子守唄

2017年06月06日

さくも便りNo.5:ねむい(∋_∈)

昨晩、チェーホフの短編『ねむい』を青空文庫で読みました。主人公は13歳の少女、ワーリカ。女中としての仕事も大変なのに赤ちゃんの子守りもある。子守唄の効果もなく、なかなか眠ってくれない赤ちゃん(´д`|||) ああ、でもとにかく眠いの! 現実なのか夢なのか、彼女の生い立ちなどもわかります。でも、そんなの関係ない! 私の邪魔をするのはなんなの? そして彼女は・・・


「やっとのことで、生きる邪魔をしている当の敵をみつける。その敵は――赤んぼなのだ。彼女は笑いだす。あきれたものだ、――こんな些細ささいなことが、なぜもっと早くわからなかったんだろう? 」


ダメダメ、いけない!のショーゲキの結末が待っていたのですが、育児ノイローゼを連想するような作品でしたわ。夢オチが望ましいです・・・(;´Д`)



子守唄で「ねねしな灯台」というのがありました。


ねねしな灯台に灯がともりゃ
人は誰でも眠るとヨ
眠れないのは鬼の子と
愛にはぐれた迷い子ヨ
ねねしなねねしなねねしなヨ

ねねしな灯台の沖合いを
だまりこくって舟が行く
春にはあいつとこの島を
出ようと二人で決めたけど
ねねしなねねしなねねしなヨ

ねねしな灯台に月が出て
ひそかに咲いた白百合よ
生きてくことに汚れるな
人生二度とはないんだよ
ねねしなねねしなねねしなヨ

ねねしな灯台に打ち寄せる
波だけ信じて歌うのさ
明日はきっと良い日だよ
でっかい日の出もみられるよ
ねねしなねねしなねねしなヨ



子どもに歌って聴かせるというより、自分に言い聞かせているような歌詞だと思いました。なんとなくフレーズを覚えていて、大人になってからその意味とかを考えて、しみじみするのかもしれないですね。



寝る子といえば、ねこ(=゚ω゚=) 仕事帰りに久しぶりに野良猫を見ました。 ジャズピアニストの山下洋輔さんが行方不明の猫を探しあぐねて、近くの神社にお参りしたら、翌日戻ってきた!という話が評判になり、立川の阿豆佐味天神社は「猫返し神社」と言われるようになったとか・・・そんな話が書かれたエッセイが発売中らしいので、読んでみたいです(*´∀`)♪

https://azusami-suitengu.net/?page_id=8



rohengram799 at 09:20コメント(8) 

2012年08月03日

あかね雲便りNo.111:Friday New Town

帰り道、駅に向かうサラリーマンの2人組が「いつまでニュータウンって言うんだろ~な」と話していたので、泰葉の『フライディ・チャイナタウン』を思い出したワタクシですが…


♪It's So FLY-DAY FLY-DAY CHINATOWN 真夜中の人ごみに~


ずっと金曜日の「Friday」だと思っていたのに、全く違っていたことを今日知りました( ̄▽ ̄;)



歌つながりではありませんが、金曜日の夜になると駅からちょっと離れたところで弾き語りとゆーか路上ライブもどきを繰り広げるおに~さんがいます。一度だけ熱心に聴いている人を見たことがありますが、はっきり言って帰宅の足を止めるほど上手くはありません(-_-;)なにやら横文字の歌を歌っていることが多いのですが、オリジナルなのか誰かの歌なのかもわからず…しかし!!今日はバッチリわかりましたわ~ロンドンオリンピックを意識したのかビートルズの『HELP!』でした('~`;)


駅構内ではないけれど、一応は駅に向かう通路になるので、やっぱり許可をもらっているのかなぁ? そして何時まで歌っているのかしらん?そうそう、宗教団体らしき若者が(○の家族だったかな)歌を歌っていたこともありましたっけ(´д`)


寝苦しい夜には、どんな歌が子守唄に最適なのでしょうね?





rohengram799 at 22:52コメント(8) 

2011年01月23日

ひつじ雲便り356:石垣りんさんの『子守唄』

関心のあるものだから目に入るのか、無意識に探しているのかわかりませんが…石垣りんさんの『子守唄』を一緒に聴いて下さいまし。



いちにち
ひと晩
いちまいの闇をかぶって人は寝た。


ふつか
ふた晩
二枚の夜を重ねて人は夢みた。


十日
百晩
千枚の布団をかける眠りの深さ。


衿カバーをはずすと土がこぼれる
その朝まで。


おやすみ にぎやかに
にぎやかに おやすみ。




私は、はじめてこの詩を読んだ時に「鞍馬は暗間と書いた」という言葉と「一期は夢よ、ただ狂へ」を思い出しました。


まぁ、それだけの話ですけど……ハイ(+_+)




rohengram799 at 02:46コメント(11) 

第391号:東京ららばい

どうしているんだろ~中原理恵さん!!…なんて話ではもちろんなくて(笑)新聞記事で、NPO法人日本子守唄協会(東京)というのを見つけたのでこのタイトルに(((^_^;)


全国47都道府県の代表的な子守唄について解説した本「『子守唄』の謎」を出版したそうなんです。


♪ねんねんころりよ おころりよ 坊やはよいこだ ねんねしな~


これって「江戸の子守唄」というタイトルなんだそうですよ!初めて知りましたが、各地に似たものが残っていて、歌詞からはその土地の風土や歴史が読み取れるとか。


千葉では、漁師町が多いためか、父親が坊やに「魚をたくさん釣ってくるよ、だから寝なさい」という内容になっているんだそうです。


「こけし」を歌詞に盛り込んだ宮城の「こけしぼっこ」、大阪の「天満の市」なども紹介しているそうですが、同協会理事長の西舘好子さん(この方は亡くなった井上ひさしさんの別れた奥様でしょうか?)は「聞いたことはあっても、歌詞の意味がよく分からないという人は多いでしょう。自分の故郷の子守唄を探してみてほしい」と話していました。


お値段は1500円。申し込みは、同協会(電話03-3861-9417)のホームページ(http://www.komoriuta.jp)からどうぞ♪


ところで、「子守唄」「ララバイ」というと皆さまは何を連想されました?


石垣りんさんの詩集に『子守唄』を見つけました。ああ、このかんじ、そうだよ、この詩人らしいという詩なのですが、これは記事をあらためて…またご紹介します。




rohengram799 at 01:03コメント(6) 
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