冬将軍

2021年05月29日

梅月雲便りNo.16:春三番

もう5月も終わりで、夏のような気温を記録した場所もあるのに春の話は季節外れだなぁ……と思いつつ、まさか「春三番」があるとは思わなかったので……(;´∀`)


桜を散らす南風のことをいうようです。春、最初の春一番、桜の咲くころの春二番に対していうそうです。春四番、っていうのも見たような……野球だったら春四番が一番の強風になるのか? と思ったり。


あと「冬将軍」に対して「春将軍は花粉でいいんじゃね?」みたいな話もどこかで聞いたような……。




こここ2、3日でずいぶん紫陽花が咲いたような気がします。関東の梅雨入りはいつになるのか……そうそう、芳信(よしのぶ ではありません、 ほうしん と読みます) という、花が咲いたことを知らせる便りをいう言葉があるのですが、これを調べていた時に「二十四番花信風(にじゅうしばんかしんふう)」というものを知りました。二十四節気(にじゅうしせっき)はカレンダーなどに書いてありますけど、花信風とは (・_・?) 「小寒」から「穀雨」の間、それぞれの時節に咲く花を知らせる風のことをいうようです。待ち遠しい春、ようやくやってきた春……花の兄と言われる梅から順々に咲いていく花を見て、それをより実感していたのかもしれないですね。


http://koyomi8.com/doc/mlwa/200701260.htm

https://kaorinonez.com/cn39/cn41/cn31/ichinenkaori.html


どうぞ皆さま、お身体に気をつけておだやかな月末をお過ごし下さいませ。


rohengram799 at 19:30|この記事のURLComments(4)

2019年01月31日

萌月雲便りNo.33:木の骨

新聞で見た「榾」という字、ふりがながなければ読めなかった……「ほだ」「ほた」 と読む。【囲炉裏や竈(かまど)でたく薪(たきぎ)。掘り起こした木の根や樹木の切れはし。ほたぐい。ほたぎ。】シイタケ栽培のアレも「ほだ木」と言っていたような気がする。「木の骨」と書くこの一字、とても奥深い……骨になったところからまた命が生まれ、火が燃え上がるのかと。



「火」というと「火箱ひろ」さんという俳人がいらっしゃいます。以前は「火箱遊歩」といっていたそう。火箱ってマッチ箱を連想するのですが、今は徳用マッチ箱とか見なくなりましたね。



『バカだなと目が言うホットウイスキー』  



この句はやはり……ノロケの句でしょうなぁ。無言で差し出されるホットウィスキー。「バカだな」には愛しか感じないのですが、どんなドラマがあったのでしょうか? 夜中にひとりでご近所の分まで雪かきした後とか、好きな人から恋愛相談をされて午前さまで戻ってきたらルームシェアしていた友人が差し出してくれたとか、ケンカして飛び出したけどやっぱり行くところがなくて戻って来ちゃったとか……ひとりでムフフと妄想してしまいます! ヤロ―同士でもそれはそれでまた楽し( ≧∀≦)ノ



1月も今日で終わり。冬将軍が本気を出すのはこれからでしょう。今夜は雪の予報が。ただでさえ寒い毎日なのに、お寒い話もたくさんあったと思います(-_-;) お付き合いしていただき、ありがとうございました。来月もまたどうぞよろしくお願いいたします ∩( ´∀`)∩


rohengram799 at 07:44|この記事のURLComments(4)

2016年11月23日

新雲便りNo.12:ハイ(た)かい

おはようございます〜寒い朝になりました。夜から雪で都心でも積もるとか? 11月の雪なんて記憶にないですわ・・・予報がハズレますように。



昨日、本屋さんで新刊コーナーを見ていたら「俳魁(はいかい)」というタイトルが目につきました。俳人を扱ったものでとてもおもしろそうな・・・表紙もキレイだし・・・で手にとりまして、値段を見てびっくりです!1200円?(;゜∀゜)  文庫で400ページくらいで? 思わず何度も確認してしまいましたよ~! 他の文庫本をみても500ページくらいでも700円くらいなのに・・・角川文庫はいつからこんなに高くなったのか、この本だけ何か特別なのか? 本当に気になる!


帰ってから積ん読してある「天空の蜂」(東野圭吾)をみたら、昨年発売で600ページちょっとで、税別850円。ちなみに講談社文庫です。うん、普通はこれくらいだよね・・・これくらいでもかなり高いけど←私は二男のお下がり本だからタダだけどね(((^^;)


念のために角川文庫の新刊で検索したら先月25日発売で、金額は間違いなく1200円(税別)でした・・・(;´Д`)



今日は「勤労感謝の日」ですね。新人さんも頑張っております〜例のN氏は、新人さんが来たからいいところを見せようとしたのか、この前はずいぶん熱心に働いていました。と言っても今までがひどかったので、ちゃんとお給料をもらっている仕事量をこなした、という感じですかね〜?


いつまでそのやる気が持続するかしらん( ̄0 ̄;)




皆さま、どうぞあたたかくしてお過ごし下さいませ。お仕事の方、一緒に頑張りましょう(о´∀`о)ノ








rohengram799 at 08:04|この記事のURLComments(6)TrackBack(0)

2014年12月15日

笑雲便りNo.17:冬の一語一絵

『投票の帰りの見切苺買ふ』(岸田稚魚)


そんな余裕もなかった昨日でした……8時間勤務に気持ちも身体も拒絶反応があるのか(もう会社の担当者をどうにかしてほしいです~!)、今日の休みはヒキコモリンでダラダラと過ごしております……あ、いつもか(^。^;)


クリスマスケーキの写真にはいつも大きなイチゴがのっていますが、俳句の季語で「苺」は夏になるようです。イチゴが日本に伝わったのは江戸時代。栽培が始まったのは明治26年頃で、本格的な栽培はもっと後になります。当初は初夏を感じさせる季節の果物であり、数も限られていましたが、本格的に広がりだしたのは、早生の品種が誕生し施設栽培が広まる昭和30年代以降。昭和50年代以降は経済成長によって生活が豊かになり、イチゴの消費が伸びて「麗紅」や「とよのか」「女峰」など冬でも収量が採れる品種ができました。そして「冬の果実」に定着したとのこと。いちご大福もこの時期たくさんみますね。



『沈黙といふ告白も冬苺』(健 央介)


俳句の中のはハウス栽培の大きいイチゴでしょうね。イメージとしては中学生くらいで、イトコ同士。あれ、夏休みにあった時とイメージが違う…いやん、なんかときめいちゃうo(^o^)o あたたかいリビングのテーブルで向かい合ってモジモジモジモジ(笑) 本当の冬苺だと(歳時記だとこちらが正しいらしいのですが、小さくてヘビイチゴ・キイチゴみたいなヤツです)「こんなのオレ(私)に食べさせるの?」と不穏な空気になっている若くないふたりを連想してしまう(~_~;) ミカンを食べるふたりだったら、コタツでぬくぬくですね! もう夏休みから付き合ってま~す♪みたいな(≧∇≦)←おやぢなので許して下さい!



『言ふなれば苺は母の匂ひする』(渡辺俊子)


♪ミルキーはママの味~のミルキーも今季節限定の「完熟苺&早摘み苺味」が発売されていて、早速買ってしまいましたが……甘味が欲しい場合にはサクマの「いちごみるく」の方がコテコテして満足感はありますね。「噛む飴」が出来るまでの道のりはコチラをお読み下さいませ。

http://www.sakumaseika.com/fun/ichigomilk_development/



何年か前に『一期一会 キミにききたい!』(いちごいちえ キミにききたい)という番組がNHK教育テレビで放送されていましたよね。25歳までの若い価値観の異なるふたりが一定定期間一緒に過ごして、お互いに異なる価値観を理解しあおう、みたいなヤツ。「イチゴさん」側の若者が「イチエさん」側の若者の活動エリアへ出掛けていって……考えが変わる人もいたし、なんかムダだった…みたいな人もいたなぁ。


「一語一絵」……ウマミのある絵にナンジャコリャ!の読めない漢字(笑)を組み合わせたブログ記事とか書いてみたい~の願望を今回のタイトルにしてみました(◎-◎;)


昨日の朝、東京は初雪だったそうですね。どんどん冬将軍が配下を連れてやってきます。どうぞ皆さま、お気をつけて!! よい出会いのある1週間になりますように(*´∀`)♪




rohengram799 at 14:45|この記事のURLComments(10)

2012年03月09日

ひつじ雲便り583:うつくしい ことば

雨ですね(´д`)週末「冬将軍」がまたやってくるとか…そのせいか右肩から腕、手首あたりまで痛くなる範囲が広がってきました。皆さまもお身体を大切になさって下さいまし。


ドナルド・キーンさんが日本国籍を取得のニュースを聞きました。ダニエル・キイスの『アルジャーノンに花束を』に描かれた、チャーリーが最後の最後までなくすことのなかったアルジャーノンへの思いやり。人間、あの世に持っていけるのは“愛された、愛した記憶だけ”という言葉を思い出します。


本日の記事のタイトルはまど・みちおさんの詩からです。11日を前に再びブームのようにテレビや雑誌で使われる「きずな」という“うつくしいことば”を、自分は違う意味にして間違って使ってはいないか……考えてしまいました。



『うつくしい ことば』


たのしそうに 口にしあっている
―ともだち
という うつくしい ことばを


ともだちで ないものには
しらんぷり しておこうよ
という いみにして…


しみじみ つぶやきあっている
―にくしん
という しみじみした ことばを


あかの たにんなどは
ほっとこうよ
という いみにして…


(まど・みちお)



rohengram799 at 09:00|この記事のURLComments(11)
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ