会話

2016年03月19日

春雲便りNo.19:暖話

日本漢字能力検定協会は“漢字がつなぐ絆(きずな)”をテーマとし「想(おも)いを込めた漢字を贈る」ことで人との絆を感じる契機とすること、また、大切な人への思いを改めて認識する機会をつくることを目的として『今、あなたに贈りたい漢字コンテスト』なるものを開催しているらしい……今回3回目でその結果が新聞に載っていました。


今回は年代別から「家族」「夫婦・恋人」「友人・恩人」「自分」の4部門に分けて合計21,641作品の応募があったそうです。


http://www.kanken-kizuna.jp/



亡妻へ夫から…徳島の谷本良裕さんの贈りたい漢字は『話』でした。


……よく叱られた。「人の話を聞いてない」闘病中も「会話のない夫婦でしょう」と何度も看護師さんに同意を求め、微苦笑させていた。悪かった。本当にすまなかった。今、あなたの気持ちが痛い程よく分かる。話を聞いてくれる人がいない。たわいのない話が宙に浮く。「聞いているわよ」「本当はよくしゃべるのね」あなたとの会話は終わらない。……



父が倒れて入院した時から話は出来なかったので、お見舞いにいった時に「話が出来ないのがつまらない」と母が言っていたのを思い出しました。


もう両親と直接会話をすることが出来なくなりましたが、月日が経つに連れて遠くにいるのではなく、より身近に感じられるようになり、アレコレ話しかけるようになっています。もちろん心の中で…ですよ(笑) そうすることで、親の立場になった自分ですが、いつまでも無邪気でのんきな「こども」でいられる気がするのです。


お彼岸なので、お墓の前で手をあわせながらいろんなことを話す方もいらっしゃるでしょう。お墓全体がちょっとした談話室になっているかもしれない~お茶菓子もあるし!などと考えているワタクシ、今日の雨は「なんてバカな娘なんだ…」と思っている親の涙だったりして……(;´д`)



あ! 私の実家は魚屋だったのですが「ヒガンフグ(関東ではアカメフグというらしい)」がいるんですね。 この和名の由来は「彼岸頃にさかんのとれるため」~でも4月になってからもたくさん揚がるようです。またヒガンフグはもっとも毒性が高く、真子・皮などを食べるとすぐに彼岸へ旅立つことになるそうです……コワイ((((;゜Д゜)))
 





rohengram799 at 10:50コメント(12)トラックバック(0) 
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