化石賞

2019年12月15日

黄冬雲便りNo.15:ふたりの「化石」

「驚きはない。受賞理由を聞いて私が演説で発信した効果だと思った。的確に国際社会に発信できていると思う」

ニュースで久しぶりに小泉進次郎環境大臣を見たと思ったら、ドヤ顔で「化石賞」受賞について語っていた……この人の松岡修造ばりのポジティブ思考はなんなのだ?

化石賞とは……

地球温暖化対策に前向きな取り組みを見せない国に対して、NGOがバッドジョークとして与える不名誉な賞。1999年のCOP5(ドイツ・ボン)において初められ、以来、恒例のセレモニーとして、継続的に実施されている。気候変動問題に取り組んでいる世界のNGOのネットワークであるCAN(気候変動アクション・ネットワーク)が、会議の会期中、各国の交渉に臨む姿勢を毎日評価し、地球温暖化防止交渉にマイナスな発言をした国など「本日の化石賞」に選定し、公表している。



化石で思い出すのはやはり「村越化石」さん。村越化石さんはハンセン病の患者でした。療養中に俳句をつくりはじめ、良い作品が出来て雑誌などに掲載されるにしても本名で名乗るわけにもいかない。故郷にも戻れないし、社会復帰も出来ない。もう死んだようなものだが、化石のように自分の俳句だけはしっかり残したい…そういう気持ちから化石と名乗ったそうです。

何年か前に亡くなられてしまいましたが、化石さんの意志に比べて環境大臣としての彼はなんなんだ? 何を目標にどんなことをするのか? 育休を取って、その後、何か発信するのかな?



石炭はかつて「黒いダイヤ」と呼ばれていましたね。今は「赤い羽根」募金の時期ですが、1959年から1960年にかけて黒い羽根募金がありました。炭鉱離職者の悲惨な生活を助け合う運動で、募金及び衣類や食料、学用品など救援物資を送る運動が全国各地で実施されたそうです。

この話も思い出したので、あのドヤ顔にはそれなりの意味があったのか……(´・ω・`)?

【エネルギー用語辞典】
https://www.sbenergy.jp/study/dictionary/321.html



*12月も後半になるので壁紙をクリスマス仕様にしてみました(((o(*゚∀゚*)o)))



rohengram799 at 00:00コメント(2) 
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