二十六夜待ち

2014年08月22日

遊雲便りNo.12:月明かりの二十六侍

今日もむし暑いです。天気予報では「雷雨があります」と連日言っていますが、オオカミ少年の戯れ言のように雨は降りません……西日本の雨が移せるなら、半分でも降ってほしいと思ってしまいます。被害にあわれた皆さま、お見舞い申し上げます。行方不明の方々が早く見つかりますように。


さてさて……今日は『夏しぐれ』という時代小説アンソロジーを読んでいます。最初は平岩弓枝さんの『二十六夜待の殺人』、ワタクシには「待」が「侍」に見えて荒野の素浪人26人が深夜に大立ち回りをするのかと考えてしまいました(;´д`)

この「二十六夜待」ですが旧暦の1月と7月の26日に行われる夜月待ちの行事のことだそうで、夜半すぎに出る月はその光が三つに分かれ、阿弥陀・観音・勢至(せいし)の三尊の姿が見え、その月は見るものに幸せをもたらすとか。江戸時代には広く二十六夜待が行われ、海を臨む高台で月の出を待ち徹夜したそうです。二十六夜だけでなく月待塔って全国にあるみたいですね。今みたいにネオンがギラギラ、街灯もピカピカの時代ではないので「月の光」は太陽以上に尊くありがたいものだったのかも。浮世絵にもこの行事をテーマにした作品があるみたいですし、山梨には「二十六夜山」がありました!!

http://www5d.biglobe.ne.jp/~sak/dousojin/402.htm

http://www.kabuki-za.com/syoku/2/no89.html

http://www.kei-zu.com/qtvr_cubic/nijuurokuya/_flash/nijuurokuya.html



今年は8月22日未明(辞書では「午前3時~日の出前」を指す)がその二十六夜待の日だったようです。昨日は『一本うどん』というやはり時代小説を読んでいて「うどん食べたい!お団子食べたい!」で終わってしまいました……すぐにこのアンソロジーを読んでいたら、自分も風流人になれていたかもしれないのに………残念( ´△`)


秋にはお月見がありますが、深川江戸資料館によると、月見団子は直径6~10センチとかなり巨大(@ ̄□ ̄@;)!! 団子ではなくお饅頭ですよね……! 通常は12個、閏年は13個用意するらしいです………ここでも月に対しての気持ちの大きさが表れているような……素朴で素直! 月を愛でる日本人、やっぱりいいなぁ(´ω`)


「しぐれ」についてもちょっと調べものをしたのですが、この話はまた後日。まだまだ暑い日が続きます。皆さま、どうぞお身体に気をつけて、ムリなさらないようにして下さいね。






rohengram799 at 16:30コメント(6) 
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