寄生獣

2014年12月23日

笑雲便りNo.25:「きせい」ラッシュ

阪神タイガースのユニフォームのようなズボンをはいたおねーさんを見た仕事帰りのワタクシ、昨日から読んでいた『あなたの本』(誉田哲也)を駅のベンチで読み終わりました。


「BOOK」データベースからの内容ですが……憧れの都会で流されるままに暮らす女の血脈。深き森で暮らす原始人たちの真実。ごく普通の男子中学生の前に現れた天使の目的。父の書斎で発見した一冊の本に翻弄される男の運命。天才スケート美少女を見守り続ける少年の淡い初恋。すべてを手に入れたミュージシャンが辿り着いた場所。警視庁新宿署新宿六丁目交番に勤務する諸星巡査長の意外な日常―引き込まれるストーリー、予想外な結末を、堪能せよ。←すみません、なんかどれもイマイチな短編集でした。誉田さんてこんな作家なの?とちょっとマイナス評価になってしまうような……私のシュミに合わなかっただけかもしれませんが、コレだ!!という決定的に好きな作品やフレーズがなかったです( ´△`)



さてさて、実質今日から冬休みの学生さんたちも多いのではと思いますが、仕事納めの後、帰省する方々、身軽な人はいいですが、小さい子どもさんがいる方は大変でしょうね……年末年始の帰省ラッシュ((((;゜Д゜)))

「帰省」という漢字、帰るはわかるとして「省」はなんだろ('_'?)と思っていました。田舎に帰って都会に染まった己を反省しろって意味かしら?でも必ず都会から帰るとは限らないし……などとアレコレ考えていましたが、最後はやはり検索してみました(◎-◎;)


「帰省」は都会に出て来た者が、故郷へ短期間帰る場合にいう。「省」は両親の安否を問う意だそうです。「省(セイ)」の一番最初にくる意味は振り返ってよく考えてみる。自省・内省・反省とかですね。次に安否をたずねる。帰省とありました。その次が省略の意味でした。


似たような言葉の「帰郷」。「帰省」と同じ意味にも使われますが、故郷に帰って落ち着く場合にも。今は「帰省」の意味では使わないでしょうね。それから「里帰り」。他家に嫁いだ新婦が初めて実家に帰ることを言いますが、既婚婦人が実家に一時的に帰ることも……里帰り出産とか言いますもんね。



「帰省」「帰省子」が夏の季語というのも意外でした。どちらかと言うと今の時期の方が私にはしっくりするんですけど(^o^;)


『帰省して蛍光燈を替へてゐる』(田中哲也)

『帰省子の鞄に入れる針と糸』(松田吉憲)


どちらの句もウンウン、とうなづいてしまう光景です。



お正月、おじいちゃんおばあちゃんには、元気ハツラツすぎる孫たちは「帰省獣」でしょうか~そしてお年玉をたくさん用意しなくてはいけなかったり、娘から「これもらって帰ってもいい?」←コレはかつての私だわ(¨;)と言われたりして……にぎやかな田舎の「寄生ラッシュ」が繰り広げられそう(´∇`)


まずはクリスマスをクリアしてからでしょうか? どうぞ楽しい思い出をたくさん作って下さいね♪





rohengram799 at 21:28|この記事のURLComments(6)
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