安田依央

2015年07月22日

星雲便りNo.16:終活ファッションショー

タイトルが気になり買ってしまった『終活ファッションショー』……作者の安田依央さんは司法書士。お仕事小説でもあるのかな? 文庫化(集英社文庫)にあたり大幅な加筆をしたそうです。


30歳になる市絵は司法書士、広くて取り壊し直前のために格安の事務所兼住居を街の不動産屋を通して紹介してもらいます。この不動産屋のオヤジもまたクセモノというか…。そこに父が再婚して出来た、異母弟の基大(もとひろ)が同居人としてやってきた~かなり年は離れていますが、彼は奇抜なデザインでそこそこに有名らしい服飾デザイナー。街の司法書士として開業したのはいいけれど、なかなかお客がは来ない……そこで通りすがりの老人の相談を受け付けることにし、毎週木曜日には事務所前に机を出して誰でも何でも相談にのることに(; ̄ー ̄A


市絵の所に死後の相談に来た瀬戸トワさんは天涯孤独……ところが相談途中で亡くなってしまいます。その後、市絵を訪ねてくる人達で終活ファッションショーを開く事に。ファッションショーでは自分が最期に着せてもらいたい、着たい洋服を着て、5枚の写真とともに大切な人たちにメッセージを伝えることにしました。


終活シミュレーションでは、現在と数年後を比較し、希望する葬儀の形や自分が死んだあとに残る人、葬儀に呼びたい人、心配事をまとめておきます。そして、自分と大切な人、家族が現在何歳で、今後10年、20年、30年経過すると何歳になり、どうなっているだろう、ということも考えておく……いざやってみるとなかなか大変( ̄~ ̄;)


参加者は年齢も趣味もばらばらなメンバー。義母の葬儀の希望を叶えられなかったことを悔やむ嫁、バブリーなご婦人、熟年離婚寸前のエリート夫婦、元警察官のオカマバーのママ、ホスピス療養中の若い母親など。


「終活は死ぬためのものじゃなく、生き切るためにするもの」……単純に面白そう!で読み始めましたが
、ショー開催までのドタバタやひとりひとりの人生模様にいろんなことを考えました。途中に外国特派員コラムが入って、何でも取り入れて自分たちの文化にしちゃう!!日本人特有(?)の性質についてとか……異国の方から見た日本がわかりやすく解説されていた気がしました。あと解説がよかったので、読むなら文庫をオススメします!


このショーは2010年に実際に行われたようです。

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/661362/553362




九州や四国では大雨とか……豪雨に猛暑、皆さまどうぞお気をつけ下さい。申し訳ありませんが、前の記事からまたお返事は遅くなりますm(__)m






rohengram799 at 07:19コメント(8) 
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