女たらし

2016年05月03日

香雲便りNo.3:鉄樹

今日も日射しが夏!ですね。朝イチで買い物に行きましたが、帰ってきたら扇風機のスイッチをONにしたくなりました(;´д`)ゞ!



昨日『雪の鉄樹』(遠田潤子)を読み終わりました。母親は失踪。女の出入りが激しい「たらしの家」で祖父と父に育てられた庭師の雅雪が主人公です。“たらし”のジジィにオヤジ、もうどうしようもないですわ。特にジジィがムカつくΣ( ̄皿 ̄;; いくら性格が歪んでいても庭師として腕がいいのがまたムカつくΣ( ̄皿 ̄;;


最初は登場人物とその関係がわからなくて、モヤモヤ感があり、後半になり段々その謎が解けていくのですが、そうなったら主人公にイライラするという……。他人だったら割りきれてしまうこと、他人だったらその心情がわかるのに、血の繋がりがあるとこんなにも人を縛り苦しめるのかと思う、息苦しい作品で、どうなるのか先が気になって仕方なかったですわ。


タイトルの「鉄樹(テツジュ)」は蘇鉄(ソテツ)の別名です。他にも(鉄蕉(テッショウ)鳳尾蕉(ホウビショウ)などあります。バショウに似ているからでしょうね。この木が衰えたときに幹に鉄くぎを打ち込んだり鉄類を株元に与えるとよみがえって元気になるという言い伝えから「鉄分を与えると蘇生する」から「蘇鉄」になったそうです。現在生きている植物の中では、イチョウと並んで最も原始的なもののひとつとされているらしいです。


「三大蘇鉄」として静岡・能満寺の大蘇鉄、 静岡・龍華寺の蘇鉄、大阪・妙国寺の蘇鉄の名前が挙げられていました。南方系のシュロとかヤシみたいなので、すぐに大きくなるイメージでしたが、成長するのにかなりの年月が必要となるそうです。またオスとメスの株が存在するので、片方の株だけでは受粉しません。また10年に1回花を咲かせるといわれるほど、開花が貴重な植物なんだそうです。


ソテツの花と実はコチラで!
http://www.hana300.com/sotetu3.html



「鉄樹」で検索していたら『鉄樹開花』という熟語が出てきました。意味は将来の可能性がないこと。または、非常に珍しいこと。「鉄樹」は鉄でできた木のことで、鉄でできた木は花が咲かないという意味から。または「鉄樹」は六十年に一度だけ花が咲くともいわれているということから。


いつまで待っても見込みがないたとえ……この言葉の意味を知ってから『雪の鉄樹』というタイトルと内容を思うと、う~ん(-""-;)と感慨深いものがありました。



熊本・大分、西日本では荒天の予報、どうぞお気をつけ下さい。私も急な出勤になってしまいました……皆さまもいろいろあると思いますが、まずは今日1日を無事乗り切りましょう(  ̄ー ̄)ノ






rohengram799 at 11:08コメント(6) 
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