室生犀星

2019年05月04日

景明雲便りNo.2:みどりの日々

今日は「みどりの日」ですね。オフコースの「緑の日々」が脳内に流れる四捨五入すると還暦なワタクシヾ(@゜▽゜@)ノ



【緑の日々】

https://sp.uta-net.com/movie/4358/



記念日にショートショートでも「みどりの日」に因んだ作品がupされていました。みどりちゃんは同級生にいましたが、スレンダーな女の子でしたわ。


https://twitter.com/shin_juuuuuuuku/status/1123139193192861697?s=19





読売新聞朝刊の編集手帳で知った室生犀星の四行詩『五月』。 名前の由来を調べましょう、というのが小学校の国語の教科書に載っていて、その時に緑の美しい時期に生まれたから「みどり」と名付けられたという話があったのですが、もしかしたらこの詩のように誰かを救う光になるようにとの思いも込めての命名だったのかも、と思いました。



生き生きとした緑の葉たち、空の青にまぶしく輝いていますね。皆さまの毎日もキラリ✨でありますように。






五月



悲しめるもののために

みどりかがやく

苦しみ生きむとするもののために

ああ みどりは輝く



室生犀星



rohengram799 at 11:13コメント(6) 

2018年12月24日

竜潜雲便りNo.28:おとといきやがれ

クリスマス・イブにふさわしくないブログタイトルですが(-ω-;) まだ私が山梨にいた頃、多分、高校生くらいの時に、オーストラリアから来たという外国人男性が、サンタさんの衣装を着たコアラのマスコットみたいなのを「1000円で買って下さい」って言ってきたんですよねぇ。ウチは商売をしていたから、玄関先でお断り!ではなく店の中に入ってきて、母が「いらない」と断っても結構しつこかったことを思い出しました。最後は仕方ないから300円か500円で買ったような。可愛くなかったわ。私がコアラをあんまり好きじゃないのはこの影響があるのかも。


珍味売りとかもいましたよね。今は見ないけど、どこかにいるのかな? ウチのダンナさんがひとり暮らしの時に「買ってくれたお礼に歌います!」って言われたそうで・・・その歌についてヒャーΣ(゚∀゚)となったブログ記事がありました。

http://markunani.blog25.fc2.com/blog-entry-20.html



室生犀星の 『昨日いらしつて下さい』という詩を思い出したのでコチラもどうぞ(^_^;)


http://www.midnightpress.co.jp/poem/2007/11/post_16.html




rohengram799 at 20:33コメント(2) 

2018年08月13日

炎昼雲便りNo.25:MY BETTER HALF

暑い、暑いと言いながらもなんとなく秋めいた何か(笑)を感じる今日この頃・・・残暑が長引くってことなのかしら?



昨日は室生犀星の『動物詩集』をネットで読みました。春夏秋冬、いろんな生き物に対して書かれた詩はまどみちおさんみたいなユーモアとやさしさを感じます。

http://www.geocities.jp/scaffale00410/murou/doubutsu.htm




『誰かをさがすために』  室生犀星


けふもあなたは

何をさがしにとぼとぼ歩いてゐるのです、

まだ逢つたこともない人なんですが

その人にもしかしたら

けふ逢へるかと尋ねて歩いてゐるのです、

逢つたこともない人を

どうしてあなたは尋ね出せるのです、

顔だつて見たことのない他人でせう、

それがどうして見つかるとお思ひなんです。

いや まだ逢つたことがないから

その人を是非尋ね出したいのです、

逢つたことのある人には

わたくしは逢ひたくないのです、

あなたは変つた方ですね、

はじめて逢ふために人を捜してゐるのが

そんなに変に見えるのでせうか、

人間はみなそんな捜し方をしてゐるのではないか、

そして人間はきつと誰かを一人づつ、

捜し当ててゐるのではないか。

 


「婚活みたいだ~運命のひとを捜しているのかしら」と感じた詩だったので、記事タイトルもそれっぽくしてみました(笑)  井上陽水だったら


♪まだまだ探す気ですか? それより僕と踊りませんか? 夢の中へ夢の中へ 行ってみたいと思いませんか?


「うふふ さぁ~!」と笑いながらいうかも ♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪







rohengram799 at 13:11コメント(2) 

2018年06月23日

芸香雲便りNo.23:夜までは

週刊モーニングで連載中の『はたらく細胞BLACK』がおもしろいです(^◇^)

http://morning.moae.jp/lineup/1006


前回のアルコールを浴びた赤血球たちの働きも、おお、すごいなぁ、身体の中ではこんなことが!と思ったのですが、今回は「興奮状態」に入った身体の話。殿方の体内で目まぐるしく、献身的にひたむきに働く赤血球さんたち。やりとげた満足感の後の虚無感、そして白血球さんからの宣告。


「緊急事態だ……! 今の性交渉でこの身体に淋菌が侵入した…!」



今週の話を読みながら、室生犀星の『夜までは』という詩を思い出しました。望郷の念を抱えた詩人が教科書で読んだ詩人のイメージだったのに、他の作品を読んでいくたびにこの人って…と思ってしまいます(^o^;)



   『夜までは 』 室生犀星

男といふものは
みなさん ぶらんこ・ぶらんこお下げになり、
知らん顔して歩いてゐらつしやる。
えらいひとも、
えらくないひとも、
やはりお下げになつてゐらつしやる。
恥かしくも何ともないらしい、
お天気は好いしあたたかい日に、
ぶらんこさんは包まれて、
包まれたうへにまた叮嚀に包まれて、
平気で何食はぬ顔で歩いてゐらつしやる。
お尋ねしますがあなた様は今日は
何処で誰方にお逢ひになりました。
街にはるかぜ ぶらんこさんは
上機嫌でうたつてゐらつしやる。


 
夜からの武勇伝は皆さまのご想像におまかせしましょうか ∩(´∀`∩)



『はたらく細胞』来月からのアニメ、見たい(笑)

https://matome.naver.jp/m/odai/2146030483586695101
  



おまけ:昭和テイストな(エロっぽい)イラストを描く吉岡里奈さん(*ノ▽ノ*)

https://rina-yoshioka.jimdo.com/





rohengram799 at 00:07コメント(4) 

2018年06月17日

芸香雲便りNo.16:朝刊と夕刊

誰の作品だったか、わからなくなってしまった「夕刊」という詩。 ♪高田の背番号も知らないくせに~の「朝刊」がうかんできたけれど、毎日イヤなニュースがたくさんあって、平成という年号をうらめしく思ってしまいますわ。




   『夕刊』

夕刊を見てゐたら、
毎日人が殺され
人はやむなく眼を瞑《と》じ、
はかなき人命のほどを知る。
何故人は人を殺さずにゐられないのか。
自分が生きるために
人は何故人を殺さずにゐられないのか。
自分が生きたかつたら
他人にも生きて貰はねばならない、
人を殺して生き抜いた人間は一人もゐない。
人は殺され少女ははずかしみを受けてゐた
人の叫び声が紙背を圧する。




【朝刊】
https://sp.uta-net.com/movie/3071/



追記2023/03/30
『夕刊』室生犀星の詩だった!
http://nihonshijin.blog2.fc2.com/blog-entry-118.html



rohengram799 at 09:04コメント(4) 
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