京都

2017年07月10日

蘭月雲便りNo.6:甘いお菓子は食べません( ・`д・´)

『一人居はものたりなきと着ぶくれて』(橋場千舟)

 


冬にひとりで暮らしていたら、寒さが身にしみて、重ね着したくなりますが、こうも暑いとひとり暮らしならカーテンを閉めて戸締まりをバッチリして全裸でクーラーとか、やっている人もいるんじゃないかと思ってしまいます。全裸にならないまでも、だらしない格好でグダグダしていても誰からも文句は言われないだろうから、いいなぁ、とか思い出すしまう(((^_^;)



この句の作者・千舟は1934年生まれ出。「着ぶくれて影やはらかく立ちにけり」(句集『視線』)というのもあるそうです。暑いけどホッコリしたあたたかさに頬がゆるみます。



頬がゆるむ、というと美味しいものが目の前にある時もそうですが、今は『甘いお菓子は食べません』という本を読んでいます。イヤ、私は食べるよ!と・・・ブログのタイトルに( ・`д・´)!と顔文字をつけましたが、そんなのムリムリ(ヾノ・∀・`)


最初の話に「可子」さんという人が出てきます。「よしこ」と読むそう。名付け親は祖父で「然る可し(しかるべし)」の可しだからと言って「べしこ」と呼んでいたという・・・かわいいような気も擂るし、カコちゃんでもいいじゃない?と思ったり。



お菓子つながりで、少し前に『京都骨董ふしぎ夜話』というラノベを読んだのですが、修学旅行でしか行ったことがない京都の街並みをアレコレ思い出したり想像したり(笑)で・・・骨董品の話以外にお菓子に注目してしまうイヤシイおやぢなワタクシ!



金平糖ってガリガリ食べるものなんですね! 知らなかった! 私は噛んではいけないと思っていました。いくつか口の中にほおりこんで、飴のようになめていましたわ。あと「よろひ草」というお菓子も出て来て、どんなものかわからないので画像検索してみたり。 小さい頃は八ツ橋は固い瓦煎餅みたいなのしか知らなくて、修学旅行で生八ツ橋にショーゲキを受けました(;´∀`)



こんな暑い日には、宇治金時のかき氷が食べたいですね~皆さまも水分補給して、気をつけてお過ごし下さいませ。



【よろひ草】

http://omiya.kyotomode.com/blog-entry-151.html



rohengram799 at 15:54コメント(2) 

2016年10月26日

徳雲便りNo.19:初恋料理教室……(///∇///)

『次の世は君をかすめる赤とんぼ』(東京都 徳山麻希子さん)


新聞に載っていた俳句ですが、なんて浪漫あふれる作品なんでしょう~時代や年代、君との関係などいろんな妄想がふくらむ一句でありますね。童謡の「赤とんぼ」の郷愁と重なり、胸キュンになります~!


今は『初恋料理教室』(藤野恵美)を読んでいます。ヒコーキ雲便りNo.24:ライジングハルさんで書いた『ハルさん』がよかったし、このタイトルとポプラ文庫の表紙が可愛くて買ってしまいました!


京都の祇園にほど近い、古い町並みの残る住宅地。ひっそりとした路地の両脇に続く、大正時代に建てられた町屋長屋の一階に「小石原愛子の料理教室」があります。毎週土曜日、男性限定です。気になる女性の一言がきっかけで通い始めた建築設計事務所勤務の智久。有名菓子店のシェフパティシエで独立の準備を進めているフランス人のヴィンセント。乙女のような外見で周囲を明るくする大学生・ミキ。妻のすすめで通うことになった初老の彫金職人・佐伯。世代も生まれ育った環境も異なる4人ですが、愛子先生の四季折々の料理を通じながら、新たな一歩を踏み出していく……巻末に「初恋料理教室」のレシピもあります!



読みやすいし、出てくる料理がどれも美味しそうなんです~生麩のチーズはさみ揚げとか甘酒のクレームブリュレとか……誰か作って!私に食べさせて!(笑)


智久が片想いしているのは司書さんなので、図書館の場面も出てきます。『三びきのこぶた』の話は興味深いです。童話って子ども向けに残酷なラストは変更されていたり、翻訳の段階でわかりやすい言葉に変えられていたり……。『三びきのこぶた』というと、わらの家、木の家、レンガの家ですが、建築士の彼ならではの考えがたまらんのですよ。


《この『三びきのこぶた』という物語は、いかにも西洋の話だという気がした。レンガが最強。レンガ造りの家ならば吹きとばされることはないというのは、建築において「壁」を重視する西洋の考え方だ。このあいだ読んだ『五重塔』でも描かれていたように、日本で古くから受け継がれてきた木組みの建物ならば、台風ですら持ちこたえることができる。木の家が、狼によって簡単に吹き飛ばされてしまうさまは、木造伝統工法の素晴らしさを知っている智久には不満だった。》



童話にそこまで専門知識を求めてはいけないと思いつつ、こういう読み方が出来るのも大人になったからですよね。英語版を直訳すると、木ではなくハリエニシダの家になるようです。エンドウ豆のツルを連想してもらうといいかも……そりゃあすぐ壊れて当たり前(; ̄ー ̄A


あと「萩ご飯」というのをはじめて知りました。「あすぎの紫を萩の花に、ぎんなんの緑を萩の葉に見立てた混ぜご飯ですよ。栗ご飯やら松茸ご飯やらに比べるとお味の面では派手さはないですけれど、花の美しさをうつして目を楽しますご飯で、風情を感じますね」と愛子先生から説明がありました。他の献立は、引き上げ湯葉と豆乳湯豆腐、大根と干し柿の酢の物、にしん茄子です。


今朝の富士山10・26富士吉田市『大明見地区』(初冠雪の逆さ富士)にあるように、富士山に雪が……! 昨日と違い、今日は暑くなりそうですが、来週はもう11月ですよ~皆さま、お身体に気をつけて下さい ヾ(´ー`)ノ





rohengram799 at 10:37コメント(10) 

2015年05月27日

碧雲便りNo.27:食を捜しに…

昨日書いた「きものの日」関連話で「お仕着せ」という言葉を思い出したワタクシ、意味はわかるけど語源が気になり調べてみました。


「お仕着せ」とは……上から一方的に押し付けられたり、定められたりすること。 江戸時代頃から見られる語で、接頭語「お」を伴なわない「仕着せ」「為着せ」といった形で使われたそうです。詳しくはコチラをどうぞ!
なんかボーナスの現物支給に近いのかしら、なんて思う内容です(笑)

http://gogen-allguide.com/o/oshikise.html



さてさて、今日は『鴨川食堂』(柏井壽)という本を読みおわりましたん。千葉の鴨川かと思って買ったら、京都の鴨川だった( ̄▽ ̄;) 京都・東本願寺の近くにあるという鴨川食堂には看板がない。食堂を切り盛りするのは、鴨川流とこいしの父娘ふたり。この食堂では、もう一度食したい食べ物の味を少ない手がかりから再現してくれるのですが、店に辿り着く手がかりは料理雑誌に掲載された<鴨川食堂・鴨川探偵事務所???食捜します>という一行広告のみ。編集部に問合せてもヒントがもらえる程度で、縁がないとたどり着けないという不親切さ(~_~;)


内容は特出すべきことはなく……「鍋焼きうどん」「ビーフシチュー」「鯖寿司」「とんかつ」「ナポリタン「肉じゃが」それぞれの思い出と味を求めて、6人の客が訪れるのですが、おもしろい!というにはう~ん( ̄~ ̄;) 探偵というほど仕事をしている感じがないし、少ない手がかりからよく2週間足らずでそれを見つけてくるなぁ、って感じ。依頼人の話を聞くのは娘だけれど、実際捜しに行って料理を再現するのは父親で……キャラクターもイマイチ……京都の話なのに大阪を連想してしまったり……昔、藤田まことさんと萬田久子さんが親子の『京都殺人案内』とかいう土曜ワイド劇場のシリーズがあったと思いますが、あのふたりをもっと若くした感じが一番イメージに近いかしらん?


小説がドラマになったら、いろいろカットされてる!って思うのことがありますが、あんな感覚かなぁ~肉付けがないというか、奥深さがないというか……物書きが本職でない方みたいなので、それは仕方ないのかな~って好き勝手書いてすみません!!


依頼人がやってきた時におまかせの料理を食べさせるのですが、その献立はとても美味しそうです。挿し絵があったらよかった……! そして聞いたことのない食材とか料理名、器とか出てきて「鞍馬煮ってナニ?」「ダイシロガキってナニ?」「春海バカラってナニ?」…となりました(笑) また京都以外の場所に行くのでその地方独特のモノとか出てきたり…「デンショウギク(電照菊)」とか。


『鴨川食堂おかわり』には「中華そば」「のり弁」「焼きめし」「クリスマスケーキ」「天丼」「ハンバーグ」が出てくるそうです。うん、どれも食べられるな(゜o゜)\(-_-)



仕事帰りにダンナが迎えにきて、あの濃い札幌味噌ラーメンを食べた店で、信州味噌の肉ネギラーメンを食べてきました! おなじみの味噌味でした。スープが濃すぎることもなかったし。ただどっさり白髪ネギの下に山菜があったのはビックリしました。次に行く機会があったら江戸前味噌にチャレンジします(^o^;)



いつも以上にまとまりがない話で失礼しました~ではでは、おやすみなさいませ……(+.+)(-.-)(__)..zzZZ






rohengram799 at 23:00コメント(6) 

2014年11月12日

琥珀雲便りNo.12:京都・恋物語

『夜の虹』を頑張って読んでみました……ああ、やっぱりこの人のってこんな感じ(~_~;)な話でした。


「現役日経新聞記者」という肩書きをアピールしたいかのように、主人公は新聞記者。場所は京都、ヒロインは日韓ハーフで韓国人の父とは死別、生家庭に問題がありちょっと精神不安定な大学生。国籍のこと、人種差別的なこと、虐待や不倫などいろんな問題提起をしているわりには表面をさっと撫でただけの、男性に都合のいいお涙ちょうだいラブストーリーに感じました。タイトルとの関連付けもなんだかなぁ…。


前の『青い約束』も「ビジネスマンが泣いています」とか「現役新聞記者が描いた号泣必死!」とか「感動の物語」という帯がついていたけれど、どこで調査したんでしょうか? M&A(企業の合併や買収の総称)の話もまた出てきたし。登場人物も魅力的な人がどこにもいなかった……ポプラ文庫はハズレが少ないのだけれど、もう表紙買いはやめよう( ´△`)


京都が舞台ということでは『僕は明日、昨日のきみとデートする』(七月隆文)を今月読んでいます。京都の美大に通う主人公が一目惚れした女の子は、交際してみると気配り上手でさびしがりやで泣き虫。彼女には大きな秘密があり……僕は明日に向かってすすみ、彼女は昨日に向かってすすみます。ちょっとこちらは混乱してしまいますが(;^_^A 会社に入って2年目くらいのOLさんが号泣しそうな恋物語だなぁと思いました。恋人同士ではなくてもこれはせつない出逢いだと思います。タイムトラベラーの変化球みたいな感じ?


京都を舞台にした本はヒコーキ雲便りNo.38:京都の恋ルージュの伝言に書いたものと梅雨時に読んだ記憶のある『左京区七夕通東入ル』(瀧羽麻子)くらいしか今は思い出せませんが、初冬の京都、旅してみたいですわ。


明日は今は読んでいる『銀色の絆』の感想など、にこやかに書けたらいいなと思っております( ̄▽ ̄;)





rohengram799 at 18:30コメント(6) 

2011年06月21日

ひつじ雲便り450:うなぎの使者

成田市の特別観光大使は「うなりくん」といいます。飛行機と名物のうなぎの合体!このセンスはいいのか悪いのか(((・・;)


この前、カタツムリの神様の話を書きましたが、うなぎが神様のおつかいという神社がありました(^-^)v


モーニングに連載中のうなぎづくし漫画『う』で初めて知った京都・三嶋神社がそうです。


こちらの神様は万物育成の神様、生命力の強いうなぎが使者とされているそうで、毎年10月26日にはうなぎの慰霊の「放生祭」を行っています。ワタクシの大好きなロイエンタールの誕生日ですわ…女たらしの彼とうなぎの結び付きにナニやらアハハな気持ちに(((^^;)


宮司さん本人だけでなくご家族も先祖代々「一切うなぎを食べない!!」そうです。当たり前と言えば当たり前~食べなくてもいいといえばそうですが、あの匂いにはフラフラ~とならないのかしら!?


なぜかブルーベリーアイでお馴染みの「わかさ生活」さまのサイトで三嶋神社の詳しい情報がわかりました!他の京都の神社なども検索出来るみたいなので、ユニークな神様や仏像に出逢いたい方にはオススメです。わかりやすいし(笑)


http://kyoto.wakasa.jp/detail/25/502/




rohengram799 at 08:29コメント(8) 
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