吉野杉

2010年08月06日

第218号:究極の作法

216号『箸の日』に、漫画が見つからずに書けなかった《美味しんぼ》6巻の話をしたいと思います。
タイトルは「究極の作法」。


海外赴任から帰国し、生活にも慣れたが、娘が箸を使おうとしない。パリにいた時に同級生から「箸を使うのは野蛮で貧乏たらしい」と同級生にからかわれたのが理由らしい。欧米人の中には、箸をアジア人をからかう時のタネにする人もいるらしいですね。

奈良県の吉野の杉箸作りの様子を見学して、箸作りの手間や職人さんたちの心配りを感じとり、そのコは箸を使うようになります。お茶漬けを食べる場面があるのですが、そこで箸先がどのくらいぬれているかが問題に…。

食通のある方は、箸先が1センチくらいしかぬれていないのです。これは食通だからではなく、作法を知る人だからこそ。海原雄山は言います。

『どんなに美しい食器と箸で食べても、その食べ方が美しくなかったら何もかもぶち壊しだ』と。『料理の美、食器の美、その個々の美を統括してはじめて渾然(こんぜん)たる美が完成する。料理の美を完成させるのは食べる側の心映えなのだ、そこに作法という物の本来の意味がある……』


作法とは形状ではなく心…どんな場面にも当てはまる言葉です。私は高級料理店にも行けないし、お箸の持ち方もあぁ~('~`;)ですが、頭の片隅において置くべき言葉だろうと思いました。


皆さまも、お茶漬けを食べる時に、箸先を確認してみて下さい!!




rohengram799 at 18:14|PermalinkComments(3)
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