坪内稔典

2021年07月05日

細蟹雲便りNo.5:莫妄想

「月刊 武道」って日本武道館が発行しているのか〜!と思いながら、サイトでバックナンバーをツラツラ見ていると、2020年4月の「色紙に書く座右の銘」に「莫妄想」という言葉が。この言葉を選んだ増田規一郎さんという方についてはわかりません💦

https://www.nipponbudokan.or.jp/budo-book/2020%e5%b9%b44%e6%9c%88%e5%8f%b7


妄想などせずに今やるべきことを成しなさい、という意味の禅語だそうです。妄想とは、私のようなあやしげな空想とか誇大妄想をではなく、根拠のない決めつけとか、マイナス方向へ思い込みや固執などを意味するようです。


【莫妄想】
http://rinnou.net/cont_04/zengo/100501.html


「何しようぞ くすんで 一期は夢よ ただ狂え」

閑吟集のこの言葉も浮かんで来るような……。


色紙つながり(-ω- ?) で「ウンのつく話」をどうぞ。
坪内稔典さん、やっぱり面白い!

https://ameblo.jp/sakadachikaba/entry-12670368148.html




rohengram799 at 17:45コメント(2) 

2019年10月29日

紅樹雲便りNo.27:「の」の字といえば…

「の」の字を書く、というとお見合いの席で、照れ隠しに畳にのの字、のの字……を連想しますが(古い?)佐藤春夫の短い話はなかなか平仮名を覚えられないうたちゃんの話。

【うたちゃんは、三人兄弟の末で、来年からは幼稚ようち園へ行こうというのですが、早くから、自分ではお姉ねえちゃん気どりで「えいちゃん」「えいちゃん」と、自分をよんでいます。「えいちゃん」とは、ねえちゃんのことなのです。】

さぁ、こんなうたちゃんは平仮名をちゃんと覚えられるでしょうか? 気になる方はこちらで全文をお読み下さいませ。
https://www.aozora.gr.jp/cards/001763/files/58565_62879.html

「むの字には◯がありますその◯をのぞくと見えるえんどう畑」……この坪内稔典さんの短歌は、うたちゃんを連想させる(*´∀`)♪


さてさて……昨晩のこと。ダンナさんがくまモンのポーチを見て、くまモンの横にある花を「ハイビスカス🌺」と言ったので、ビックリしました………あれは「椿」でしょ、熊本だから「肥後椿」! うたちゃんくらいの小さい子どもが間違えるなら可愛らしくてふふっ!となりますが、オッサンでは……(ーー;)
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/sizen/hana98/htubaki.html



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rohengram799 at 00:00コメント(2) 

2019年04月10日

春愁雲便りNo.9:戸惑いの四月

今日は雨ですね〜天気予報通りだわ☔


読売新聞一面の「編集手帳」に


【〈四月よ、四月はいったい自分でどうしたらよいのかわからないでいるのだ〉。ドイツにはこう歌う童謡があるらしい】


とありましたが、朝日新聞の「天声人語」でも2015年の4月に倉島厚さんの話として同じような話が書いてあったようです。


季節の366日話題事典 新装版 >> https://i.bookmeter.com/books/9855481



なんだか坪内稔典さんの「どうするどうする甘納豆」シリーズ(笑)の句を思い出すような四月の戸惑い! 季節自体が困惑しているなら、人間がもっと混乱するのは当たり前だわ、と思ったりして。関係ないけど「がんばるわなんて言うなよ草の花」の句も好き(人´ з`*)♪



閑話休題。


ドイツの4月は気温差が日本よりはるかに大きいようです。日本の四季に外国の方々が憧れるのがわかるような気がしますわ。

http://www.tomotrp.com/entry/april







話は変わりますが『こけし時代』というマニアックな雑誌がありました。


http://www.keibunsha-books.com/smartphone/detail.html?id=000000022833


布形子(ぬけし) ただの布人形ではない!という認識なんでしょうか💦

http://www.keibunsha-books.com/smartphone/detail.html?id=000000021219



「マトリョーシカこけし」も以前雑誌で見たことがあります。ウチにもこけしがいるけれど、ホコリ被ったままなのでキレイにしてあげようと思います!



木や布のようなあたたかく、ほっこりする1日になりますようにヾ(´ー`)ノ




【追記】

昨日「つばさ」の記事を書いて懐かしい『心の翼』を思い出しました(^^)人(^^)

https://sp.uta-net.com/movie/32998/



rohengram799 at 08:52コメント(0) 

2016年09月13日

秋雲便りNo.10:夜食

毎日新聞では甘納豆の句でお馴染みの坪内稔典さんが「季語刻々」という俳句や短歌などを紹介するコーナーがあるらしいですね。ウチは読売新聞なのですが、長谷川櫂さんが「四季」というおそらく同じような内容のコラムを連載しているので楽しみにしています。


稲畑廣太郎句集『玉箒』から……「どこに季語があるのだろう?」と思った一句がコチラです。


『夕食は洋風夜食中華風』


朝ごはんと昼ごはんはなんだったのか気になる……ではなくて(^o^;)この句集には「夜食とる仕事の山を睨みつつ」「夜業終へシンデレラエクスプレスへと」などもあるそうです。「夜食」というと受験勉強のイメージが強いですが、秋の季語なんだそうです。秋は農村が多忙の季節。もともとは農民の夜の軽食のことだったみたい。「夜業」も秋の季語で、秋の夜長を働き通しなんて……今は季語になるのか微妙ですね。確実に労基案件ですわ。



『舌噛むなど夜食はつねにかなしくて』(佐野まもる)


夜遊びして「小腹がすいた」「コンビニでおでん買わない?」なんてノリではなく、ノルマをこなすための残業で、落ち着いて食べることも出来ない……そんな油まみれの作業服を着た労働者の姿を切り取った作品だと思いました。


佐野さんは、明治32年生まれ。昭和59年に亡くなられましたが、徳島市出身。板野郡上板町大山寺(四国別格二十霊場1番札所)に『雪嶺(せつれい)となるべき明日へ鐘を撞く』という句碑が建てられているそうです。徳島といえば瀬戸内寂聴さん!徳島県立文学書道館の館長さんなんですね。四国出身の文学関係者の方々、なにか共通するものがあるのか知りたくなりました。






rohengram799 at 00:15コメント(8) 

2016年06月24日

閑雲便りNo.29:まめまめしくツルリンと

『からだにいいこと』8月号の見出しに《腹肉・二の腕…「ハミ肉&ごん太(ぶと)ゾーン」撃退法》の文字が……ハミ肉とはまた…おやぢは“ハミちち”や“下ちち”が好きなんだけどなぁ(;゜∇゜)……真面目なよい子は深く考えないように!



さてさて、今年も半分過ぎようとしている今になって《2016年は「国際豆年」です》ということを知りました……(;・∀・) 一体誰がそんなことを決めたかというと、なんと!国連が正式な決議を経て制定したんですね。国連は、毎年重点的な問題解決を要する問題を「国際年」のテーマに設定し、関係機関とともに啓発活動を行っているんですと! 毎年4月2日の「世界自閉症啓発デー」とか(毎年5月31日世界禁煙デー(こちらはWHO)のポスターは見たことがありますが、食糧は記憶にない……。この数年は、食料確保と環境保全の必要性をテーマにしていて、2004年は「国際コメ年」2008年は「国際ポテト年」だったそうです~聞いたことがあるような、ないような……「国際ナントカ年」ってたくさんあるんだもん(・ε・` )



豆は稲や麦などとともに、長い歴史をもつ栽培植物のひとつ、今日の遺伝子研究の基礎は「エンドウマメ」を用いたメンデルの研究に端を発していることは広く知られていますね。わかりやすく言うと「豆は身体に良いんです!」「豆の栽培は環境と折り合いをつけやすい!」「豆は作りやすいから安定して生産出来る!」ということを世界的にアピールすることが目的(≧∇≦)



「豆」っていろいろありますよね。大豆製品や珈琲豆やハデハデなゼリービーンズとか(笑) 豆菓子もいいなぁ♪



『三月の甘納豆のうふふふふ』は有名ですが、今月は『甘納豆六月ごろはごろついて』そして『腰を病む甘納豆も七月も』『八月の嘘と親しむ甘納豆』……甘納豆を擬人化しているのか、作者の坪内 稔典さんが好きなのか、茶化しているのかよくわからない~でもそこがいいのかしら(;A´▽`A 『びわ食べて君とつるりんしたいなあ』という、官能的なのかなんなのかよくわからない一句もあります(笑)



なんとなく明日は『ジャックと豆の木』の絵本を見たくなりました。皆さまも、マメに水分補給をして、心はまぁるくツルリン、ピカピカ!で元気ハツラツな週末を(^◇^)






rohengram799 at 23:37コメント(10) 
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