使用人

2021年09月25日

鹿火雲便りNo.17:焼きリンゴ 🍎

『◯◯探偵』という作品ってたくさんありますが、一時期このタイトルの本を読もう!と張り切っていました(笑) その頃にタイトルと表紙が気に入り買った『使用人探偵シズカ』を読み終わりました。

https://www.shinchosha.co.jp/book/180108/

イギリス巻きのヘアスタイルってなんだ? 夜会巻きなら知っているけど…って謎解き以外のことが気になったりしましたが、サクサクと読めました。シリーズ物らしく、気がつかずに違う時期にやはりタイトル&表紙買いしていた『首無館の殺人』が続編だったので、読むことにします。表紙の印象が違い過ぎて続編なんて思わなかった(^o^;)

https://www.shinchosha.co.jp/book/180138/


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ある言葉の入った作品を読む(ただし短い話に限る)ことに熱中する時期があるのですが、今は「ぶどう」「桃」「柿」「梨」などの入った話を青空文庫で検索してはストックしています。昨日「リンゴ」で検索したらこんなものが。全文です。



『焼き林檎を投げる』 岸田國士 (*)

見物のやじり方には、古今東西を通じていろいろあるやうだが、昔、仏蘭西では、舞台の俳優めがけて、腐つた卵や、焼き林檎を投げつけるといふ野蛮な風習があつた。 この風習は、後にやや緩和されて、口笛(シツフレ)となり、それでも、このシツフレはなかなか盛んで、「大根ひつこめ」ぐらゐの愛嬌では納まらない場合がある。 そこへ行くと、日本の見物は実に寛大で、役者は誠に気楽だが、そのために舞台がだらけきつてゐる。乱暴を奨励するわけではないが、日本にも役者がヘマをやつたら、梅干か蒟蒻ぐらゐぶつける習慣があつたら面白いだらう。(一九二八・一〇)


焼き林檎を投げつける、ってわざわざ持っていったのか、食べながら観ていたのか……食べ物を粗末にするにはいけないんだぞ! と思いました(笑)


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来週はもう10月なんですね。祝祭日のない10月、う~ん、ヘンな感じです。 皆さま、9月最終土曜日、楽しくお過ごし下さいませ。



(*)https://kotobank.jp/word/%E5%B2%B8%E7%94%B0%E5%9B%BD%E5%A3%AB-16084



rohengram799 at 10:00|PermalinkComments(6)
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