


椿は香る花というイメージはないのですが、どうなんでしょ? 椿と梅はそれぞれ離れた場所に植えられていて、風にのって梅の花の匂いが届いたのかなぁ……なんとなく、椿くんの片想いのイメージだけれど、好きな人の香りを身につけた椿ちゃんの心だったりして……教室の窓から部活中の彼を見るとか、コッソリ職員室の先生を見つめているとか……青春! 椿鬼奴さんがのぞいていたらちょっとコワイかも(@ ̄□ ̄@;)!!


では、皆さま、おやすみなさいまし(-_-)zzz






rohengram799 at 23:54|PermalinkComments(8)

2013年02月23日

らくだ雲便りNo.9:もういくつ寝ると…(-。-)y-~

今日は2月最後の土曜日、来週はもう3月ですよ~年が明けてからこの時期までは本当に早いなぁ、と思います。そしてなんだかバタバタする(笑)


お店は新入社員が入るのかどうかわかりませんが、女性は1年頑張ったらエライ!!って感じですね。なんだかんだ言っても男社会ですし、まず不規則すぎて身体がついていかないのではないかしら?女性マネージャーも数人いるみたいですが、自分の子どもにはすすめたくない職場ですわ~他店は違うのかもしれませんが('~`;)


3月はお引っ越しも多そうですね。私は田舎から東京にきて、都内で1回、結婚して千葉に来て、それから2回ですが、いつかひとりでこっそり引っ越ししたい…という願望があるからなのか『てふてふ荘へようこそ』(乾ルカ)という本を読みました。“てふてふ”は“ちょうちょう”ではなく、そのまま“テフテフ”と読んで下さいませ。


てふてふ荘はある街の高台にあり、敷金・礼金無しの2Kで家賃は13,000円。お風呂とトイレは共同だけど、綺麗にしてあります!二階建(各階3部屋)で集会室も…管理人さんも住んでいるので困ったらすぐ相談できます(笑)そしてそして、なんと!ただでさえ安い家賃が1ヶ月無料!!


あやしすぎるのにはもちろんわけがある(((^_^;)それは先客・地縛霊がいることで~す(~o~)それも一晩泊まらないと見えないのですわ。こんなアパートを経営している大家さんはナニモノ!?って感じで、サクサク読めて面白かったです。


寒いので毛布にくるまり、布団を口元までかけてまるでイモムシのように眠るワタクシですが、夢の中ではステキなお部屋でひとりのんびり過ごしていたいものです( ̄ー ̄)




rohengram799 at 23:55|PermalinkComments(8)