備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

ようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることをチマチマと書いています。

タグ:大西民子

風の舌あまた穴よりはいりくるゆうべわたしは戦場だった


佐藤弓生さんの(*´∀`*)ポッ💕 な短歌を見つけた木曜日、これから天気が悪くなるようですね。荒れた週末になるのでしょうか?


さてさて……ライブドアブログはよくワケのわからない仕様変更をするのですが、今回はコメント欄に手を加えたようで……スマホの管理画面からは見ずらくて仕方ないです。PC画面にすればまだマシなんですが画面自体が小さいからやっぱり見ずらい……スゴく疲れる(´-ω-`)

noteもハートボタンがありますが、まだ見やすいしコメントも書きやすい(私は記事は書いていません)……無料で使わせてもらっているのであまりグダグダいうのも、と思いつつ……ため息 (´д`)


気を取り直して……薔薇の美しい季節がやって来ますね。近くのお宅ではモッコウバラが可愛らしく咲いています。今日は薔薇の詩と短歌をお届けします。


ばら

まっかい
まっかい
ばらの花
目にはいって いるうちに
目つぶって
母ちゃんに
見せにいこ


作者は海達公子(かいたつ きみこ)さん。1916年8月23日 - 1933年3月26日……あまりにも短い生涯です。子どもらしい無垢なやさしさ。お母さんは子どもの目の中に素晴らしく美しい薔薇園を見ることでしょう。


告げ難き悲しみ持つと知る母か薔薇切りて駅まで見送りくれぬ

大西 民子さんの短歌。我が子に寄り添い、さりげなく励ましてくれる母の姿 ・゜・(つД`)・゜・



変わりやすいお天気です。皆さま、どうぞご自愛下さいませ。




【佐藤弓生さんについて】
https://ryo-sasa.hatenablog.com/entry/2018/06/10/003209

【海達公子さんについて】
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/bungaku/kimiko.html

【大西民子さんについて】
https://www.lib.city.saitama.jp/contents;jsessionid=F4732FEB18E8D6C03BF600969E6D8509?0&pid=2684


しばらく放置していた、時代小説アンソロジー『秋びより』を読み終わりました。池波正太郎「市松小僧始末」、藤原緋沙子「秋つばめ―逢坂・秋」、岡本綺堂「菊人形の昔」、岩井三四二「蛍と呼ぶな」、佐江衆一「解錠綺譚」の5編。


最後の話に「別個の錠前を用いずに、鴨居や柱に彫った穴に桟を差し込んで固定する方法」として落し猿・上げ猿・横猿と見ざる・言わざる・聞かざるみたいなのがでてきたのですが、イマイチわからず……調べたら建築用語で使われていて、図もありました! ああ、コレのことを言うのかと納得しました(^◇^)


http://www.kenchikuyogo.com/211-sa/113-saru.htm


そして、いくらなんでもないだろうと思っていた「鍵」モチーフの紋もありました~ちょっとノコギリみたいなヌンチャクみたいなデザインもありますが、面白いですね。


《鍵家紋》

http://minagi.p-kit.com/page135477.html



今、KinKi Kidsの『鍵のない箱』がよく流れていますが(松井五郎さんの詞はやっぱいいわぁ!)カギと言いますと、やはり「合鍵」でしょう~義実家に合鍵を渡すのはう~んな気分になりますが、ひとり暮らしの彼氏・彼女から合鍵を渡されたらやった!な気分になるのではないでしょうか( 〃▽〃) ワタクシもそんな初々しいオトメの時代がありましたわ。そして結婚して同じ家の鍵を持つようになり……もしかしたらこんな展開になる可能性もまだあるという大西民子さんの一句。


『帰らざる幾月ドアの合鍵の一つを今も君は持ちゐるらむか』


大西民子さんは盛岡に生まれ、昭和19年に釜石高等女学校の教師になり22年には釜石工業高等学校の教師・大西博と結婚。しかし、ダンナはよその女性のところにいってしまったようです……。この作品、彼女はひとり寒々しい部屋にいるのでしょう。遠くから靴音が響き、それが近づき扉の前で止まり、ドアの鍵が回され扉が開き……「ただいま」と帰って来るのではないかと。同じ鍵を持った夫が、出て行ったまま何日も帰ってこない。二人を夫婦としての証の指輪より、暮らし・生活に直結する形あるものが「鍵」。


鍵を持っているならいつかは帰って来るかも…帰ってきて欲しい。でも、その願いは叶わないのかもしれない……不倫だとハッキリしていなくても、ある日フラッといなくなられたらイヤですよね。そして、自分がもういいや!って踏ん切りがついた時にヘラヘラと帰ってこられてもむかつくしなぁΣ( ̄皿 ̄;;


アパートなど退去する時に鍵を返さない人や合鍵を作っている可能性があるので、大家さんは鍵交換をすると思いますが、たまにやらない場合もあるみたいで……コワイですね。田舎だと鍵はかけなくて大丈夫!とか言う人もいますが、イヤイヤ! 「戸締まり用心、火の用心」で気をつけていきましょう。



ここまで書いていたら、高倉健さんが今月10日に亡くなっていたというニュースが……83歳。合掌。……かなしい(´;ω;`)



今日から11月~なので、しらす雲便りからわた雲便りにしてみました(^ω^)またよろしくお願いします!


駅のポスターに『ワンワンフェスティバル』とかあったような気がしますが…ワンワンワンで犬の日イベントなんでしょうか? 近くのマンションの植木の手入れをしている業者さんが犬のお散歩をしている人に「それはなんて犬?」「ダックスフンドにしては小さいね」などと話しかけていました!「小さいのもいるんですよ~」と飼い主さん~なかなかほほえましい光景でした(^-^*)


『日のくれに帰れる犬の身顫ひて遠き沙漠の砂撒き散らす』(大西民子)


小さい子が遅くまで外で遊んで家に帰るように、あちこち冒険して日が暮れて帰ってきた飼い犬~ぶるぶるっ!と大きく身体をふるわせてたくさんの砂を撒き散らす!その砂はもしかしたら砂漠の砂かも……だって彼(彼女)は私の知らない、どこか未知の場所に行ってきたのに違いないから……みたいな感じですかね?(((^_^;)


大西さんてゴッホとか西洋絵画も好きな方だったらしいし、ゆたかな想像力もあったのではないでしょうか? 今は放し飼いなんてとんでもない!ですが、犬も猫みたいにノンキにあちこち歩いて「さてお腹もすいたから帰るか」という時代もありましたね。『三丁目の夕日』の世界かしらん?


犬は水浴びとかした後に身震いしますが、猫も砂まみれ、灰だらけになったらぶるぶるってするんでしょうか?


大西民子さんの句にはこんなのもあります。


『夜となれば血管の浮く手の甲をさびしみてひとりの夕食を終ふ』
 

実家の母の姿が浮かんできました(;_;)……「紅葉」の美しい季節になりますが、ワタクシも母に「孝養」を尽くしたいと思います~また田舎に帰りたいなぁ……(゜゜)




♪花びらが散ったあとの
桜がとても冷たくされるように
誰にも心の片隅に見せたくはないものがあるよね



こちらの桜はすっかり散ってしまいました。かわりに紫陽花の葉っぱがイキイキしているのを見かけます。昨日『てのひら』の話を書きましたが、それと桜をあわせたようなこんな句がありました。


『てのひらをくぼめて待てば青空の見えぬ傷より花こぼれ来る』(大西民子)


桜の花が散る様子を見て、自分のもの悲しさ、さみしさだけにとらわれている凡人の私などにはかなり衝撃的な一句であります。はらはらと舞散る花びらは、優しくかなしい。ただそこにある、悠久の流れの中に存在し続ける、空の傷からこぼれおちた血の雫なのだと思い、その痛みを手当て出来ないかわりに、両方のてのひらで受ける。意識して受け止めることにより「自然と共存しているのだ」ということをより深く強く感じるのかもしれませんね。


自分だけの悲しさやさみしさにいつまでもとらわれてはいけない…静かに諭されているような気がします。


♪風よ 季節の訪れを告げたら淋しい人の心に吹け
そしてめぐる季節よ
その愛を拾って終わりのない物語を作れ

やさしかった 恋人達よ
ささやかな この人生を
喜びとか 悲しみとかの
言葉で決めて 欲しくはない


どうぞ皆さま、今日1日をおだやかに過ごして下さいませ。

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