伊庭八郎

2015年08月09日

海雲便りNo.4:ゆく夏よ、竹のささやきを聞け

昔、青池保子さんの『イブの息子たち』というマンガにヤマトタケルと森蘭丸が出てきたのですが(内容は詳しく知らない方がよいと思われます)蘭丸くんが艶やかな桜ならヤマトタケルくんはしなやかな青竹のようだとワタクシの好きなオカッバ頭の詩人・バージルが言っていたような………なぜこんなことを思い出したかと言いますと「竹煮草」という文字を見たからです!

なんだろ~竹を煮た草って……で検索してみました。竹似草とも書くそうです。《ケシ科の大形多年草。丈は二メートルにも達する。山野の日当たりのよい場所に自生し、葉裏も茎も白っぽく、茎の頂に白色の、時には赤みを帯びた小花をつける。果実は莢状にたれて、風に揺れると音を立てることから、ささやき草とも呼ばれる。》……ささやき草なんて風情があるわ、と思ったら切ると(茎かな?)黄褐色で有毒の汁液を出すらしい……この汁は皮膚病・たむしに利用されるそう。別名の「占城(ちやんぱ)菊」の由来はわからないのですが、繁殖力が強くて城を占拠する菊に似た葉っぱの雑草ってことかしらん?

『老婆過ぎ風のむらがる竹煮草』(桂信子)という俳句、季節は夏(晩夏)になるようですが、どんな老婆が通りすぎていったのか……どことなくホラー系を連想してしまうのは私だけかしら( ̄0 ̄;) ちなみにタイトルは宝塚で幕末遊撃隊の伊庭八郎さんを主人公にした『散る花よ、風の囁きを聞け』という公演があったのでなんとなく……まだまだ晩夏には遠い気がしますけど(O.O;)(oo;)

《竹煮草》
http://www.hana300.com/takeni.html


さてさて、今日はワタクシとダンナさんが婚姻届を某市役所に提出した日であります。忘れないように「野球(8・9)の日」にしたというだけあって、ダンナさんは毎年覚えています(´∇`) 久しぶりにBOOK・OFFに行ったら品揃えが素晴らしくて、またガッツリ本を買ってしまいました……私には良い記念日になりましたが、支払い担当になったダンナさんはどうかしら……( ̄▽ ̄;)


また新しい1週間ですね。おだやかに快適に過ごせますように。





rohengram799 at 20:41コメント(4) 

2012年11月17日

サバ雲便りNo.19:待てよ君…我が良き友よ

今日は久々に古本でマンガを買いました(お腹~2時間は大丈夫でした!)『泣きうた 幕末侍たちの三十一文字』タイトル通り、幕末に活躍した有名人の辞世の句などがマンガとコラムで紹介されています。手にとった時には気がつかなかったけれど、文を書いている今川美玖さんとは面識が…多分向こうは記憶にないでしょうが、ワタクシが新撰組ミーハーだった頃、お会いしました。かわいらしい方でした。そのあたりの話は過去記事を(((^^;)

第49号:まさかこんな有名人になっているとは~(゜□゜)


登場するのはワタクシの大好きな土方さんをはじめ、沖田総司・伊庭八郎・高杉晋作・藤堂平助・中野竹子・久坂玄瑞…伊庭さんは私が宝塚ミーハーだった頃(笑)ファンだった朝香じゅんさんが『散る花よ、風の囁きを聞け』で演じておりました。舞台を観ていないのが本当に残念!!


『まてよ君 冥土もともと思ひしに しばしおくるる 身こそかなしき』


この歌は伊庭さんが盟友・本山小太郎を偲んでつくったものとされているそうです。「冥土までも行こうと誓ったのに、一人で逝ってしまった君。なぜ、一緒に逝けなかったのだろう。でも待っていてほしい。必ず、俺も逝くから」美玖さんはこう訳をつけています。また『あめの日は いとどこひしく思ひけり 我がよき友は いづこなるらめ』という句もあり、伊庭さんにとって本当に大切な友人だったのだなぁと思いました。今日はコチラも雨…皆さまはどなたを思い浮かべているのかしら?

しかし、伊庭さんを知った時に(土方さんに負けず劣らずの男前と聞いた18歳の夏)池波正太郎先生の《幕末遊撃隊》を読んだはずなのですが、小太郎くんの記憶無し…申し訳ない!

他に立ち読みした本の中に《相思鳥》というのがありました。つがいのオスとメスを分けてしまうと、お互いに鳴き交わしをするため、相思鳥の名がついたそうです。夫婦でなくとも心の通いあったもの同士が離ればなれになるのは辛い…(;_;)

おトク感を考えてあっちにフラフラ、こっちにペコペコの幕末の志士を気取った政治屋サンもチラホラいるみたいで…芹沢鴨サンに「尽忠報国」の鉄扇でバシッ!!と叩いてほしいかも(-_-;)


相思鳥はコチラ ⌒(ё)⌒
http://maroleopie.blog118.fc2.com/blog-entry-164.html



rohengram799 at 17:29コメント(13) 
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