千葉・習志野文化ホールのチラシに『トミーとマツ』の文字が……おや、懐かしいテレビドラマの何かのイベントかしらん?と思ったら「白と黒」と書いてある……白塗りの梅沢富美男さんと松崎しげるさんが共演するステージでした( ̄▽ ̄;)


白塗りといいますと……『座頭市』でお馴染みの勝新太郎さん、彼はデビュー当初は長谷川一夫さんみたいな白塗りの二枚目俳優を目指していたそうです。ですが、ある日、トイレで長谷川さんと遭遇(笑) その時、あまりの美貌に驚いて出ていたものも止まってしまったそうな(;゜∇゜) 「白塗り時代のフィルムは全部、焼き捨てて欲しい」と言っていたそうです。あの色黒の勝新さんしか見たことがないので、白い勝新は想像出来ないですが……長谷川一夫さん、恐るべし!ですな(≧∇≦)



昨日は彼岸の入りでしたね。桜の開花予想も発表されたこともあり、藤原緋沙子さんの『百年桜百年桜―人情江戸彩時記―』を読んでいます。 サブタイトルにあるように人の情けと季節のうつりかわりが五つの物語を彩ります。


甲府勤番は「山流し」と言われるのはショックだわ~でも仕方ないよなぁ、と思ったり(´;ω;`)……「初雪」では勝沼のぶどう農家の息子が神田市場にぶどうを運び、そしてわけあって家を出た母親をさがす話でした。母親は富士山を見ては故郷と残してきた家族を思っていました。再会出来て、老いた母親が一両を渡してくれたのですが、老人から奪ったのではないかと誤解されて奪われてしまい……宿に戻ったら一両を渡すから、その母がくれたものは返してくれという場面にお鼻がツーンと……そして意外な話になり、最後はせつない……ρ(・・、)


《甲斐国に生まれた者にとって、富士山は故郷そのものだ。
勝沼から見える富士は裾野まで見える訳ではなく、手前の連山の上に顔を出しているのを拝む訳だが、富士山がよく見える他の者にも負けない富士山への畏敬の念はある。》


この一文はまさにワタクシの気持ちそのもの! 新宿から電車に乗り、笹子トンネルを越え、勝沼駅付近から富士山を見ると「ああ帰ってきたなぁ」と思ったものです。



人情話ってパターン化されていて、イマイチ……という人もいるかもしれませんが、ただひたすらに人を信じ、人を想う、その気持ちを愛しく大切にしなくてはと再認識させてくれます。良質の時代劇が見たいです~!!