合唱曲

2021年03月29日

華節雲便りNo.22:桜 あなたは風

このところの週末は荒れた天気……桜もだいぶ散ってしまいました。


*****


合唱組曲「風紋」というのがあります。どこで知ったのか忘れてしまったけれど、作詞は岩谷時子さん。「愛の賛歌」の訳詞でもお馴染みですが、こちらもなんとも官能的な……これを思春期の中学生に歌わせるとしたらセクハラに近いような気がしないでもない……(;´д`)


 
第2章「あなたは風」

あなたは風 あなたは来る 暗い海を渡ってくる
あなたは風 あなたは来る 暗い海を渡ってくる
私に逢いたくて 暗い海を渡って来る

お前は美しい 砂丘よ
風よ 早くここまで来て
砂丘よ 愛している 愛している

風よ風よ あなたを迎えるために
私は喉に熱い太陽を吸うの
砂丘よ おまえを抱きしめる夜のために
私は100万本の手を挙げてひた走る

ああ 闇の中で ああ 闇の中で
向かい合う顔の無い二つの顔
風の歯は砂丘の肩を噛み砕く

あなたは風 あなたは来る 暗い海を渡ってくる
あなたは風 あなたは愛 あなたは来るよ


*****


ほれぼれと桜吹雪の中をゆくさみしき修羅の一人となりて


作者の岡野弘彦さんは戦争を体験されていることもあり、ただ桜を美しいと愛でる気持ちにはなれないのだと思います。

https://tankanokoto.com/2019/03/okano-sakura.html



さまざまのことを思い出す桜かな


松尾芭蕉ではありませんが、季節が巡ったことを一番意識するのが桜かもしれないですね。こちらはお菓子です。

http://blog.livedoor.jp/wagashibuyer/archives/43262118.html


*****


今週も皆さま、どうぞご安全に ヾ(´ー`)ノ


rohengram799 at 09:10|この記事のURLComments(6)

2019年12月09日

黄冬雲便りNo.9:ほらね、

土曜日(12/7)は「大雪(たいせつ)」でしたが、本当に寒い1日でしたね。横浜では初雪。鼻水ズルズルしてましたわ。


フィンランド語で雪を表す言葉が11種類あるという記事を読みました。津軽には7つの雪が降るらしいですが(*) 広告がうっとおしい〜!のをガマンすれば面白い内容でした。最後に紹介されていた『粉雪』という曲は確かに雪が降ってくるイメージで…音楽家ってスゴいわ!となりました(笑)

https://linnameigetz.com/snow-in-finnish




♪窓はピアノと微笑み合っているよ
雪は灯りと見つめ合っているよ


『ほらね、』という混声四部合唱曲にこの歌詞がありました。東日本大震災のあと、歌で日本をつなげよう、歌で被災地を応援しようと企画されたカワイ出版の「歌おうNIPPONプロジェクト」のために書き下ろされた作品だそうです。こちらもステキな表現。情景が浮かんできます。ロマンチック(*´ω`*) そして曲名の「、」がとてもイイと思います。


https://search.yahoo.co.jp/amp/kuri-ma.seesaa.net/article/434812367.html%3Famp%3D1%26usqp%3Dmq331AQOKAGYAau2ivrY1qG3ywE%253D



(*)

https://sp.uta-net.com/movie/3089/

https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009010653_00000


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2018年05月02日

若夏雲便りNo.4:日本が見えない

コレは私の備忘録的な記事になります。なんかうまく文章に出来ないので。竹内浩三という人の『日本が見えない』という詩との出逢い。


https://fuminblog.exblog.jp/6666982/



合唱曲にもなっていました。無伴奏の男性合唱がYouTubeにあったので聴いてみました。圧迫感、切迫感、恐怖感、焦燥感・・・今の「日本」という国、そこに暮らしている自分、知らないことばかり、知ろうとしないことばかり。


http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/634354/196369/83215083


【竹内浩三みゅーじあむ】

http://takeuchikozo.com/




『三ツ星さん』(竹内浩三)

私のすきな三ツ星さん
私はいつも元気です
いつでも私を見て下さい
私は諸君に見られても
はずかしくない生活を
力一ぱいやりまする
私のすきなカシオペア
私は諸君が大すきだ
いつでも三人きっちりと
ならんですすむ星さんよ
生きることはたのしいね
ほんとに私は生きている

(「竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻」/藤原書店)より



rohengram799 at 22:38|この記事のURLComments(0)

2018年04月05日

清和雲便りNo.7:14歳

「14歳」という言葉から皆さまは何を連想するのでしょう。私のように楳図かずおさんのバイオ鳥肉の細胞から誕生した天才科学者"チキン・ジョージ"を一番に思い浮かべた人もいるかしら(^^;)(;^^)



『白いうた 青いうた』という日本の作曲家・新実徳英と日本の詩人谷川雁によって1989年から1995年まで作曲された合唱曲のシリーズがあり、合唱曲としては珍しく、曲が先に作られた後に詞が作られたそうです。全100曲を目指していましたが、1995年、肺がんで谷川さんが亡くなられてしまい、53曲で中止に。享年72歳。その中に『14歳』があったのです。




  十四歳


  はなびらのにがさを
       
  だれがしってるの

  ぴかぴかのとうだい

  はだしでのぼったよ

  かぜをたべた

  からっぽになった

  わたしいま十四

  うみよりあおい

  はなびらのにがさを

  だれがしってるの

  だれが





「14歳には14歳の暗さがある。自分たちのことをよくわからない大人たちに、花と呼ばれるとちょっと反発したくなる、そんな気持を代弁したかった」そうです。思春期の少女の子どもの部分と大人の女性の一片をのぞいたような、なんとなくセクシーさを感じてしまった私はやはりおやぢなのでしょうか?






rohengram799 at 18:14|この記事のURLComments(4)

2018年03月07日

桃月雲便りNo.6:エトピリカ

読売新聞日曜版(3/4)・名言巡礼には更級源蔵という詩人の言葉が載っていました。


「原野の詩人」と呼ばれる更科源蔵(さらしなげんぞうさんは、北海道東部にある弟子屈(てしかが)という町の開拓農家に生まれ育ち、小学校の代用教員を勤めながら生涯のほとんどを弟子屈で過ごしました。 北海道の原始の自然や生き物たち、北海道の先住民族であるアイヌの人々の生活や文化を今に伝える作品や史料を書いています。

http://www.asahi-net.or.jp/~pb5h-ootk/pages/SAKKA/sa/sarashinagenzo.html



作詞したものがいくつも合唱曲になっているようで、その中に『エトピリカ』がありました。『海鳥の詩』という一連の曲の一つのようです。作曲した廣瀬量平(ひろせりょうへい)さんも 北海道南部の函館市の出身だとか。


「エトピリカ」ってなんだろ?と思ったら、ウミスズメという海鳥の仲間の一種で、名前の起源はアイヌ語。「エト」は先端・鼻、「ピリカ」は 美しいという言葉なので「くちばしが美しい」という意味になるようです。鳥だとしか情報がなかった時に画像を見てビックリしました。私のイメージと違った~ものすごいあざやかなクチバシ! プラスチックみたいだ、と思ってしまいました。


http://www.ehhon.com/etopirika/page/pirika01.html




今日はまた寒い!という天気になりました。皆さま、お身体に気をつけて下さいませ。


rohengram799 at 09:44|この記事のURLComments(4)
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