大阪ラビリンス
2015年05月20日
碧雲便りNo.20:たぬきラビリンス
昨日から『大阪ラビリンス』を読んでいます。『吹雪の山荘』で大活躍(?)した有栖川有栖さんが選んだ都市アンソロジーです。発表に並んでいます。お初の作家さんも多く、新鮮(^◇^)
橋の上(宇野浩二)・面影双紙(横溝正史)・大阪の女(織田作之助)大阪の穴(小松左京)梅田地下オデッセイ(堀 晃)・コンニャク八兵衛(田辺聖子)・川に消えた賊(有明夏夫)・おたふく(岩崎恵子)・天幕と銀幕の見える場所(芦辺 拓)・火花1/火花2(柴崎友香)の11編。
「梅田地下オデッセイ」は地図があるので構造がわかりやすくて助かりましたが(笑)実際行ったことがあると、もっと臨場感があって楽しめたかも?と思いました。言葉も自分なりのイントネーションで読んでいますが、どの作品も行ったことがあったり住んだことがあったら、もっと楽しいだろうなぁ~(゜゜) 田辺聖子さんの『コンニャク八兵衛』ではタヌキをタノキと呼ぶとあり……タヌキに関した昔話などいろいろ面白かったです。
さてさて、たぬきそばというと、天かすがのったもの、というのが関東の意識ですが、大阪では「たぬき」と言えば油揚げののったそば、「きつね」と言えば油揚げののったうどんが出てくるそうですね。そしてかき揚げをのせたものをたぬきという地域も。あの「緑のたぬき」はそう言えばかき揚げだわ(・・;) また京都では刻んだ油揚げの上から葛餡を掛けたうどんを「たぬき」と呼ぶらしい……また「ハイカラうどん」という名で売り出している店もあるとか……いろいろバケすぎではないかい?(^o^;)
タヌキはキツネよりオマヌケで、親子や夫婦、家族で何かやらかす(笑)イメージがありますが、キツネは孤高のイメージ……なのは「孤」と「狐」が似ているから!?
植物の中にもキツネとタヌキがいて、ヒガンバナに似たキツネノカミソリ、タヌキノカミソリがあります。そしてムジナノカミソリという植物もあるそうです!!……しかしこのムジナノカミソリは対馬と長崎県の一部に自生するのみのようで、なかなか目にする機会はないようです。
《ムジナノカミソリ》
http://hanamist.sakura.ne.jp/flower/tansiyo/higan/mujina.html
大阪の話をすると、たこ焼きとかお好み焼きとか食べたくなります。こなもん迷宮都市・大阪で食い倒れても悔いはなし……とか体験したいかも(^^;)(;^^) 皆さまもアツアツで美味なる1日をお過ごし下さい(´∇`)
橋の上(宇野浩二)・面影双紙(横溝正史)・大阪の女(織田作之助)大阪の穴(小松左京)梅田地下オデッセイ(堀 晃)・コンニャク八兵衛(田辺聖子)・川に消えた賊(有明夏夫)・おたふく(岩崎恵子)・天幕と銀幕の見える場所(芦辺 拓)・火花1/火花2(柴崎友香)の11編。
「梅田地下オデッセイ」は地図があるので構造がわかりやすくて助かりましたが(笑)実際行ったことがあると、もっと臨場感があって楽しめたかも?と思いました。言葉も自分なりのイントネーションで読んでいますが、どの作品も行ったことがあったり住んだことがあったら、もっと楽しいだろうなぁ~(゜゜) 田辺聖子さんの『コンニャク八兵衛』ではタヌキをタノキと呼ぶとあり……タヌキに関した昔話などいろいろ面白かったです。
さてさて、たぬきそばというと、天かすがのったもの、というのが関東の意識ですが、大阪では「たぬき」と言えば油揚げののったそば、「きつね」と言えば油揚げののったうどんが出てくるそうですね。そしてかき揚げをのせたものをたぬきという地域も。あの「緑のたぬき」はそう言えばかき揚げだわ(・・;) また京都では刻んだ油揚げの上から葛餡を掛けたうどんを「たぬき」と呼ぶらしい……また「ハイカラうどん」という名で売り出している店もあるとか……いろいろバケすぎではないかい?(^o^;)
タヌキはキツネよりオマヌケで、親子や夫婦、家族で何かやらかす(笑)イメージがありますが、キツネは孤高のイメージ……なのは「孤」と「狐」が似ているから!?
植物の中にもキツネとタヌキがいて、ヒガンバナに似たキツネノカミソリ、タヌキノカミソリがあります。そしてムジナノカミソリという植物もあるそうです!!……しかしこのムジナノカミソリは対馬と長崎県の一部に自生するのみのようで、なかなか目にする機会はないようです。
《ムジナノカミソリ》
http://hanamist.sakura.ne.jp/flower/tansiyo/higan/mujina.html
大阪の話をすると、たこ焼きとかお好み焼きとか食べたくなります。こなもん迷宮都市・大阪で食い倒れても悔いはなし……とか体験したいかも(^^;)(;^^) 皆さまもアツアツで美味なる1日をお過ごし下さい(´∇`)
rohengram799 at 08:30|この記事のURL│Comments(8)
2015年02月14日
氷雲便りNo.6:大試験
『母情より父情がかなし大試験』(田島澪)
明治の始めには進級試験を「小試験」卒業試験を「大試験」と言ったようでこの季語が生まれたようです。でも現代では入試ですよね、きっと。なんだろう、母親ほど口うるさく言わないけれど、本当はスゴく心配している父親の姿が浮かんできます。 でもうまく言葉にして伝えられないオヤジ……うう、その心情を思うと切なく哀しい(´;ω;`)……子どもの試験の時刻になったらドキドキしていそう!!
『入学試験子ら消ゴムをあらくつかふ』(長谷川素逝)
自分の県立高校入試は3月中旬だったので、新聞に千葉の公立高校入試問題と解答の別刷りがあってちょっとビックリしてしまいました(;^_^A この俳句を読んで「ウワァ、間違えたぁ~!!」と焦って用紙が破れるのではないかというくらい、ゴシゴシとやった昔を思い出しました(笑)
国語の問題に原田マハさんの『斉唱』があり「ああ今っぽい!!」って思いましたわ。私はこの作品を知らないので、どの作品集に収められているんだろ?と検索していたら『星がひとつほしいとの祈り』の中の一編でした。本屋でタイトルだけで恋愛物だと思って敬遠していたのですが、違った~!
「斉唱」はトキのお話のようです。
原田さんは鶴とかトキとか、大きい鳥がすごく好きなんだそうです。佐渡島に行って「トキを田んぼに戻す会」で話をいろいろ聞いたそうです。平和と鎮魂の想いを込めた作品だそうです。今度探してみようと思います。
もう必死に勉強することもないワタクシですが、本を読むことだけは続けていこうと思っています。今日読んだ『ランチのアッコちゃん』(柚木麻子)読みやすくて面白かったです!! あと大阪を舞台にしたアンソロジー『大阪ラビリンス』から岩坂恵子さんの「おたふく」を読みました。きつねうどんが食べたくなりました←食べ物ばかりだった……( ̄▽ ̄;)
皆さまも♪あったかいんだからぁ~(笑)な出来事を楽しんで下さい(´ー`)ノ
明治の始めには進級試験を「小試験」卒業試験を「大試験」と言ったようでこの季語が生まれたようです。でも現代では入試ですよね、きっと。なんだろう、母親ほど口うるさく言わないけれど、本当はスゴく心配している父親の姿が浮かんできます。 でもうまく言葉にして伝えられないオヤジ……うう、その心情を思うと切なく哀しい(´;ω;`)……子どもの試験の時刻になったらドキドキしていそう!!
『入学試験子ら消ゴムをあらくつかふ』(長谷川素逝)
自分の県立高校入試は3月中旬だったので、新聞に千葉の公立高校入試問題と解答の別刷りがあってちょっとビックリしてしまいました(;^_^A この俳句を読んで「ウワァ、間違えたぁ~!!」と焦って用紙が破れるのではないかというくらい、ゴシゴシとやった昔を思い出しました(笑)
国語の問題に原田マハさんの『斉唱』があり「ああ今っぽい!!」って思いましたわ。私はこの作品を知らないので、どの作品集に収められているんだろ?と検索していたら『星がひとつほしいとの祈り』の中の一編でした。本屋でタイトルだけで恋愛物だと思って敬遠していたのですが、違った~!
「斉唱」はトキのお話のようです。
原田さんは鶴とかトキとか、大きい鳥がすごく好きなんだそうです。佐渡島に行って「トキを田んぼに戻す会」で話をいろいろ聞いたそうです。平和と鎮魂の想いを込めた作品だそうです。今度探してみようと思います。
もう必死に勉強することもないワタクシですが、本を読むことだけは続けていこうと思っています。今日読んだ『ランチのアッコちゃん』(柚木麻子)読みやすくて面白かったです!! あと大阪を舞台にしたアンソロジー『大阪ラビリンス』から岩坂恵子さんの「おたふく」を読みました。きつねうどんが食べたくなりました←食べ物ばかりだった……( ̄▽ ̄;)
皆さまも♪あったかいんだからぁ~(笑)な出来事を楽しんで下さい(´ー`)ノ
rohengram799 at 18:01|この記事のURL│Comments(10)