夏椿

2022年08月12日

夕菅雲便りNo.5:モモイロの鬼〜満月の詰め合わせ

今日は満月らしいですね。台風が接近しているので今夜はどうなりますか…北海道では地震があったり、青森では雨が続き……梅雨末期のような天気とまた言われていた気がしますが、本当になんなんだ、この夏は……!


◆今日は520人の犠牲者を出した日航機墜落事故から37年。「灯籠流し」のニュースを見て「精霊流し」とは違うんだよね、とダンナさんと会話が始まる。死者の魂を弔い、灯籠やお盆の供え物を海や川に流す日本全国で行われている行事の総称が「灯籠流し」。さだまさしさんの歌にある「精霊流し」は長崎県内各地や近隣で行われる、初盆を迎えた故人の家族が精霊船を流し場まで運ぶ行事。さださんの父上さまの精霊船の映像を見た記憶があります。歌詞にある♪精霊流しが華やかに始まるのです……ってこれなんだなと思いました。

https://www.uta-net.com/movie/50432/


◆縁切寺
さださんつながりで縁切寺を。
https://www.uta-net.com/movie/50425/

♪あれから三年…… の「三年」の意味はなんなんだ?と漠然と思っていましたが、こちらの知恵袋を読んでそうなんだ!!となりました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1328024863


◆薄紅夏椿
https://flower365.jp/16/k757.html

白い夏椿も好きだけれど、このほんのりモモイロの花びらも妄想を掻き立てる(*´艸`*)

花びらは透明な血を吸いこんでうす紅いろに咲き散っている   

なんとなく嵯峨直樹さんのこの短歌も思い出す。


◆鈴木春信『つれびき』
https://otakinen-museum.note.jp/n/nc6aa08291685

演奏することが目的ではなくて、びっちりくっつくことが目的なんでしょうなぁ(;´∀`)


◆ヨシ呑み
団鬼六さんの息子さんがnoteに! 吉野家店内には入ったことがないです。鬼六さんの本、また読みたい。
https://note.com/jimshodan/n/n0250b5cc78a5



最近は寺社仏閣巡りのブログ記事を読み歩いています。いろんな狛犬さんたちを見るのも楽しい。繊細で精緻な彫り物などを見るのも楽しい。有り難いことです。少しは腐りきった性根が浄められたらいいなと勝手なことを思っております。

仏見て失はぬ間に桃喰めり  細見綾子

ではでは、皆さま、どうぞ「ご安全に」(・ω・*)ノ 




rohengram799 at 09:25コメント(5) 

2016年06月26日

閑雲便りNo.31:夏の椿姫

夏に木陰を作り、花は清楚な白でシンボルツリーとしても人気なナツツバキ。沙羅の木とも呼ばれていますが、別なものだそうで……。幹がツルツルであることからサルスベリと呼ぶ地方もあるそうですが、これもまた別種です。



以前、チラリと『椿姫』のことを書きましたが、オペラの「乾杯の歌」の歌詞を検索していたらあらすじも書いてあるサイトがありました。

http://www.geocities.jp/lune_monogatari/traviata.html



結婚披露宴などおめでたい席では乾杯やバンザイ!がつきものですが、バンザイの正しいやり方というのを初めて知りました(O.O;)(oo;)


まず万歳(ばんざい)という言葉は、昔は「ばんぜい」と読んだそうです。中国に起源を発する言葉で、万歳は文字のとおり「一万歳」という年齢を表わす言葉で、皇帝に対してしか用いなかったそうです。もう本当に長生きして下さい!って感じですかね~諸侯に大しては「千歳」その下の地位には「百歳」だったようです。これが日本に伝わって「おめでたい場合や、長久を祈る場合」に使われるようになったと言われています。 


両掌を内側に向けて上げるのが、正しい万歳の仕方で、手のひらを前に向けて上げるのは、降参の意思表示になります。よく選挙の時に当確が出ると、事務所でまわりな方々が「バンザ~イ!」と満面の笑みで「降参」している姿を見たような記憶が……。来月の選挙結果のニュースは気をつけて見ていようと思います。



さてさて、結婚式ネタでもうひとつ! 今は昔、昭和の時代の結婚式定番ソングに『てんとう虫のサンバ』がありました。このテントウムシ、ドイツでは「Marienkaefer=マリアのカブトムシ」という名前になっているそうです。イギリスで敬虔なカトリックの信者であった農夫が害虫に困り果てて聖母マリアに祈りを捧げたところ、大量のテントウムシが現れて害虫を食べてくれたという伝説(?)があるらしく……日本では、太陽に向かって飛んでいくことから、お天道様すなわち太陽神がその由来とされているそうです。


「テントウムシが身体にとまると幸せがやってくる」という言い伝えもあるらしく、結婚に限定しているパターンでは「てんとう虫がどれだけ身体に長くとまっているかで、結婚までの時間を占う」のだとか………コレにヒントを得た歌詞なのかな?と思いましたが、「テントウムシがしゃしゃり出て」とあるので、これは空気を読まない同僚や親戚のおっちゃん・おばちゃんサンバの余興なのか? 実際は深い意味などないのでしょうけど、久々に思い出して気になりました(^。^;)




今週の金曜日はもう7月ですね。早いなぁ~皆さま、どうぞよい月末(笑)になりますように!




rohengram799 at 21:25コメント(10) 

2014年08月24日

遊雲便りNo.14:夏椿

ダンナさをが職場で会津のおみやげをもらってきました~その名は『椿餅』! 桜餅や草餅はきいたこともあるし、食べたこともあるけれど椿餅とは……箱をあけてみたら、きんつばみたいに四角い……食べた人の感想は「ゆべし」というか「ういろう」に近い食感ということでした。ダンナさんがいただいたのはコチラ、伊勢屋さんのです。


《伊勢屋 椿餅》
http://www.miru.co.jp/aizu-zensyu/aizuzensyu/2002-2/02natsu-04.html


新潟の北浦原郡水原町の名物に同じく『椿餅』というものがあるそうですが、その姿はぺらんとしていて、スゴく薄いのし餅みたい。小麦粉と砂糖と餅粉でつくられている、この地域の郷土菓子だそう。

椿餅の起源はかなり古いようです。『源氏物語』にも「干飯や餅の粉を甘葛や干柿の糖分で固め、椿の葉二枚で挟んだ菓子。多く蹴鞠の後、食する。」とあるとか←読んだことがないので(-o-;) このイメージに近いのはとらやの椿餅ではないかと思います。

http://kyoto-wagasi.com/kyo-toraya/toraya_tubaki.html


椿といいますと、寒椿みたいに冬のイメージがあるのですが「夏椿」もあるのですね。花の形が椿によく似ていて、夏に開花することから「夏椿」。学名の「pseudocamellia(プセウドカメリア)」は「にせのツバキ」という意味だそう……ちょっとかわいそうρ(・・、) 寺社の庭によく植えられているとか。だからこんな句もうまれるのでしょうか(;´д`)

『あなたとは行かない来世夏椿』(富沢敏子)

葉は楕円形で、長さ10cmくらい。椿のように厚みと光沢があるものではなくて、秋には落葉するそうです。また、幼木の樹皮は黒っぽい赤褐色なのに、成長するにつれてまだら状にはげてきて、齢を重ねた成木はなめらかな灰褐色の樹皮になるそうです。ツルツルしているのかしら……ちょっとさわってみたいかも(^◇^)

《夏椿》
http://www.hana300.com/natutu.html


来週にはもう9月ですね。雲も夏と秋が混在している感じがします。皆さま、お身体に気をつけて残暑を乗りきっていきましょう(((^_^;)




rohengram799 at 21:53コメント(4) 
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