空のお城通信~オスカー戯言日記~

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タグ:小池真理子

《「悪霊はらう」糖尿病の7歳、治療させず死亡》……新聞にまた痛ましい見出しが……。


体を触る行為を「治療」と称し、重い糖尿病を患っていた宇都宮市の男児(当時7歳)に適切な治療を受けさせずに死亡させたという栃木の会社役員の男(60)。男児の家族によると、男は「悪霊をはらう成功報酬」などとして、両親から200万円以上を受け取っていたとか。男は男児が1型糖尿病と診断されていることを知りながら、治療に不可欠なインスリン注射をさせずに男児の足や腹を触るなどの行為を繰り返したことで今年4月男児を殺害した疑い。病気治癒にお祓いとか薬や病院以外のものに頼りたくなる気持ちはわかります。その気持ちを利用してお金をまきあげるだけでなく暴行とは……。


テレビでも1型糖尿病について解説していましたが、膵臓のβ細胞が壊れてしまい、まったくインスリンが分泌されなくなってしまうのが1型糖尿病。インスリンを体外から補給しないと生命に関わるため、インスリン注射を欠かしてはなりません。私たちがよく知っているのは2型糖尿病という、遺伝的に糖尿病になりやすい人が、肥満・運動不足・ストレスなどをきっかけに発病する方ではないでしょうか。1型糖尿病を発症するのは子どもや若い人に多く、最初は風邪に似た症状が出るそうです。



『心はあなたのもとに』 (村上龍)というタイトル買いした本を読んでいたのですが(解説が小池真理子さんなのも決め手でした)その主人公の恋愛対象となる女性がこの1型糖尿病患者でした。


「恋の対象というのは、常に不在なのではないか」……そう書いたのは、フランスの哲学者、ロラン・バルトだったと思う。/恋する相手が不在であれば、恋ごころはかきたてられる。恋人が遠い外国に行ってしまったり、重い病で入院していたり、その他、様々な事情で触れたいと思う時に触れられず、話したいと思う時に話せなくなると、私たちの恋はより深度を増す。恋人に向けた想いがいっそう強まる。


小池真理子さんの解説はこんな文章から始まりました。主人公というか物語をすすめるのは西崎という50歳を少し超えた、「外資で鍛えられたエリート」投資家で、2度目の結婚をした7つ年下の妻との間ふたりの娘がいます。夫婦仲はよく、娘たちはすくすく育ち、家庭は円満で何の問題もない。


そんな金に余裕が有りすぎる男が、いろいろ遊び歩いているのに風俗で働いていた香奈子という離婚歴のある女性と特別な関係を持ちます。パトロン的な感じですかね? 風俗をやめさせ、銀座のホステスになり、管理栄養士を目指し専門学校へ通わせたり……入院費も負担したり……しかし病状はアップダウンを繰り返し、結果的には悲しく寂しい結末に(これはもう最初からわかっています)。


西崎に対してイヤな男と思う人もいるでしょうが、私は病人の気持ちやその人との接し方(というと語弊があるかもしれませんが)についての描写はうんうんと納得するものでした。心療内科の医師のアドバイス的なものも素直に受け入れられたし……エロエロ場面が思ったより少なく、ビジネスと恋愛の話のバランスもよかったからかも。彼の両親や家族についてはこんな人たちもいても不思議ではないよね…って感じ。こんな世界の人たちと全く知り合いではないのに、リアリティがあるというか……さすが大物作家は違うなぁと(笑)



『誰かを大切に思う気持ちは、何かを変化させ、いつか必ず相手に届く。』



この言葉にお鼻がツーン!となったワタクシです。ラストはちょっと…という人がいるかもしれませんが、私は好きです。『美しき一日の終わり』のねーさんがあまりにも世話焼きでうっとおしい愛情だったのに比べて、こちらのふたりの方が純度が高い気がしました。あくまで私の感想ですけど(^o^;)




昨日は「いいふみの日」それを意識したワケではないでしょうが、マイナンバーが届きました~まだかな、まだかな~と思っていたので、とりあえずホッとしました。でも配達のお兄さん、元気がありませんでした(-_-;)



そして一昨日は「いい夫婦の日」でしたが、長年連れ添った夫婦なのにう~ん…ダンナさんかわいそう……と思う本を読み終わりました。タイトルは『美しき一日(いちじつ)の終わり』(有吉玉青)。確かに♪ふたりのため~世界はあるの~な感じでしたし、読む人によっては「純愛」なのかもしれないですが、私的には「エーッ、なんでそんな感想になるの?」……ひがみっぽいのかしら( ̄0 ̄;)



美妙(みしょう)が15歳の時に、父親が秋雨(しゅうう)という8歳の男の子を連れて帰ってきます。戦争未亡人となった後輩の奥さんにあれこれ気をつけていたら……というお決まりパターンですね。その女性が亡くなったので、引き取られたのですが、美妙の母はすんなり受け入れられるワケがない! 寒々しい書庫を部屋としてあてがい、母屋で寝ることもさせず冷たい仕打ちを繰り返します。美妙は姉として彼を守り支えなくては!と思うのですが……。


秋雨は出来過ぎた弟。頭がよく、自分の立場もきちんとをわきまえています。姉への思慕を抱きながら2度結婚しますが、どちらもうまくいかずに、最後は病気に。姉も同じように複雑な愛情を持ちながら、弟に当て付けるように見合いを繰り返し、婿養子になってくれる男性と結婚。祖父の起こした食品会社があるので、貧しさなど知らないお嬢様のまま(働いた経験はあるけれど)老いても美しく……この辺りは正直イライラします。美しくあろうとするのは、歳の離れた母親の違う弟のため、っていうのがバリバリ伝わってくるので、なんか不快になります。彼女が独身を通していたらまた違うんでしょうが、表向きは良妻賢母ですからね。


母・歌子、美妙、娘の京香、孫の里桜と女性四代の物語は、昭和から平成への時代の移り変わりも描いています。日米安保、ベトナム戦争、学生運動など政治がらみの出来事や資生堂パーラーやヘップバーンカット、アイビールックとか「あった!あった!」と妙にコーフンした部分も(;^_^A またお見合いの場面などに「着物」が出てきます。「しつけは、添い遂げる人に切ってもらうものだ」とあって、そうなんだ~初耳!だったり……着物やドレスが受け継がれていくのはステキだなぁとは思いますが。メロドラマ要素も多いかな~でも『真珠夫人』の方が絶対!純愛だよね!と思うワタクシ(゜゜)


ふたりが出逢ってから50年余りの月日が流れ、両親、夫を亡くし今や70歳!になった美妙。取り壊すことが決まったかつて二人が共に暮らした家で、秋雨と再会し庭を眺めたり、書庫を開いての昔語り………「霧の香」「光清けし」「色なき風」「天、泣す」「浮き雲」「夕紅」「空火照(そらほでり)」「月夜影」と過ぎていき『美しき一日の終わり』には何が……それは読んでのお楽しみということで、あえて書きませんが、私には「はぁ~Σ( ̄皿 ̄;;」な結末とだけ…!



この本を読んで長らく忘れていた里中満智子先生のマンガ『あすなろ坂』を思い出しました。会津藩主であった有馬家に嫁いだ芙美、そして彼女の子供からその孫、ひ孫と幕末から昭和にかけての有馬家の女性の生涯を描いたもので、ナゼか兄の本棚にありました( ̄▽ ̄;) 芙美は違う男性の子を身籠っていたのですが、ダンナさんになった武史はそれを苦悩しつつ受け入れ……まぁいろいろあるんですが、こちらもダンナさんが先に亡くなり(´;ω;`) 芙美が亡くなる時に「あなた、迎えにきてくれたのね」的なことを口にするのですが、それが初恋の人かダンナなのかは明確にしていなくて……私はあのいいダンナさんであってほしいと思っています。


あと『レモン・インセスト』という小池真理子さんの短編があるのですが、こちらは生後間もなく誘拐され行方不明になっていた弟と24年振りの再会を果たした姉とのお互い罪を犯すまいとする物語。オタ息子が「女が書くのはこれだから…(-。ー;)」と言った(笑)私も小池さんにしてはちょっと安易な気がしたラストでした。



朝からダラダラ書いてしまいましたが(休みなので)今日が皆さまにとって「美しき一日」になりますように……(* ^ー゜)ノ



今日は風が強いですね。ハクモクレンの木はハダカ状態になり、せっかく咲いた桜もハラハラと舞っています( ´△`)



前に『肉小説集』の話を書きましたが、今日の新聞コラムにこんな話がありました。明治天皇が肉類をあまり召し上がらない。参議の大久保利通は滋養を気遣い、もっと肉食を、と進言した。天皇がお答えになる。「菜食の徒にも、空海があるぞ」。……探せば『菜食小説』もあるのかしら?(笑)



♪春には春の恋がある~そろそろおまえとお別れだ~


これはアン・ルイスさんが歌っていた『女はそれを我慢できない』ですが(笑)『女生徒』と並行して『女がそれを食べるとき』を読んでいます。9人の女流作家が描く食と愛についてのアンソロジー。表紙はあわい水彩画でふんわり・ほんわかしているので、あまぁ~い掌説を期待する方もいるかもしれませんが、作家陣にウッ( ̄0 ̄;となることでしょう。


井上荒野・江國香織・岡本かの子・小池真理子・幸田文・河野多惠子・田辺聖子・山田詠美・よしもとばなな……内容が薄味ではないのはおわかりですね(^。^;) 小池真理子さんの『贅肉』(スゴい話でしたわ)と幸田文さんの『台所のおと』(なぜか“台所ノート”と発音してしまうのですが、台所の“音”です)は読みたかったのでラッキーでした。『台所のおと』に「若さというのは、いつでもすぐ今以上に、騒ぎ出せる下地があることなかあ、などと自分の若い頃も思い出させられたのであり…」の一文にフムフムしたりして……。


食べ物と言うと辻村深月さんの『ツナグ』には「卵焼きおにぎり」が出てきました。


「普通の家は海苔で巻くおにぎりを、うちは卵で巻いた。ふりかけを混ぜて握ったご飯を、小麦粉と、溶いた卵につけて、一面ずつフライパンで焼いて固める。そうすると、表面が卵で黄色くコーティングされたおにぎりができる。」


森絵都さんの『気分上々』の中の「ブレノワール」にはこんな言葉がありました。


「胃袋の中身が変わらないから中身も変わらないんだ」


夫婦が似てくるのは毎日同じものを食べているからだ、という話や頭がよくなる食べ物の話を思い出しましたわ。このタイトルの「ブレノワール」は黒麦のことで、これを使った固いガレットを中心にしたは母と息子の物語。最後はせつない……ρ(・・、)。



黒麦で検索したら「 ライムギの別名」とありました。ライ麦と言えばサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』(原題The Catcher in the Rye)。読んだことはないけれど『かもめのジョナサン』と同じくタイトルは知っている名作(笑) 別邦題が「危険な年齢」「ライ麦畑の捕手」とあって、イメージが……と思いました(~_~;)



食べ物の話を書いていたら、お昼ご飯の時間になりました。朝ごはんの残りをかき込むように食べて、仕事にいってきま~す(  ̄ー ̄)ノ




♪夜と朝のあいだにひとりの私/林真理子の本を読んでいる/食い入るように
夜と朝のあいだに/読書の私/ページをめくってはくりかえす/ため息つきない
先に寝ていた/布団をけとばしたダンナよ/アナタは静かに眠れ/アナタは静かに眠れ…


いやぁ、我が故郷・山梨の数少ない有名人の林真理子さんの短編集をガッツリ読んで満足したワタクシ、意味のない替え歌まで作ってしまいました(笑)


ちょうど読みやすい長さの短編が11話、タイトルの『初夜』は男性経験がないまま子宮摘出手術をすることになった娘に対する父親の気持ちが描かれています。自分たちのせいで婚期を逃し、病に侵され…どこかでいい男(極端な言い方ですが)を探して「娘を抱いてやって下さい!」という妄想にかられるその気持ち…なんとも言い難い気持ちになります。


時代劇で義理の弟が無実なのに処刑されることになり、自分にひそかに想いをよせている義弟の気持ちを知っている兄嫁「女を知らないのはかわいそう」と肌を合わせたのですが…義弟くん「無罪放免」になってしまった!!さぁ、姉上どうする!?みたいなのがありましたっけ。


他にも浮気相手からドライブに誘われた人妻が「この人は私の身体が目当てではなくて、私と海を見に行きたいと誘ってくれた。夕暮れの海でもし“帰したくない”と言われたらどうしよう~」なんてロマンチックに考え、お弁当まで用意したのにいざ車に乗ったら「ラブホ」を目指す男(『春の海へ』)……はじめての浮気に浪漫を求めすぎた人妻に対して「バカじゃないの!?」と笑い飛ばせないものがあって…このあたりは女性心理をうまく表現しているからだと思います。小池真理子さんの表現も好きですが、林さんの方が《女》をより詳細に描いているような感じ?小池さんは人間味が強いかな~みたいな…うーん、うまく言えなくてもどかしい('~`;)


方言で書かれた作品(『秘密』)はアクセントはもちろん、場所もなんとなくわかるのでかなり感情移入しちゃいました(笑)主人公の年齢もみんな自分と近いからかもしれない(((^^;)


そして、林さんの文章の心理描写、情景描写、その書き込み具合が私には大変しっくりして気に入ってしまいました。私のイメージでは「おおざっぱに性愛を描く作家」だったのですが、いやいやトンでもない誤解でありました。繊細です。「エロに見えないエロ本(私流:お耽美小説)」が私の理想!!(タイトルも表紙も)なんですよ(^.^)


今回はちょっとエロい予感のタイトルと表紙でしたが、内容は本当に私好み♪殿方が読んだら、女の怖さを知ってしまうかも(>_<)


「もっと早く読めばよかったかな~」と思う反面「今だからの出逢いかも」と思っています。またモノを書く上で、大変勉強になりました(^^)←ポルノを書きたいわけではないので誤解しないで下さい(´д`)


今は桐野夏生さん(はじめて!!)の『東京島』を読んでいますが、この後はこちらもはじめての宮部みゆきさんの本『火車』にとりかかります~楽しみです!!



※この記事をまとめている途中で佐渡で大きな地震のニュースが…新潟県近辺にお住まいの皆さま、お知り合いの方々、ケガなどないでしょうか?
もう落ち着いて欲しい(;_;)


「はい、新幹線です!!」


今朝も冷え込みましたね。ワタクシの記事も最初からシベリア寒気団がやってきたような文章でスミマセン…!


『望みは何か訊かれたら』~コレは今読んでいる小池真理子さんの本のタイトル。学生運動が盛んだった時代を振り替えるような物語です。そう言えば
うそこメーカーに「願い事メーカー」があったような~で、仕事の愚痴を書くよりは面白いに違いない!!と思いやってみました( ̄ー ̄)


オスカーの願い事は『セクシーさをアップできますように』ああっ、エロではなくセクシーね(~_~)


旧姓ですと『計画的に動けるようになれますように』…確かに行き当たりばったりでしたわ~とてもA型とは思えません!今もだけど(--;)


本名ですと『なんだかんだ言って憎めないような人になれますように』……コレが一番当たっているかもしれない~テヘへ( ̄▽ ̄;)


あと『詳細年齢メーカー』によりますと、オスカーは以下のようになります。


精神年齢:18歳/肉体年齢:9歳/会話年齢:1歳
/肌年齢:4歳/恋愛年齢:66歳/夜年齢:10歳/ユーモア年齢:10歳/総合年齢:16.9歳


恋愛年齢66歳も(((・・;)でしたが、会話年齢「1歳」…皆さま、そのあたりを考慮してブログを読んで下さいまし(ToT)


《願い事メーカー》

http://usokomaker.com/negaigoto/


《うそこメーカーブログ》
http://ameblo.jp/usokomaker/

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