宮廷風

2019年09月06日

祝月雲便りNo.7:夜は雅(みやび)

どこかで「夜は雅(みやび)」という言葉を読んで、あらためて「みやび」について調べてみました。



ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


日本文学の美的理念の一つ。「みやび」は「宮ぶ」から出た言葉で,宮廷風であることが本来の意味で,それが美意識の次元まで高められたもの。都会的な文化と密着し,都会人の繊細で鋭敏な感受性によって見出された,上品で優雅な,知的に洗練された情趣美であって,粗暴,やぼ,無知などに背反する。実生活の日常性から遊離した宮廷生活の風流で遊戯的な雰囲気のなかでの産物である。奈良時代末期からすでにみられるが,平安時代に入って京都を舞台として展開された貴族文化の美意識の核心をなしていた。



「宮ぶ」「宮廷風」……言われてみれば納得というか。そうなんだ〜!と何か満足しました(笑)




「みやび」から離れますが、読売新聞(9/2)の「読売俳壇」にあった、う~ん( ̄~ ̄;)となった句を。


ごきぶりや読経続ける通夜の席

(川崎市・西 順子さん)


ああ〜、う~ん、なんてこと! 叩き潰すわけにはいかないし、叫ぶことも出来ないし……。お坊さんも参列者も、見つけた人たちは「どーしよー!」でしょう ヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノ


どこかのお寺の仁王像の中にミツバチが巣を作っているらしい…というニュースを見ましたが、こちらも殺生出来ず……文化財の価値もあり、対処できず困っているようでした。しかし通夜の席でこういうことがないとは言えないですよねぇ。


違う生き物だったら、またねぇ……蝶とかクワガタとか……生死に関する人間の傲慢さとかも考えてしまう一句でした。


rohengram799 at 00:00コメント(6) 
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