伊藤たかみ

2013年02月04日

くじら雲便りNo.35:「人」になる時

大安吉日の立春!!午後から雲が多くなりましたが、過ごしやすいですね~「立春」という言葉の持つパワーを感じてしまいます。

パワーといえば、子ども! おとなしくすでに「老成」した雰囲気のお子さまもいらっしゃいますが、たいていはク○ガキ!!←あら、私としたことがはしたない!!自分もあんな子どもだったと思う部分もありますが、認めたくないわぁ(((^_^;)


今日はそんな子ども時代を懐かしむ『ミカ!』(伊藤たかみ)を読みました。小学6年なので、心理的にはオトナの部分もモヤモヤ~ン♪と発生するお年頃。「オトコオンナ」とみんなから言われるミカと双子のユウスケ、お父さん、高校生のお姉ちゃん、別居しているお母さん、クラスメイトなど…日常の話。取り立ててスゴいドラマはないけれど「ああ、こんな気持ちだったよね~」としみじみ(笑)中学生になった2人の『ミカ×ミカ』もあるらしい~今度探してみようっと!


扉絵と目次が《池田進吾(67)》とあって、「子どもの話だけど67歳の人に描いてもらったのか~いつまでも子ども心ってなくしたくないしなぁ」なんて思っていたら、年齢ではなく(ロクナナ)と読むのですね…ハズカシ~!!ご本人も年輩の方ではなかったです('~`;)

http://renzaburo.jp/nasshy/003/index.html


しかし、自分が双子だったらどんな気分なのかな?私は男同士、女同士の双子ちゃんしか身近にいなかったので、男の子と女の子って新鮮でした(笑)自分の兄弟に双子がいたら、子どもたちが双子だったら?母親はちゃんと区別ができるっていうけど、私はムリそう…!!


本文中でキャンプファイアの場面があるのですが、その中でユウスケが思ったことがとても印象的だったので、最後に書いておきます(^_^)


『学校では、猿が火を使うようになって人間に進化したって教えてもらったけど、ぼくは、火をきれいだって思った猿が人間になったんじゃないかなって思ってる。人間になりたかったからじゃなくて、火をきれいだなって思ったときから、とにかく人間になってしまうんだ、きっと。だって、きれいなものを見たり、面白いことを聞いたら、だれだってほかの人に伝えてあげたくなるだろ?だから、言葉をしゃべらなくちゃいけなくなってしまう。火がきれいだよってだれかに教えてやるために、言葉が必要になる。文字が必要になる。だから火をきれいだって思った猿は、やっぱり人間になるより仕方がなかったんだよな。』


♪サルにはなりたくない
~サルにはなりたくない~

…『さよなら人類』がうかんできました(^.^)




rohengram799 at 16:30コメント(10) 
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