♪あなたの愛した ひとの名前はあの夏の日と共に 忘れたでしょう……これは因幡晃さんの名曲『わかって下さい』ですが……今『読めない遺言書』(深山亮)という本を読んでいます。モヤモヤします……この気持ちを「わかって下さい」( ´△`)



孤独死した父親の部屋を片付けていたら「全遺産を小井戸広美に遺贈する」という遺言書が出てきた……母親ではない別の女性の名前、全く記憶にない名前。当然ですが、彼女は何者なのか、父親との関係は?と気になるので、調べ始めるのですが、最初からストーカーみたいな行動をとる主人公・竹原(男・教師)が気持ち悪い……主人公の心情を吐露するというより垂れ流し状態な文章も読みにくい。主人公が教師だからか、不登校の生徒やお色気ムンムンな母親に今は死語かしら?の教育ババァっぽいモンペやら、今後の展開に必要なんでしょうね?ってくらい登場するし、西武ライオンズおたくの話が出たり……。広美はホームレス支援の活動をしているのですが、それについてもなんか中途半端。恋仲になるのは勝手だけれど、遺言書の件はどうなった?広美は心当たりはないと言っているけれど……。半分くらい読んだけれど、父親が遺言書を用意した理由とかちゃんと納得できる「予想外のラスト」なのか…………大変モヤモヤしています!



そしてもうひと作品。こちらはモヤモヤというよりあまりにも衝撃的で、多分読み返すことが出来ない……『ダ・ヴィンチ』で紹介されていたマンガです。


1927年(昭和2年)の北海道・室蘭を舞台に、昭和30年代まで実在していた「幕西遊廓」での物語を描いた『親なるもの 断崖』。室蘭の歴史、開拓の歴史、戦中戦後の出来事……たくさんの資(史)料をもとに描かれた大作です。親によって遊郭に売られた、松恵(16歳)とその妹の梅(11歳)、武子(13歳)、道子(11歳)という幼い4人の少女を主人公に、遊郭での壮絶すぎる生活を描いています。松恵は着いたその日に客を取らされ自殺……もう最初から彼女たちが受けた仕打ちに「どうしよう……読むのがこわい」というか叫びたくなってしまうような、自分が同じ女だからでしょうか、生理的に拒否したい!でも知らなくてはいけないことなんだと思って、最後まで読みました。皆さまにも読んでもらいたい、知ってもらいたい……でもこわい。小中学生に『はだしのゲン』を読ませることは出来ても、こちらは二十歳過ぎていてもなかなか読ませられないと思います。すすめる方も覚悟がいるというか……。もし関心がありましたら、本のタイトルで検索してみて下さい。まんが王国でためし読みもできます。



作者は曽根富美子さんというのですが、私は週刊モーニングで読んでいた『レジより愛をこめて~レジノ星子-スタコ-~』という、タイトル通りレジの仕事を面白おかしく描いた漫画が好きで、この印象しかなくて……私も短い間でしたがスーパーのレジ打ちのパートをしていたので「わかる、わかる!」「ある、ある!」なんて楽しく読んでいたんですよね………そしてまだまだお若い作家さんだと思っていたので驚きました。




今日は「ポッキー&プリッツの日」と浮かれるのもいいのですが、自分がこの時代に生きていることの意味について考えてみても悪くはないのではないかと……。



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