千早茜

2022年03月30日

春和雲便りNo.24:Beast

鎌倉の 鶴岡八幡宮に向かう参道入り口に近い場所に「Z」の落書きがあったそうですね。「Z」はロシアのウクライナ侵攻への支持を意味するものと言われているので、このことと結びつけてのニュースも多いですが、ちょっとそれは考え過ぎなのでは? マスコミが使う「Z世代」の非常識な輩たちが「オレ様参上!」的に落書きしたのでは? と私は思ったのですが……。あたたかくなって、何かやらかしたくなったのでは? いずれにしても迷惑な話です。

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/z/E0146.html

この「Z世代」ってわざわざそんな言い方をしなくても、と思うのは「マジンガーZ」とか「フェアレディZ」を思い浮かべる世代だからでしょうか? (また「昭和39年の俺たち」を買ってしまったわ) でも一番思い出深いのはコチラの漫画です。

https://bookmeter.com/books/4132054

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千早茜さんの『人形たちの白昼夢』を読み終わりました。

https://bookwalker.jp/de34215d5e-c7f6-4b93-b534-9549fbc04b81/

どのお話も不穏で怪しく妖しく美しくせつなくていとおしい……12編のショートストーリーのひとつ「ビースト Beast」にあった一文は確かに……となりました。

…… 人間は同じ言葉を話すのに、同じことを皆が聞いてはいないからです。マムウにはマムウにしか感じられない音や匂いがありました。他の動物だってそうです。自分の種族の大いなる流れに耳を澄まさない生き物はいません。人以外は。人はそれぞれが自分に都合の良い言葉を切り取っているように見えました。けれど、人の身の裡(うち)には常に深い空洞があり、埋まることがありません。……
(P90〜91)


表紙と本文中の挿画は岡上淑子さんのコラージュ作品だそうです。
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309279114/

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3月も明日を残すのみになりました。今月の更新はコレにて……です。今月もお付き合いいただき、ありがとうございました<(_ _*)> 来月もまたどうぞよろしくお願いいたします。ご自愛下さいませ。



rohengram799 at 06:50|PermalinkComments(2)

2021年11月12日

霜秋雲便りNo.5:産後の恨み

11/9(火)読売新聞朝刊の人生案内、40代男性の相談案件がかなりのショーゲキでした。高校生の一人息子が不在の夜に妻に求めたら「キモイ!」とものすごい顔で拒否される。理由は自分の出産後、育児に一切協力しないで毎晩一人で外出楽しんでいた……「産後の恨みは一生ものは」「いまだに許せない」と。

……しかし、たかがほんの数年の寝不足や疲労くらい、母親なら誰しも一人で乗り越えられるはず。家事育児に専念させてくれる夫、外で稼いでくる夫に対する敬意はないのでしょうか。……

奥さんは息子さんが独り立ちしたら離婚を考えているらしいです。当たり前ですわ(`Δ´) 自分はコミュ力がないから再婚はムリだろう。そして行き着く思考が「こんなことなら妻の産後にゴミ出しくらいしておくべきだったと後悔しています。」…… (;゚д゚)

「 今から名誉挽回のために何をしたら」……だと!? ガッツリ稼いでくる慰謝料をたくさん貯金しなさいよ! となりました。再婚する気でいるのもビックリです。自信家なんでしょうねぇ( ̄ヘ ̄)

奥さんには早く離婚して人生をやり直して欲しいなと思いました。


*****


昨晩『あなたとなら食べてもいい』1話だけ読みました。千早茜さんの作品で、黒い枝豆、喫茶店のナポリタン、お高い(笑)葡萄などが出てきました。 内容としてはダラダラ続く不倫関係。皮をむいてくれないと果物を食べない男ってわりといるようですが、だったら食べなくていい!ってならないんでしょうか?

自分もずいぶん果物って食べていないなぁ、とスーパーでパイナップル🍍をまるごと買っている人を見て思いました。ものぐさな私はカットフルーツを買ってしまう予感 (;´∀`)


皆さま、楽しい週末をお過ごし下さいませ ♪(o・ω・)ノ))


rohengram799 at 08:10|PermalinkComments(4)

2017年04月17日

菫青雲便りNo.16:がらがらどん

千早茜さんの『男ともだち』という本の中に出てきた『三びきのやぎのがらがらどん』が気になり、読みたいなぁ~と思っていました。本屋さんに行った時に絵本コーナーを見たら、アラ!ちょうど目線の先にあるじゃあないですか~店員さんも千早さんの本を読んだのか?と思ってしまいました(笑)


ちなみにこの小説の主人公も同棲中の彼氏がいて不倫中で男ともだちもいる、という29歳です。イラストの仕事をしているので、比較的時間は自由になるので遊べるって感じ? 〆切に追われると大変ですが。


「女が男の友達になる順序は決まっている。まずはじめが親友、それから恋人、そして最後にやっとただの友達になるというわけだ。(チェーホフ)」の展開になるのかと思ったら、それはなかったです。恋愛物というより女性の自立を描いているような気がしました。


話を絵本にもどしますね(^_^;)


大きさの違う3匹のやぎがいます。名前はみんな「がらがらどん」(笑) ある日、3匹は草を食べて太ろうと山へ向いますが、途中で渡る橋の下には「トロル」が住んでいて、やぎを食べる気満々です!


それなのにやぎたちは「関係ないね!」とばかりに悠然と、むしろ楽しげに橋を渡っていきます。1番目の小さいやぎは「かた こと」と、2番目の中くらいのやぎは「がた ごと」と、そして3番目の大きいやぎは「がたん、ごとん」と橋を渡っていきます。身体が大きくなるに連れて目つきも悪くなるのが、なんとも言えない迫力があります。もし動物の眼球を移植しなくてはいけない事態になったら(どんな場合だよ!)「神さま、お願いです! ヤギではなくウマの目にして下さい!」と叫んでしまうくらい、やさぐれた鋭い眼光!(笑) 埴輪の目にあのヤギの目を嵌め込んだら・・・とか帰り道、へんなことばかり考えてしまいましたわ。


トロルは小さいヤギ、中くらいのヤギにも後から来るヤギがもっと大きいよ、と言われて待ちます。トロル、弱い・・・というか、大きいヤギのがらがらどん、怖いわ! 「大男総身に知恵が回りかね」動物諺を思い出しました。



ノルウェーの昔話らしいですが、森林の雰囲気が北欧ってこんな感じなんだろうな、と納得してしまうタッチです。最後に草をいっぱい食べて満足、満足と寝ころぶ三びきのやぎのがらがらどんに、野生の動物の生きていくたくましさを感じました。




こちらの記事で迫力ある絵をご覧下さいませ。

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/osaburin/4716948





rohengram799 at 10:53|PermalinkComments(6)

2015年02月20日

氷雲便りNo.12:週末の「さくら」便り

昨日2月19日(木)は旧暦1月1日・旧元旦、そして雨水でしたね。この日から雪が溶けはじめ、農耕の準備を始める目安とされているそうですが、まだまだ豪雪地帯の方々には春は名のみの……ですね。雪の重さに屋根がつぶれた!というニュースを聞くと、山国ではあったけれど雪国ではなかった山梨の田舎育ちでよかったと思いました。そして今住んでいる場所は山梨よりやっぱりあったかい……ご不便を感じている皆さま、ごめんなさい。



ところで、雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれるという話がありますが、「徳川かわら版」というブログの中の記事によりますと、推測ではあるものの、以下のような理由ではないかと。


神話に出てくる「罔象女神(ミズハノメノカミ)」は日本における代表的な「水の神(水神)」で、水は人の生命を支える根源であり作物を育てることから、川の水(水=神)が信仰の対象となりました。また、川は炊事・洗濯などで女性たちが集まる場所でもあるので、いつしか「水の神」は「母神」と考えられるようになり「罔象女神(ミズハノメノカミ)」が地方によっては子授け、安産の神として信仰されるようになったのでは?ということでした。「良い子を授かる=良縁に恵まれる」と考えられるようになったのでは…と。


地域により2月1日に飾る・節分で家の鬼を追い出して飾る・2月の最初の大安に飾る……などいろいろあるようです。私の田舎は4月でしたから、お彼岸が過ぎてから飾っていたような気がしますわ。



「うすい」と言いますと、千葉の佐倉市の地名に「臼井」があります。鎌倉期は臼井郷、江戸期は臼井村。地名は「うし(憂し)・い(井)」の転訛で豪雨時に印旛沼が氾濫して浸水する不安定な湿地という意味なんだそう……今はそんなことはないと思いますが。


そして雷電爲右エ門(らいでん ためえもん)という、197cm・170kg・通算35場所中254勝した、横綱になれなかったのがフシギなお相撲さんが引退後の余生を臼井宿で過ごしたんだそうです。妻の「おはん」は臼井宿の甘酒茶屋「天狗」の看板娘で、雷電が「天狗」に立ち寄ったおり、見初めて妻に迎えたといわれているそうな~( 〃▽〃)
 


佐倉市臼井……桜吹雪の中の土俵入りとか美しそう!!と妄想を広げながら、千早茜さんの『桜の首飾り』という短編集を読んでいます。「春の狐憑き」「白い破片」「初花」(ここまで読みました)「エリクシール」(化粧品の名前かと思いましたが、違うみたいです)「花荒れ」「背中」「樺の秘色」(最初、褌フンドシの秘色!? なんて危ないタイトルなんだと思いました……バカでスミマセン)の7作品。桜をめぐる誰かと誰かの物語……文庫の表紙が美しくて思わず買ってしまいましたが、とても風情があるというか情緒があるというか……映像で見てみたいかも……なお話です。



皆さま、桜色に身も心も染まるようなステキな週末をお過ごし下さいませ(@^^)/~~~






rohengram799 at 17:00|PermalinkComments(8)

2012年12月06日

サバ雲便りNo.38:小さなお茶会~ひと休み~

今月まだ2日しか働いていないワタクシ、今日明日連休…多忙な皆さまに申し訳ない気分(-_-;)


風は強いけれどあたたかいのでしょうか?それとも私が着込み過ぎなのか…本屋で立ち読みしていたら腹痛ではなく(笑)クラクラしてきたのでちょっと近くの店でひと休み(((^_^;)


『ふりだしに戻った愛を手のひらであたためましょういっしょにお茶を』(辰巳泰子)


こんな句を見つけたので、タイトルを懐かしい猫十字社さんのマンガと同じ《小さなお茶会》にしてみました。お茶会ときいて連想するのは宝塚の生徒さんのお茶会(笑)最初は喫茶店だったのがだんだん会場が広くなり、ホテルになったりすると「出世したなぁ~!!」なんて思うオバチャンな私。残念ながら一度も参加したことはありませんが、ヅカファンのネットワークは昔からスゴいのでいろんな話を小耳にはさんで「ほぉ~」「はぁ~」でありました。


私の予定では、今現在は有閑マダムになり(笑)ひとりの生徒さんを音楽学校時代からずっと見守る「足長おじさん」になっているはずだったのに…(~_~;)
実際は古本をあさるオバチャンですわ。今日は『ニコニコ時給800円』(海猫沢めろん)『往きて還らず』(団鬼六)『魚神』(千早茜)を買いました。何の関連性もない三冊!!そして今は荻原浩さんの『押入れのちよ』を読みかけです(^^)


勘三郎さんの死


先日亡くなられた中村勘九郎さんについて…「人がひとり亡くなるのは、図書館がひとつなくなるのと同じだ」…勘九郎さん図書館の大きさは計り知れないですね。私の図書館はどのくらいかしら?歯医者の待合室の本棚くらいかしら?それではちょっと悲しいので、学級文庫くらいは頑張りたいなぁ…と思いましたf(^_^;







rohengram799 at 14:53|PermalinkComments(11)
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