人工受精

2015年11月16日

暁雲便りNo.24:母の秘密~転生

ドラマ『コウノドリ』を珍しくリアルタイムで見ていたら、中学生の妊娠・出産の話でした。8ヶ月になるまで気がつかずバスケしていたとか…「生理不順だから」といってもそういうコトをしていたら気にしろよ……と思ってしまいました。原作(マンガ)にあったっけ?


ドラマでは特別養子縁組で赤ちゃんは産まれてすぐに養父母のところに……。特別養子縁組のNPO法人もたくさんありブログなどもいくつか読みました。参考までに1つ特別養子縁組への願い。を。



昨日読んだ『転生』(鏑木蓮)という本でも特別養子縁組が出てきました。ちょっとネタバレになりますが……京都で美人染織作家が殺害される事件が起きます。この作家は若い時に連続暴行魔の被害者で望まぬ妊娠をしてしまいます。悩んだ末に出産し、NPO法人を頼り特別養子縁組をします。単行本発行時のタイトルは『殺意の産声』だったそうです。本当はこれこれこうでこうなるのよ!と話したいところですが、ガマンします。最初「輪廻転生で生まれ変わりの話なのかな?」なんて単純に考えていましたが、違いましたわ。以前「背守り」の事を書きましたが(美雲便りNo.12:富貴寄せ)この背守りも出てきて、母親の我が子に対する愛情について考えました。登場人物も女性が多かったです。



メロドラマで大人気『真珠夫人』の前作が『母の告白』という高橋ひとみさん主演の作品でした。不妊治療をめぐり意見が食い違う夫婦。妻は離婚届を突きつけます。その後、夫は非配偶者間人工授精に同意。まもなく妻は人工授精の処置を受けることに。精子提供者は医学部の学生で、秘密は厳守される……はずだったのに!というドラマがありました。それを思い出して検索したら、妻の名前が藍。『転生』では藍染のストールとか出てきたので、なんだか不思議な縁を感じました。ドラマはDVDとかにはなっていないので、見る機会はないと思いますが、主題歌は古市東子さんの「この手のひら」で当時サビの部分を繰り返しよく口ずさんでいましたわ。

http://j-lyric.net/artist/a0023a2/l00157e.html


人工受精を扱った作品では角田光代さんの『ひそやかな花園』も医師の倫理観や、大人になってからのそれぞれの子どもの人生について、いろいろ考えさせられました。



最後に……谷川俊太郎さんの『あい』をお届けしたいと思います。皆さま、よい1週間になりますように。




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rohengram799 at 09:44|この記事のURLComments(12)
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