小路幸也

2021年10月23日

鹿茸雲便りNo.24:護謨 と 恵比須

『すべての神さまの十月 (二)』を読み終わりました。毎晩寝る前に一話読んでホッコリした気分で夢の世界へ……がベストではないかというような短編集でした。私はどんどん読んでしまいましたが、一気読みするとメルヘン過ぎてかえって疲れてしまうかも。


神無月にはすべての神さまが出雲に出かけてしまうのではなく、留守番をする神さまがちゃんといらっしゃる! 代表的な神さまは「恵比須さま」(えび。 他には「金毘羅神」「竈神」(かまどしん)「道祖神」など。 こうした留守神さまを祭るために「恵比須講」(えびすこう)を行うところもありますね。10月20日か11月20日。このニュースを聞いて、田舎では「およべっさん」と言っていたのを懐かしく思い出しました。なんかお祭りみたいなことをやっている、くらいの感覚でしたけど。今は商店街なんて名ばかりですっかり寂れてしまいました。

こちらにあるようなおよべっさんの額も、商売をしていたので贈ってもらったのかいくつかウチにありました。そう言えば必ずペアだったな。最初の能面がコワい ((( ;゚Д゚)))

https://ngakuseizou.com/photo/album/741016


*****


今日は「霜降」。そうこう、と読むか、しもふり と読むか(笑) 少し前までは半袖だったのに、今はガッツリ着込んでおります。そして鼻水ズルズル(ノ´Д`)ノ

抱き入れし護謨の冷たし霜降に

長谷川かな女の俳句にあった見慣れない「護謨」。「ゴム」と読むそうです。語源とか由来はわかりませんでした。ゴムを抱き入れる、って輪ゴムじゃないだろうし……なんでしょうね?




rohengram799 at 08:40|PermalinkComments(2)

2021年10月21日

鹿茸雲便りNo.22:ワインカラーのときめき 🍷

旧暦十月の異名は神無月……なので『すべての神さまの十月 2』を読んでいます。2017年にも「十月になったから」と前作を読んでいました(笑) サクサクと読みやすい短編集です。

https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-90154-1


十月と認識しているはずなのに「今月はボジョレー・ヌーボー騒ぎがないわ」と思っていました……ヾ(・д・`;) 来月でしたね……今月のイベントはハロウィンでしたわ。


熟すまま来世紀まで寝かしおく葡萄酒千本そして恋人


口移されしぬるきワインがひたひたとわれを隈なく発光させる


この前見つけた松平盟子さんの色気のある短歌に酔ってしまった!ということにしておいて下さいませ(;^ω^)

http://petalismos.net/tag/%E6%9D%BE%E5%B9%B3%E7%9B%9F%E5%AD%90


タイトルを「ワインレッドの心」にしようかと思いましたが、すでに過去記事で使っていたのでコチラにしました。懐かしい (*μ_μ)♪

【ワインカラーのときめき】
https://sp.uta-net.com/movie/38605/



rohengram799 at 10:20|PermalinkComments(2)

2014年04月29日

おぼろ雲便りNo.17:猫のツマ

今日は『昭和の日』ですね~「笑話の日」になるような話題があるといいのに、ないわぁ(~_~;)


コンビニで「昔のせんべい」を見て「音のせんべい」と思ったこととか(わりと大きかったので、食べるといい音が出るのかと思った)「筆舌に尽くしがたい」を「毒舌に尽くしがたい」(有吉じゃあるまいし)と読んでしまったとか……老化に関する話ならあるんですけど( ̄▽ ̄;)


昨日は『猫と妻と暮らす 蘆野原偲郷』(小路幸也)を読みました。大学で研究する和弥は、恩師の娘を嫁にしたのですが、ある日、帰宅すると妻が巨大な青虫に…ではなく(お約束のボケ!)可愛い猫になっているではありませんか(゜_゜;)


そういえば「はらぺこあおむし」の保冷バッグがおまけについている雑誌がありました。(赤すぐ 2014年5月号、この雑誌ははらぺこあおむしのグッズを他にも付録につけているみたいですね。検索したらオークションで出てきた!)お弁当巾みたいなサイズだったのですが、正直ランチタイムに見たくないデザイン( ´△`)赤ちゃんや小さい子には目立っていいのかな?


さて、話を戻しますと……和弥は古き時代から妖(あやかし)に立ち向かう蘆野原(あしのはら)一族の若き長。幼馴染みで悪友の和泉と、猫になった妻と、どこからきたのかわからない女の子(こちらも猫になる)と一緒に、文明開化の世に出没する数々の災厄に立ち向かう!←と書くと熱血アニメみたいですが、古語の美しさや言霊を感じる短編でした。『家守綺譚』(梨木香歩)や恩田陸さんの雰囲気に近いかも。


「猫の妻(夫)」という季語もありますが、猫の恋とか恋猫とか春の季語は猫だらけ(笑)


『雨さみしさみしと猫の夫通る』(作者を失念しました、失礼!)


「ゴールデンウィーク? なんだよ、ソレ(# ̄З ̄)」みたいにブツブツいいながら、雨が本降りになる前に背広を濡らしながら、マイホームに急ぐおと~さんを連想してしまいますが、今日と明日は雨みたいですね。皆さまの予定はいかがでしょうか?


私はとりあえず明日休みです~昼間、仕事にいく時はアツい(;´д`)ゞ!のですが、帰りはヒンヤリした風が吹き、薄着では寒い……という毎日のせいか、耳鳴り+頭痛+腹痛という時間が増えました。休憩時間はまったりするために『あなたのために、ネコはゆく』(永田ガラ)を読もうと思います~皆さまも良い1日にして下さいね(´∇`)



*誕生祝いのコメント、ありがとうございました<(_ _*)>




rohengram799 at 11:59|PermalinkComments(6)

2013年10月25日

しらす雲便りNo.45:うたうひと(*μ_μ)♪

私の住んでいる場所はお昼頃、ちょっと太陽が見えたりして……雨も降ったりやんだりしています。県内では停電の場所もあったみたいです。今までの雨量もかなりあるので、心配は心配……皆さまは大丈夫でしょうか?ウチの兄は土日で田舎に帰ると言っていたのですが……(~_~;)


今日はお給料日だったので、ウキウキo(^o^)oと調子にのって、本屋で新刊を5冊も買ってしまった……!しかし、後悔したのもつかの間、1000ポイントになったカードを見てニヤリ(* ̄ー ̄)としてしまいました!その後にスーパーへ~今日のレジのおねぇさんの好きなものは……「辛い門」と書いてあるように見えるんだけど……辛いもん?受けねらいなのか、見間違いなのか…たぶん後者だろうなぁ~きっと「辛いもの」と書いてあるのがワタクシには読めなかったのだ!


さて、今日はタイトル通り『うたうひと』(こちらは以前古本で購入)を読みました。今ドラマでやっている『東京バンドワゴン』の小路幸也さんの短編集です。どの話もホッコリしていて「そんなにうまくいくわけない!」と思いながらもそういう話が好きなんだよね~( 〃▽〃)


『音楽は、誰にでも、どんな年齢の人にもわかる最高の芸術だ。/それがテレビの歌番組でもなんでも、楽しそうに嬉しそうに最高の演奏をしていれば、わかる人にはわかってもらえる。そしてそれは小さなさざなみのように、波紋のように少しずつ拡がっていくんだ。』


近くの中学校では合唱コンクールがあるのか、買い物に行く時などやる気のある女子とだりィ(-_-)男子のいかにも…な歌声が聞こえてきます(笑)谷川俊太郎さんの詩に曲をつけた『その人が歌うとき When the People sing』という合唱曲があるそうですね。全部、ひらがな!最後のフレーズがとってもステキだぁ……一度聴いてみたい(^ω^)


くにぐにのさかいをこえ/さばくをこえ/かたくななこころ/うごかないからだをこえ/そのこえはとおくまでとどく 

みらいへとさかのぼり/そのこえはとどく/もっともふしあわせな/ひとのもとまで/そのひとがうたう
とき





rohengram799 at 17:30|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2012年01月06日

第664号:初日開幕!東京「公園」(^0_0^)

昨年末はいつまでも『太陽がイッパイいっぱい』が読み終わらず…年を越してから読み終わりました(((^_^;)


そして少し落ち着いてきたので、休憩時間での読書を再開!!第一作目は小路幸也さんの『東京公園』です。これが「今年は東京公演からスタートです♪」って宝塚とか舞台の観劇スタートならよりカンゲキィ~(^3^)/だったのですが…当分あり得ない事ですわ(;_;)


『東京公園』はタイトル通り、都内の公園がいくつか登場します。水元公園・日比谷公園・洗足池公園・世田谷公園・和田掘公園・行船公園・井の頭公園…。私が行ったことがあるのは日比谷公園ですが(会社の近くだった)お弁当を食べている人たちやベンチで寝ているサラリーマンなど園内の様子を「うんうん、そうだったよ~」と懐かしく思いました。


写真家を目指す大学生が主人公で、公園巡りは偶然出会った男性から「妻を尾行して写真を撮って欲しい」と頼まれたから…。小さい女の子を連れて、あちこちの公園を散歩をする綺麗な奥さん、大学生とアララな関係に!?なんて話にはならなくて(笑)なんていうのかな~文章が優しくて読みやすいです。「そんなヤツいないだろ?」と言い切れない魅力的な登場人物とエピソードがさりげなく描かれていて……。


印象的な言葉はいくつもあったのですが、私が好きなのはわりと早い段階で書かれたこの部分。


>「でもどれもまだ途中なんだよな」
僕より三つ上のヒロはよくその言葉を使う。まだ途中だと。/その言葉を僕は気に入っている。/まだ、僕たちは途中にいる。/それは常に歩いていないと、どこかへ向かっていかないと使えない表現だ。


ヘンな話ですが、ここを読んだ時に「“お金がないの”っていわないで“今貯めている途中なの”って言いなさい」と開運ナンタラの本に書いてあったのを思い出しました!!そっか~幸せなお金持ちになる途中なんだ~『クッキングパパ』でも目的の料理の途中の過程でも十分美味しいから「シチューでなく“トチュー”です(笑)」なんて言っていたような~来生たかおだって『夢の途中』を歌っているし…フム( ̄ー ̄)


家族小説でもあり、青春小説でもあり、恋愛小説でもあり……新年最初の本としては「アタリ♪」でとっても満足しました(*^^*)





rohengram799 at 19:30|PermalinkComments(10)
記事検索
月別アーカイブ