動物詩集

2018年08月13日

炎昼雲便りNo.25:MY BETTER HALF

暑い、暑いと言いながらもなんとなく秋めいた何か(笑)を感じる今日この頃・・・残暑が長引くってことなのかしら?



昨日は室生犀星の『動物詩集』をネットで読みました。春夏秋冬、いろんな生き物に対して書かれた詩はまどみちおさんみたいなユーモアとやさしさを感じます。

http://www.geocities.jp/scaffale00410/murou/doubutsu.htm




『誰かをさがすために』  室生犀星


けふもあなたは

何をさがしにとぼとぼ歩いてゐるのです、

まだ逢つたこともない人なんですが

その人にもしかしたら

けふ逢へるかと尋ねて歩いてゐるのです、

逢つたこともない人を

どうしてあなたは尋ね出せるのです、

顔だつて見たことのない他人でせう、

それがどうして見つかるとお思ひなんです。

いや まだ逢つたことがないから

その人を是非尋ね出したいのです、

逢つたことのある人には

わたくしは逢ひたくないのです、

あなたは変つた方ですね、

はじめて逢ふために人を捜してゐるのが

そんなに変に見えるのでせうか、

人間はみなそんな捜し方をしてゐるのではないか、

そして人間はきつと誰かを一人づつ、

捜し当ててゐるのではないか。

 


「婚活みたいだ~運命のひとを捜しているのかしら」と感じた詩だったので、記事タイトルもそれっぽくしてみました(笑)  井上陽水だったら


♪まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか? 夢の中へ夢の中へ 行ってみたいと思いませんか?


「うふふ さぁ~!」と笑いながらいうかも ♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪







rohengram799 at 13:11コメント(2) 
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